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2012年02月25日 イイね!

オイル交換と“主治医”

オイル交換と“主治医”自動車のメンテナンスにおいて、基本中の基本とも言えるメニューがエンジンオイルの交換。ディーラーはもとより、量販店からメンテナンスガレージ、修理・整備工場、ガソリンスタンドと、ほぼ全ての自動車関連店舗が作業メニューとして掲げていますし、自宅ガレージでオーナー自ら作業を行うというケースも珍しくありません。
私の場合、今のところは2台の所有車についてともにディーラー整備を基本としていますので、この基本的かつ最も簡単とも言える作業についても、ディーラー店舗に足を運んで行っています。

ということで週末の土曜日は、社用車1号機(日産フーガ 350XV)のエンジンオイルとフィルターの交換作業を行うために、いつもの東京日産自動車販売の店舗を訪れました。前日に電話で作業予約を入れた上での訪問でしたが、やはり週末ということもありお店は混雑気味。思えば年度末も近づいている上に月末でもあるので、作業待ちの間にも車検入庫の話が多く聞こえてきたように思います。

当ブログにも何度か記していますが、1号機の場合は4,000kmを交換の目安としています。その上でオイルとフィルターは必ず同時に交換。出張が少ない冬の時期は時間的なインターバルも開き気味ですが、九州や四国、北海道という遠距離出張も増えるモータースポーツシーズン中ともなると、毎月1回は交換作業を行うのが常になっています。
一方で社用車2号機(フォルクスワーゲン・パサート 2.0)はメーカーによる推奨交換時期が15,000kmまたは1年間。こちらは走行距離が少なめで月に1,000km程度ゆえ、年に一度の定期点検と併せての交換というのがパターンです。

今回の1号機の交換は、前回から4,533kmを走行したタイミング。自分で決めている交換基準よりは500kmオーバーしましたが、この程度は全く機械的に支障の無いレベル。ただ、車体に備わっているメンテナンス管理機能にオイル交換のインターバルを4,000kmと入力してあるので、4,000kmを超えるとエンジン始動の度にインパネのモニター上に「エンジンオイルを交換してください」と表示されるので、余りに長く放っておくのは精神衛生面で宜しくありませんが……。

ところで皆さん、エンジンオイルの交換はどのくらいのインターバルで行っているでしょうか。
スポーツ走行を好む人やハイパワーなターボエンジン車のオーナーさんは必然的に短いサイクルでの交換となり、特にサーキット走行をされるような場合は走行前に交換作業が必須と言えるでしょう。
一方で車に詳しくない人の中には信じられないほど無頓着な人もいるもので、実際に私が見た中では4年もの長きに渡って交換をしていなかったという例がありました。もちろんその間には継続検査(車検)もあるわけですが、どうやら格安車検業者に「オイルもそのままでいい」とオーダーすると、業者も本当に一切の作業をせずに問題がなければ検査だけを通してしまうことがあるようです。

近年は環境面への配慮や技術的な進歩などにより、エンジンオイルの交換インターバルは長くなる傾向が強まっています。
前述のようにフォルクスワーゲンなどのヨーロッパ車では、メーカーの推奨指定値が15,000km程度に伸びており、年に一度の交換で維持出来てしまうようになりました。日本車もこの傾向にはあるようですが、対して出光興産のサイトを見ると交換は3,000~5,000km毎を推奨しています。さらにこのサイトでは自動車メーカーの推奨値は上限として考えるべきで、その2分の1程度の距離がひとつの目安になると謳っています。
しかし、個人的には某油脂メーカーの技術者さんから、ごく一般的な使い方であれば15,000kmは無交換で全く問題がないという話も聞いたことがあり、なんとも最近のエンジンオイル交換事情というのは画一的ではなくなってきた感がしています。

私自身はどんなに一般的な使い方であっても、5,000km~6,000kmもしくは6ヶ月くらいを目安にしておくのが良いのかな、と思っています。その上でなるべくならば、簡単な作業ではありますがディーラー店舗や整備工場、ガソリンスタンドなど、とにかく“馴染みの店”で作業をするのが良いのではないでしょうか。
何故なら、エンジンオイルとフィルターの交換というのは、最初に記したようにメンテナンスの基本中の基本であると同時に、とても安価に行える作業だからです。その上で馴染みの店、つまり“愛車の主治医”を作っておけば、作業に加えて目についた不具合を教えてくれるなど、予防整備効果も期待できるからです。

もちろんこれは、まず最初に信頼できる“愛車の主治医”を作っておくことが必要になります。
なんでも「安いが一番!」という風潮が強い昨今、通信販売など顔の見えない商売も幅を利かせつつありますが、自動車という高価な買い物を長持ちさせるためには適切なメンテナンスが欠かせません。もちろん経済的なメリット以前に、事故やトラブルの防止もユーザーに課せられている義務であるとも言えるのですから。
 

日産フーガ 350XV|エンジンオイル交換
Posted at 2012/02/28 17:44:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日産フーガ (Y50) | 日記

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