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2012年03月11日 イイね!

長距離移動の強い味方

長距離移動の強い味方2泊3日の関西出張では、往復で約1,000kmを走行した社用車1号機(日産フーガ 350XV)。実はこの出張、モータースポーツ撮影の肩慣らしに加えて、2月24日付のエントリでご紹介したニューアイテムのテストを兼ねたものでした。

そのアイテムとは、PIVOTからリリースされているクルーズコントロール機能付スロットルコントローラー・「3-drive α」。アクセルレスポンスを自在にコントロール出来るスロットルコントローラーはスポーツドライビング愛好者にとってお馴染みのアイテムですが、電子スロットル装着車の場合は車速センサーからの情報とリンクさせることでクルーズコントロール機能を持たせることも可能。
レーダーを用いて車間距離制御を行うクルーズコントロールも珍しくない今日としては、ごくベーシックな速度維持機能のみを有するシステムですが、非装着車に対して長距離移動では大きな効果を生むことは間違いないアイテムです。

実は現在の1号機を購入するにあたり、同じ年式・グレードのY50型・フーガで「インテリジェントクルーズコントロール」を装着した中古車の個体も候補にあがっており、最後まで悩みました。しかし、装着車両はボディカラーがホワイトパールであり、“色付き”のカラーを最後は優先して非装着である現在の個体を選んだという経緯があります。
こうした経緯から、九州や北海道も自走で往復する身としては、クルーズコントロール機能は泣く泣く諦めたアイテムゆえ、この「3-drive α」の存在を知ったときからとても気になっていました。

実際に使ってみての印象ですが、やはり高速道路の定速クルージングにおいては効果抜群。
インパネ右端の手が届きやすい位置に操作部をレイアウトしたので、右手の指一本で車速のセットやアップ/ダウンが自由自在。まずは好みのスピードまで加速したら、大きな丸いボタンを押して定速巡航に入ります。
あとはアクセルから足を離しても速度はキープされます。ブレーキを踏めば自動的に解除されますし、アクセルを踏み込めば思いのままに加速することも可能ですから、安全性の面では全く不安がありません。

その上で加速・減速後のセット速度への復帰も指一本のスイッチ操作で可能ですし、定速巡航からの加減速はスイッチ操作でも1回の押下で2km/h刻みでコントロールできます。ゆえに空いた状況下であれば、指先のスイッチ操作のみで追い越しなども簡単に行えますので、右足の疲労度は非装着時と比べ物になりません。
事実、約1,000kmを走行したうちの8割以上でクルーズコントロール機能を使いましたが、帰宅してからの疲労はとても少なく、ふくらはぎがパンパンになるようなこともありませんでした。

ただ、2つほど気になることもあります。

ひとつは照明ですが、操作部の表示パネルとメインの丸い大きなスイッチは常時赤色の照明で表示されています。このため、夜間走行でもメインスイッチでのクルーズコントロール機能オンは容易なのですが、加減速はこのメインスイッチの周囲にリング状についているスイッチが十字キーのように動き、これを使って操作します。
しかし十字方向の矢印表示や動作内容の記述部には照明機能がないことは残念。出来れば透過照明で白く文字や矢印が照らしだされればベストという印象です。

もうひとつ、定速巡航中に上り坂にさしかかった場面について。この場合、速度のダウンに反応してスロットルを開き、セットした速度をキープしようとするのですが、その時に若干ギクシャクしたスロットルワークをしてしまいます。
この現象は車両に装備されている瞬間燃費計を見ると明らかで、速度維持の動作中は瞬間燃費がやや大きな幅で上下しています。つまり、段付き的なスロットル操作をしているわけで、ややスムーズさに欠ける印象が。ライドフィーリングとしても、上質さを阻害する感じが強く、ここはメーカー純正のクルーズコントロールに一歩及ばないところです。

このクルーズコントロール機能に加えて、スロットルコントローラー機能ではスロットルレスポンスをノーマルに加えてスポーツ7段階・エコ5段階に設定出来ますが、装着からこれまではエコの2段階目(-20%)に設定しています。VQ35DEエンジンはパワフル&トルクフルですが、特に市街地ではやや発進時のスロットル開度が大きすぎる感じもしていましたので、この位でちょうどよい印象。

そして燃費性能への効果ですが、往復1,000km走行で12.28km/Literという数値が記録されました。
今回のシチュエーションは、やや交通量の多い東名高速道路で大型トラックをペースメーカーとして、概ね100km/hを基本にセットしてのクルーズコントロール使用が全体の8割程度。ただ、若干の渋滞にも遭遇しましたし、サービスエリアでの仮眠中にあまりの寒さに毛布だけでは耐えきれず、致し方なく数十分のアイドリングで暖を取ったという背景もありました。
それらを考慮すれば、まずまずの数値というところでしょうか。恐らく、よりよい条件下であれば、コンスタントに長距離移動では12km/Liter台の後半から13km/Liter台をマーク出来るものかと思います。

装着後、初の長距離移動を終えての印象は、とても良い買い物をしたというのが率直なところ。
キャンペーン期間ではありましたが、取り付け工賃込みで3万円ほどのアイテムとしては、それ以上の価値と効果を十分に実感できる内容。長距離移動の機会が多いという方には、お薦めできる内容だと思います。


日産フーガ 350XV|PIVOT 3-drive α 装着
 
Posted at 2012/03/15 00:40:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産フーガ (Y50) | 日記

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