
能登半島の西側で楽しんだ後は、
能登有料道路・田鶴浜道路を一気に駆け抜けて半島の東側へ移動。
この有料道路はほとんどが片側一車線区間となりますが、途中からは能登半島のほぼ中央を南北に貫くかたちになっており、半島の東西どちら側へアクセスするにも利便性が高いと言えます。特に能登半島随一の観光地である
輪島市への重要なアクセスルートとなりますので、北陸・能登観光ではこの道を巧く使いこなせば効率的に観光スポットを巡ることが叶います。
そこで「
千里浜なぎさドライブウェイ」を走り終わった後は、
能登有料道路・田鶴浜道路で田鶴浜ICまでを走り、そこから
和倉温泉を通って
能登島へと橋を渡ります。
■海に生きるものたちの神秘に出会う
能登島での目的地は「
のとじま水族館」。島の北端にある施設は県唯一の水族館であり、近海に住む魚を中心に約500種・4万点もの生き物を飼育している大規模なものです。
この施設、入場してまず度肝を抜かれるのが「ジンベエザメ館 青の世界」という、吹き抜け状で水量1,600トンという日本海側で最大の水槽。大海原を思わせる青にライトアップされた神秘的な水槽には多くの魚たちが泳いでいますが、その中で“ヌシ”とも言える存在がジンベエザメ。その大きさには驚くばかりで、いつまで眺めていても飽きません。
続いて館内に入ると、ペンギンプールではマゼランペンギンとフンボルトペンギンがお出迎え。こちらは一日に三回のお散歩タイムがありますので、ぜひこのタイミングにあわせて訪問したいところです。さらにお隣にはラッコ水槽があり、やはり一日に三回のお食事タイムがあります。器用に腹の上で食べ物を洗う様を間近に見られますし、ラッコの生態についてもなかなか興味深い説明を聞くことが出来ます。
そして水族館のお楽しみといえばイルカ&アシカショー。こちらもジャンプや球遊びなど、さまざまな妙技を見せてくれます。週末や夏休みは子供たちで大賑わいとなるでしょうが、意外と平日も穴場かもしれません。イルカやアシカと観客を代表して触れ合うことが出来る役回り、子供の観客がいない平日であればイルカ好きの大人も堂々とご指名を受けることが出来るでしょうから・・・。
このほかにも、大小さまざまな水槽などで海の生態について展示がされている「
のとじま水族館」。その規模は想像以上で、じっくりと楽しむには最低2時間の滞在は必要という印象です。もちろん、各種ショータイムに合わせての訪問が必須なのは言うまでもありません。
また、入館料については公式サイト上に割引クーポンが用意されているほか、島内にもあるコンビニエンスストアでも前売り割引券を購入することが出来ますので、これは覚えておいて損はないポイントだと思います。
のとじま水族館 石川県七尾市能登島曲町15部40 電話番号 0767-84-1271 開館時間 9:00~17:00 (12/1~3/19 9:00~16:30) 入 館 料 一般 1,800円、3歳以上中学生以下 500円、2歳以下 無料 駐 車 場 専用無料駐車場あり |
■北陸での締めの食事は、やはり海の幸で!

2泊3日の北陸紀行もいよいよフィナーレ。
「
のとじま水族館」を後にして、半島を南下した車は県境を超えて
富山県へと入り、
氷見市へとやって来ました。
人口およそ5.1万人、豊かな自然に恵まれた当地の名物と言えば“
寒ぶり”が真っ先に思い浮かぶところ。もちろん旬は冬、たしかに以前12月に訪れて味わった旬の
寒ぶりは絶品でした。また、このほかには“
氷見牛”や“
氷見うどん”、さらに近年では“
氷見カレー”なども特産品として広く知られるようになっています。
市内中心部に到着したのは18時ころだったので、せっかくですからこの地で夕食をいただいていくことにしました。
そして選んだメニューは、やはり海の幸。この地に本店を構える「
きときと寿司」をチョイス、一昨日に続いて廻転寿司での夕食となりました。
富山弁で「新鮮」とか「活きが良い」という意味の言葉である“きときと”を冠する店名だけに、その美味しさも抜群。氷見産の魚だけを選んでの五点盛りや、富山湾ならではのホタルいか、のど黒など、今回も満足度の高い内容でした。
きときと寿司 氷見本店 富山県氷見市上泉65 電話番号 0120-134-514 営業時間 11:00 ~ 21:00 駐 車 場 専用無料駐車場あり |

こうして福井、石川、富山の北陸三県を巡った2泊3日の旅も無事に終了。
東京までは小杉ICから北陸自動車道を上越JCTまで走り、そこからは上信越道~関越道~圏央道~中央道とリレーして八王子ICまで。東京からの合計走行距離は、およそ1,500kmとなりました。
なお、東京から北陸は近いようで遠い地域。今回の2泊3日も、実質的に初日は夜通しの移動からそのまま日中の観光に移っていますので、あまり一般的にはお薦めできるスケジューリングではありません。しかし、例えば“飛行機+レンタカー”であれば、思ったよりも近い感じが時間的にはするのではないかと思います。
鉄道路線は新幹線の直通がないので途中での乗り換えを強いられますが、新幹線オンリーの移動よりも通常の特急列車の方が旅情に満ちている面があるのも事実でしょう。さらに越後湯沢駅では地元産コシヒカリ100%使用の「いくらたらこめし (1,000円)」、米原駅では近江牛の美味しさを楽しめる「近江牛大入飯 (1,000円)」といった、経由地での駅弁を楽しむことも出来るでしょう。
●ルートマップ|千里浜なぎさドライブウェイ → のとじま水族館 → きときと寿司・氷見本店 → 東京(町田市)
Posted at 2011/08/11 22:20:35 | |
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