
2009年の夏に購入した現在の社用車2号機・
フォルクスワーゲン・パサート 2.0。
これまでの2号機、初代の
マツダ・RX-8は1年半、2代目の
三菱・ランサーエボリューションVII GT-Aは3年1ヶ月の所有でしたが、3代目となる
フォルクスワーゲン・パサート 2.0も購入から丸3年が経過しました。これまでの例で言えば代替の時期とも言えるのですが、現時点では1号機(
日産・フーガ 350XV)との兼ね合いもあるので直ぐに代替計画発令という感じでもありません。
そこで、
フォルクスワーゲン・パサート 2.0は購入の際に新規で車検を受けているので、丸3年目のタイミングということで法定12ヶ月点検を受けてきました。自家用自動車の場合、継続検査(車検)を初回は3年目、2回目以降は2年毎に受けなければならないのは、皆さんご承知の通り。これを怠ったままで車を使うと、無車検運行で懲役や罰金、免許点数などの厳しい罰則が科せられます。
対して、自家用自動車では12ヶ月ごとの法定点検を実施する必要もあります。これは道路車両運送法で使用者に定められた義務なのですが、罰則規定がない事から無頓着なユーザーも残念ながら多いようです。自動車は飛躍的に信頼性や耐久性を高めていますが、あくまでも機械なのですから必要に応じたメンテナンスや点検が必要です。特に近年の自動車は電子制御化が進んでおり、やはり信頼できるお店に任せた方が安心です。
そんなわけで、うちの
フォルクスワーゲン・パサート 2.0も、ちょうど一年前に継続検査(車検)をお願いした正規ディーラーに入庫してきました。朝の開店とほぼ同時に預け、夕方には作業完了予定という日帰り入庫コースです。
朝一番で店を訪れ、追加作業として3項目を依頼。エンジンオイル&フィルターの交換は前回の車検依頼となりますが、フォルクスワーゲンの指定交換インターバルが1年または15,000kmとなっているので、このタイミングでの交換となります。また、リアブレーキパッドのパッド交換も依頼しましたが、こちらは前回の車検時に残量4.0mmとなっていたので、あれから7,365kmを走っているので、交換を行う事としました。
預けてしばらく経ったお昼前に、ディーラーから電話。点検した結果の見積もり連絡でしたが、そこで不可思議なことが2点。
追加依頼作業分を含めた金額が提示されて、こちらは特に問題ありませんでした。しかし、念のために現状で装着されているリアブレーキパッドの残量を聞いてみると、ちょっと間があった後の答えが「4mmよりちょっと少ないくらいです」と。なんともアバウトな回答が返ってきましたが、これはいずれにしても交換時期だと思っていたので作業進行を依頼します。
さらにディーラーからのお薦め交換項目として、ボーレンフィルターとワイパーが提案されました。ボーレンフィルターとはエアコンフィルターのことで、確かに自分自身で交換してから丸1年以上が過ぎているので交換対象となり得ます。ただ、今回は追加依頼することなく交換を見送ることとしました。もう1点のワイパーですが、こちらは
整備手帳にも記したように、ちょうど4ヶ月前に新品交換をしたばかり。消耗品ですから一概には言えない部分もありますが、それでもごく普通の使い方で一般的に僅か4ヶ月で交換というのはあり得ないでしょう。
ということでディーラーのお薦めは全てお断りして、点検作業を進めてもらうことに。
その後、16時には作業完了の連絡があり、引き取りに赴きました。簡単に作業明細を見ながらの説明、ここでも摩訶不思議なことが1点。前述のリアブレーキパッドについて正確な残量を知りたくて改めて確認したら、交換したこれまで装着していたパッドをサービスカウンター担当者が持ってきました。ここまではよかったのですが、残量計測の方法が、ごく普通の定規を使った目測! 当然、パッドの形状からして定規をピタリと当てることは出来ず、「3.6mmくらいですかね?」というまたも曖昧な回答が。どうやらここはフォルクスワーゲンの正規ディーラーですが、ノギスという便利な道具は無いようです。
なんともいい加減な対応だとは思いますが、作業そのものは完了しているので精算をして帰宅。
しかし、改めて作業伝票を見てみると、今回の12ヶ月点検で最大の不思議な出来事を発見するに至ったのです。項目中には「フロントブレーキパッド点検、清掃」というものがありました。リアに対してフロントのブレーキパッドは今回は交換していません。それというのも、1年前に受けた継続検査(車検)において、残量9.0mmと今回と同じディーラーで計測されていたからです。
そして今回のフロントブレーキパッド残量を見ると、そこに書かれていた数字は“9.0mm”。前述の通り、
前回の継続検査(車検)と同じディーラーで計測したのですが、丸一年/7,365kmを市街地中心に走ってきた結果が、なんと0.1mmも減っていないというものでした。
ちなみにブレーキパッドは、フロント/リアともにフォルクスワーゲン純正品しか装着したことはありません。
さすがに、環境対応も世界の最先端を行く
フォルクスワーゲンならでは!?
もっとも、ノギスのないディーラーですからね。なんとも呆れてものが言えません。
車そのもののハードウェアは世界的に見ても素晴らしい
フォルクスワーゲンですが、日本市場においては私個人の経験だけでいえば、インポーターもディーラーもそのレベルは全くもって不合格としか言いようがありません。
フォルクスワーゲン・パサート 2.0|法定12ヶ月点検
Posted at 2012/08/11 11:15:27 | |
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フォルクスワーゲンパサート | 日記