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2011年07月28日 イイね!

2011 夏の北陸、街並み散策&食紀行 (2日目・1)

2011 夏の北陸、街並み散策&食紀行 (2日目・1)北陸紀行の2日目は、金沢市内の定番観光スポットを巡ってみます。私自身、石川県は初めてではないのですが金沢市内に宿泊して市内を歩いた経験は皆無。ゆえに期待も高まる一日が始まります。

そして今回の市内巡りでは、東京から乗ってきた自分の車はホテルの駐車場でお留守番。詳細は後述しますが、金沢市内には縦横無尽に路線バス網が構築されていますし、観光客向けに便利な周遊バスも設定されています。さらに安価なチケットの設定もありますので、これを使わない手はありません。

ということで、金沢スカイホテルを出たら目の前にある「武蔵ヶ辻 (めいてつエムザ前)」という停留所から、バスに揺られての移動がスタートします。



■城下町の“粋”を感じる街

金沢駅前を経由するバスに揺られておよそ20分、やって来たのは「ひがし茶屋街」。最寄りのバス停留所は「橋場町④ (交番前)」となり、浅野川にかかる大橋のたもとでバスを降りるとちょうど茶屋街の入口近くになります。

現在では国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている街並みは、百万石の栄華を誇る金沢の華やかさと“粋”を感じられるもの。茶屋というと京都が真っ先に思い浮かびますが、こちら金沢も地元の名士らの社交場として大いに栄えたと言う話。今も芸者さんがいらっしゃって、時にはどこからともなく三味線の音色が聞こえてくることも珍しくないそうです。

一角はそれほど範囲が広いわけでもなく、ゆっくり歩いても15分から20分でまわることが出来ます。もっとも、沿道には江戸時代そのままに残る建物も多く、内部を公開しているものもあります。また、伝統工芸品やお土産品を扱っているお店や、ちょっと一服したくなるお店も多いので、最低1時間くらいの滞在を予定しておくのがベターでしょう。

なお、自家用車やレンタカーでやって来た場合は、街の入口付近などにいくつかコインパーキングもありました。ただ、特に週末などは観光客で賑わいますので、やはりバスやタクシーを巧く活用することをお薦めします。



■黄金色に輝く蔵は必見!

ひがし茶屋街で、まず最初に訪れたのが「箔座ひかり藏」。「箔座」は金沢の伝統工芸として広く知られる金箔の製造・販売をしている企業で、神社やお寺、仏具関連企業への箔素材販売や、日光東照宮など国の重要建造物修復プロジェクトにも協力しているそうです。

そんな箔を知り尽くしている会社ですが、5店舗の直営店で金箔やプラチナ箔を用いて装飾品などのさまざまアイテムも販売しています。
面白いのは5つの店舗が全て、別々のコンセプトに基づいて運営されている点。その中で「箔座ひかり藏は“箔のさまざまな表情にふれる”というコンセプトを掲げており、ショップでは多彩なアイテムが所狭しと並んでいます。

さらに中庭にあるのが「ひかり藏」。外壁を純金プラチナ箔、内壁は24K純金箔で仕上げられている蔵は圧巻の一言。思っていたよりもギラギラした感じはなく、艶やかな金本来の“黄金色”を見ることが出来たという印象です。蔵以外では小さい中庭の雰囲気も落ち着いたものがありましたが、そこに何気なく置かれていた石も金箔をまとっていたことが面白い点でした。

こちらのお店では箔押しの体験も出来るとのことですが、観光客需要が多いであろう日曜と祝日、そして月曜がお休みというのは、唯一とても残念なところです。

 箔座ひかり藏
石川県金沢市東山1-13-18
電話番号  076-251-8930
営業時間  9:30 ~ 18:00(冬季は18:00まで)
定 休 日  無休
駐 車 場  近隣の有料駐車場を利用




■郷土料理で街並みを眺めながらのランチ

それほど広範囲ではないとはいえ、街を散策して歩くとお腹も空いてくるものです。訪問した時は9時にホテルを出たのですが、特に朝御飯をしっかり食べていなかったので、茶屋街を散策し終えたタイミングで早めのランチをいただいていくことにしました。

一角には飲食出来るお店も多くありますが、その中で選んだのは「久連波 (くれは)」というお店。こちらは加賀友禅グッズを揃えているショップが1階にあり、奥のカウンターと2階が茶房として営業しています。メニューは飲み物と甘味が主役ですが、カレーライスやホットサンドといった軽食も提供しています。そしてもうひとつ、私がこのお店に入った決め手になったのが「治部煮セット(900円)」でした。

金沢の郷土料理である「治部煮」。小麦粉をまぶした鶏肉と、醤油や砂糖をあわせたダシ汁で煮込んだもので、特徴的な名前の由来については諸説あるようです。
江戸のころから町人や武士、大名に至るまで身分を問わず愛されてきたという郷土料理。これはぜひ食べてみたいと思っていたのですが、このお店ではリーズナブルかつ手軽に本格的な美味しさを楽しむことが出来ます。

さらに古風な建物の2階席からは、街並みの眺めも良好。窓際で風鈴の音を聴きながら過ごす時間は、ゆっくりとした流れでとても気持ちの良いものでした。もちろん肝心の「治部煮」もなかなかの美味しさ。薄味なのかと思っていたら、しっかりダシが効いていますし、鶏肉のジューシーな旨みも堪能させてもらいました。

 久連波
石川県金沢市東山1-24-3
電話番号  076-253-9080
営業時間  10:00 ~ 17:30
定 休 日  水曜日
駐 車 場  近隣の有料駐車場を利用




■ひがし茶屋街で風情豊かな風景を撮ろう!

正直に言ってしまうと、行く前は私自身「ひがし茶屋街」については、もっと観光地化した商売っ気の強い空気が流れているのかと思っていました。このように集客効果の高い古い街並みでは、時にせっかくの雰囲気をぶち壊すような商売っ気たっぷりの看板や出店、売り子の掛け声が煩いところもあるものです。

しかし、ひがし茶屋街について、その心配は杞憂でした。もちろん多くの店が商売をしているのですが、街の雰囲気や粋な香りを壊すような場面には一度も出くわすことがありませんでした。逆に「もっと店をPRしても良いのでは?」と余計なお節介を言いたくなるほど、看板にしても店構えにしても、外から見る限りは江戸時代から受け継がれている雰囲気を保っているのです。

さらに何気なく軒先にかけられている風鈴とか、咲いている花などが良いアクセントにもなっていました。こうした点からも、地域の方々がこの街を大切にしている思いが伝わってきたような気がします。
そこで、ぜひこの街にはカメラを持っていくことをお薦めします。歩いていると見落としてしまいそうな、というか自然に目に入っている小さなことも、ひとつひとつが絵になります。もちろん携帯電話のカメラで手軽に撮って友人にメールしてみたり、ポケットにおさまるコンパクトカメラで旅の思い出を記録するもよし。その上で一眼レフがあれば、より街の表情を印象的にとらえることが出来るのではないかと思います。
 


●ルートマップ|金沢スカイホテル -(金沢周遊バス)→ ひがし茶屋街
 
Posted at 2011/08/08 21:02:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 日記

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