NorthStarのブログ一覧

昨日に引き続き、朝からTSタカタサーキットに入ります。いよいよ全日本ジムカーナ選手権の第2戦「ジムカーナ in タカタ」は決勝日を迎えました。

懸念されていたのは空模様。天気予報では前夜のうちに雨が降り始め、日曜は雨風ともに強まるので十分な注意警戒が必要とされていました。しかし幸いなことに、TSタカタサーキットの上空は鉛色の雲が広がってはいたものの、雨はまだ落ちてきていません。
余りに酷いコンディションであれば、今回のミッションについては土曜のうちに一応の成果をおさめているので、コース内での撮影はしないでおこうかと思いました。しかし、いきなり豪雨に見舞われるような雰囲気も感じられないことから、まずは1本目をコース内で撮影することに。もちろん急な雨に降られても競技中にパドックへと戻ることは出来ませんから、念のために上下雨合羽を着込んで足元は長靴。カメラ用のレインジャケットも用意して、コース内の撮影ポイントに陣取ります。

結果から言えば、1ヒート目は若干の降雨も一時的にはありましたが、本格的な雨降りとなるまでは至らず。ただし1000分の1秒を競い合うジムカーナ、それもトップドライバーが競い合う全日本選手権ともなるとこの小さなコンディションの変化が、出走順によっては少なからず影響を与えたことにもなったようです。
その後、2本目にかけてはコンディションが悪化、展開としては1本目のタイムが一日を通じたベストとなって勝敗を決することとなりました。

PN2クラスではSUPER GTでも今シーズンからはスバル・BRZを駆る山野哲也選手が、BRZでデビューウィンを飾ることに成功。注目のニューカマー、BRZが公認競技会で世界初優勝を決めてくれました。

写真を掲載したのは、SA2クラスの柴田優作選手。今シーズンからはPETRONASカラーをまとうロータス・エキシージ、昨年はN3クラスで連覇を達成した柴田選手が今年はマシンの改造範囲も広いSA2クラスに移籍してきました。

開幕戦ではブッチ切りの速さを見せた柴田選手、マフラーの交換が認められるSA2クラスゆえにチタン製を使っているとのことで、これによる軽量化効果と重量バランスの最適化が、かなり効果を生み出しているとのことです。今回もその実力は遺憾なく発揮され、2番手を1秒以上引き離す圧勝で開幕二連勝。
実は私自身、最近はジムカーナの会場には年に1度か2度しか足を運べていないのですが、柴田選手からは「来てくれた時は、調子がいいんですよ」というありがたいお話しをいただいたりもしています。ある意味ではプレッシャーにもなりえる要素なのですが、今回も好走をこの目で見られて嬉しい一日となりました。

賑やかに表彰式も執り行われて、無事に第2戦も終了。ちなみに第3戦は5月20日に奈良県の名阪スポーツランドで行われる「All Japan Gymkhana in 名阪 まほろば決戦！」です。ジムカーナコースは全体の見渡しも効くことが多いですし、是非全日本トップドライバーの卓越したテクニックをご自身の目で一度はごらんになってみてはいかがでしょうか。

さて、TSタカタサーキットをあとにしてからは、一般道路を淡々と走って東広島市へ。この日の昼間にインターネットで予約したホテルにチェックイン、2泊するので部屋にはラップトップパソコンをはじめとした機材を広げて臨時の仕事場を構築したら、早速作業に取りかかって夜は更けていきます……。