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2012年06月01日 イイね!

全日本ラリー選手権 第3戦・1 (東京 → 福島・棚倉&いわき)

全日本ラリー選手権 第3戦・1 (東京 → 福島・棚倉&いわき)九州、四国と転戦してきた全日本ラリー選手権。第3戦は東北に戦いの舞台を移し、福島県棚倉町をホストタウンとして、「がんばろう!福島 MSCCラリー2012」が開催されます。

灰色の空が広がっている東京を早朝に出発、渋滞に巻き込まれることも無く順調に東北自動車道を移動。決して先を急いだわけではなく、大型トラックなどをペースメーカーに淡々と巡航を続けただけなのですが、都内を含めて全く混雑に遭遇しなかったことから、予定よりも1時間近く早着。ということで、HQ(大会本部)やサービスパークが設けられるルネサンス棚倉には、午前11時前には到着してしまいました。

特に急用もないので関係各位にご挨拶の後、情報交換やら設営のお手伝いをして時間を潰していきます。
そうこうしているうちに取材陣も次々に現着、ある程度の人数がまとまったところで簡単な打ち合わせを行い、明日以降の戦いで使われるSS(スペシャルステージ)の下見に行くこととしました。選手たちは公式日程のひとつとしてレッキを行っていますが、そのレッキが終了したステージにメディアも足を運んで下見を行うことは珍しくありません。撮影環境の確認や、SSまでの経路を事前にしっかり調べて把握しておかないと、当日の取材活動に支障が生じる場合もあるからです。

3台に分乗しての下見ツアー、私の社用車1号機(日産フーガ 350XV)もそのうちの一台。あとの2台はミディアムサイズのSUV、今回のラリーはグラベル(未舗装路)のステージゆえに私だけちょっと似合わない感じです。とは言え、過去にもこのラリー取材ではSSを1号機で走行した経験もありますし、なにより本気の競技終了後は路面が掘れて大変なことになっている箇所も多いのですが、レッキ程度の走行であれば路面状態はそれほど悪化しないので、天気も雨ではないことから特に心配もなく山へと向かいました。

3箇所のステージを見て回りサービスパークへと戻る段取り、その全てを順調に見終えたのが午後4時くらいのこと。もちろんSSとなる林道も走行しましたが、それほど通過困難な箇所もなく、1号機は2台のSUVとともに行程を全てクリアしました。そしてサービスパークへと戻ることになったのですが、ここで本来の競技ルートではない短絡路を使うことにしました。こちらの方が所要時間を大幅に短縮できますし、荒れているという情報はあったものの、一応は舗装路面と聞いておりましたので……。

しかし、この短絡路が曲者でした。荒れている舗装、それは荒れているなんていうレベルの話ではなく、ほぼ崩壊に近い箇所も多かったのです。ワダチの分だけなんとか道が残っていて、真ん中は30cm近く抉れているような酷い箇所も多く、慎重な運転が求められました。そしてなんとかこの過酷な道をクリアして幹線に出られたのですが、間もなくして異音が耳に届いてしまったのです。
停車して確認すると、右リアがパンクを喫していました。後続車の方に聞いてみると、「大きめの石を乗り越えたからでは?」というお答え。たしかに、抉れた舗装路に僅かに残る走行ラインを進む過程で、避けようの無い石を踏んだのは事実。どうやらこの石はやや鋭利な形状になっていたようで、タイヤに穴をあけてしまったようです。

いずれにしても完全にエアが抜けてしまったので、車載の応急用タイヤに交換することに。平地がなかなか見つからずに難儀した部分もありましたが、何とか一緒にした各位のご協力もいただいて、タイヤ交換を行った後にスローペースでサービスパークまで帰還。その後はガソリンスタンドに足を運んでパンクしたタイヤの修復を試みるも、穴がやや大きいということで修復は不可能という判断。
それでも関係各位のご協力をいただき、明日以降の取材で使う車両をお借りできることとなり、タイヤについても日曜日の取材終了後に購入・交換出来るように手配を完了。みなさまのお蔭で、仕事にはほぼ支障をきたすことなく明日以降の取材を行える運びとなりました。

今回の件は車種やタイヤ性能に起因するものではなく、なんともアンラッキーな事象でした。
ただ改めて思ったのは、応急用タイヤを車載している場合は、その空気圧もしっかり点検しておく必要があるということ。私の場合は3月末に夏タイヤを装着した際、お店でついでに確認してもらっていたことで、走行に全く支障がない十分な空気圧が確保されていました。
また、近年は燃費対応などで応急用タイヤを積まず、パンク修理キットのみとなっている車種も少なくないですが、個人的にはやはり応急用タイヤの装着が望ましいと思います。今回のレベルのパンクであっても、もしかすると修理キットでは対応出来なかったかもしれません。また、サイドカットのような破損に対しては修理キットは全く無力です。そうなるとJAF(日本自動車連盟)などに出動依頼することになりますが、いずれにしても車両は牽引などでタイヤショップに運ぶしか方法は無いでしょう。さらにそこで適合するタイヤサイズが無ければ、全く動けない状態が続くことになってしまうのですから。

私自身としては、理想はやはりオリジナルと同じサイズのスペアタイヤを搭載しているに限ると思います。事実、過去に北海道在住の頃は、冬場のパンクも考慮して中古品のスタッドレスタイヤをスペアとして組んで車載していました。冬場も段差でのリム破損や鋭利な氷塊に起因するパンク事案というのは、意外と多いものなのです。
残念ながら日産フーガ 350XVも純正サイズスペアの設定はなく、応急用でもスペアタイヤを搭載しているだけマシだったようには思います。もっとも、純正サイズスペアの装備を必須条件として車選びをしたならば、日本車ではかなり選択の幅が狭くなってしまうのも事実ですから……。しかし、それでも燃費性能やユーティリティの向上よりも、万一の備えが必要とされるのではないでしょうか?
  
Posted at 2012/06/17 21:42:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産フーガ (Y50) | 日記

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