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この日は朝から社用車1号機(日産フーガ 350XV)で外出、まずは東京国際空港へと向かいます。
お昼に到着する便で北海道からやって来た奴田原文雄選手と合流して、次に向かった先は目黒通り沿いにあるフレックス株式会社。SUVやクロスカントリータイプの専門店である同社がメインスポンサーとなった、TEAM SHOWによるクロスカントリーラリーへの参戦発表会を取材します。

俳優の哀川翔が率いるTEAM SHOWは、これまでにWRC(FIA世界ラリー選手権)の「Rally JAPAN」や、APRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)の「Rally Hokkaido」、全日本ラリー選手権への参戦などを重ねてきました。さらにその挑戦は国内に留まらず、昨年はアメリカで行われた伝統の一戦「パイクスピーク・インターナショナル」にも出場しています。
このパイクス参戦ではチームのドライビング・アドバイザーをつとめる奴田原選手がコ・ドライバーをつとめ、哀川選手とともにマシンをフィニッシュへと導きました。

そして2011年は、新たなチャレンジとして「アジア・クロスカントリー・ラリー 2011」に参戦することになりました。
クロスカントリーラリーはこれまでとは全く異なる挑戦の舞台で、“道なき道”とでもいうような箇所も果敢に攻略する「探検隊」のような雰囲気もあるラリーです。ゆえにマシンは屈強で高い走破性能を誇るクロスカントリータイプの4WDとなり、今回の挑戦ではトヨタ・FJクルーザーがチョイスされました。

タイヤはYOKOHAMAのGEOLANDAR(ジオランダー)を装着。チーム名称は「FLEX GEOLANDAR Show Aikawa World Rally Team」、哀川選手と奴田原選手が搭乗する1号車に加えて、クロスカントリーラリーの豊富な出場経験を持つ山本則博選手と辻本隆志選手のコンビによる2号車もエントリー、過酷なステージに挑みます。

「アジア・クロスカントリー・ラリー 2011」は8月6日にタイのパタヤをスタート、11日にカンボジアのアンコールワットでフィニッシュを迎えるという、6日間で合計1,875kmを走破するというイベント。
スタートはタイの有名なリゾート地であるパタヤで、目抜き通りでのパレードランも開催されるとのこと。そしてフィニッシュセレモニーはアンコールワットの前で行われるといいますから、タイとカンボジアの両政府も積極的に協力していることがうかがえます。

猛暑の中、100人ほどの報道関係者を前にして力強く参戦への意気込みを語った哀川選手と奴田原選手。どんな挑戦の物語が出来上がっていくのか、今からとても楽しみなところです。