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2011年07月10日 イイね!

全日本ラリー選手権 第5戦・3

全日本ラリー選手権 第5戦・3全日本ラリー選手権の第5戦「第39回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ」は、勝負を決するDAY2の朝を迎えました。
この日も高山地方は朝から晴天。昨日とは打って変わって早朝5時に宿泊していた「ホテルアルファーワン高山」をチェックアウト、他のメディア陣と合流して撮影ポイントのあるステージへと向かいます。

そのステージとは、ターマック(舗装路面)での全日本選手権開催では初めて使われる「鳥屋峠」。ここは金曜日にレッキを行った選手たちが口々に「道幅が狭くて滑りやすく、とても難しいステージ」と言っていたのですが、たしかに実際に赴いてみると狭くツイスティな道である上に、木々に囲まれて日当たりの悪い箇所は路面が苔むしていて、さらに山の湧き水が道を濡らしているという攻略の難しそうなステージでした。
この「鳥屋峠」を前半は上り方向に2本、後半は下り方向に2本の、合計4本を走って勝負を決するDAY2。朝7時の時点で道路沿いにあった気温表示は25度を示しており、暑い一日で繰り広げられる熱い戦いに注目が集まることになりました。

一騎討ち状態のトップ争いを展開していたのは、DAY1を首位で折り返した福永修選手/奥村久継選手組と、DAY1終盤で逆転を喫して2番手で追う立場となっていた奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組。ともにマシンは三菱ランサー・エボリューションⅩ、車やタイヤのポテンシャルはもちろんですが、それ以上に秒差の接戦はクルーの底力が試される展開となっていました。

初日を終えて両者のタイム差は僅かに0.8秒。
注目の中で始まったDAY2、上り方向の2回目で奴田原選手組が福永選手組を逆転してトップを奪い返しますが、下りに転じた1本目は福永選手組がステージベストで巻き返し、トップの奴田原選手組と2番手の福永選手組の差は僅か0.1秒に。

0.1秒。
日常生活では、まず意識することのない“瞬間”ですが、モータースポーツではこの0.1秒で“天国と地獄”ほどの差が生まれることも珍しくありません。勝負ごとなのですから、例えその差が0.1秒であろうとも、勝ちは勝ちですし、負けは負け。ターマック(舗装路面)ラリーを制してチャンピオン奪還を目指す奴田原選手組と、悲願の全日本初優勝にあと一歩と迫った福永選手組の対決は、狭く滑りやすい道を下るというチャレンジングなステージが舞台として用意されました。

先にスタートしたのは福永選手組。6.25kmのステージはSS11、そして最終のSS12と2度走行しますが、SS12のタイムはSS11で自身がマークしたものを2.3秒縮める5分10秒2。対する奴田原選手組はSS11で5分13秒9という結果を残しており、福永選手の逆転なるかと思われる一方だったのです。
ところが続いてスタートした奴田原選手がフィニッシュして届いたタイムの情報は、なんとSS11で自身が記録したものを4.7秒も上回る5分09秒2。これで
勝負は決し、奴田原選手組がトータル1秒01差で今季3勝目を飾り、シリーズランキング争いでも勝田範彦選手組を逆転してトップに立ちました。

競技終了後は表彰式の取材・撮影を行い、会場を急ぎ足で後にする直前の奴田原選手からコメントを収録して、第5戦の取材も無事に終了。
しかし、もちろんこのあとの制作作業が私にとっては仕事の本番、今朝チェックアウトしたところとは別の、高山市内のホテルを急遽手配して、じっくり腰を据えて原稿制作などを進めることにしたのでした。
 
Posted at 2011/07/22 00:49:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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