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　【2012年12月6日 10時15分／北海道美幌町古梅】

美幌町からは国道243号を走ります。市街地中心部から20kmも走ると美幌峠、登り勾配は徐々にきつくなっていきます。

心配された路面コンディションですが、頂上付近の日陰部分を除いては、ほとんどが舗装の出ているドライコンディション。道の線形として、この峠は美幌側のほうがコーナーの曲率も緩くて走りやすいため、スタッドレスタイヤの性能チェックを目論んでいた身としては肩すかしを喰らったような印象。

もっとも、頂上付近ではアイスバーン路面も現れ始めます。
そんな頂上にある「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌町」ではトイレタイム。

陸上自衛隊の御一行も同じだったようで、駐車場には重レッカ、高機動車、1･1/2トントラック(73式)などがズラリと並んでおりました。


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　【2012年12月6日 9時50分／北海道美幌町大通】

網走の宿を出発したら、カーナビゲーションの案内は取り敢えず無視したルートを選択。

道道591号・嘉多山卯原内停車場線を南下、株式会社デンソー・網走テストセンターの近くからは道道248号・嘉多山美幌線へ。

この道道248号は一直線の道が長く続く線形ゆえ走りやすいですが、スピードの出しすぎには要注意。また、直角に交差する道が多く、北海道に多い"出会い頭事故"にも気をつけなければなりません。

国道39号のバイパスと交差し、その先でJR石北本線を越えたら、国道39号との交差点を左折して美幌町の駅方向へ。
古くから交通の要所としても栄えてきたこの町は、人口およそ2万1千人。2012年のデータによると、全国に747ある町のうち、人口の多さでは149位となっています。その理由としては、"ニッテン"こと日本甜菜製糖株式会社の製糖所や、陸上自衛隊・美幌駐屯地などが立地しているという背景があります。

そして前述の通り交通の要所であるこの町は、美幌峠の玄関口。今回の北海道紀行で初めてとなる、本格的な峠越えがこれから始まります。

なお、写真は美幌警察署の駐車場に停まっていた180系トヨタ・クラウンの無線警ら車。赤色警光灯のスピーカー部分に、防雪カバーが装着されているのが、降雪地域ならではという印象。

そう言えば美幌警察署は、テレビドラマの「踊る大捜査線」で、柳葉敏郎氏が演じる"室井慎次"が降格されて、署長として赴任したことがあるという設定になっているそうですね。


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　【2012年12月6日 8時30分／北海道網走市卯原内】

今朝の網走市、最低気温は氷点下3度とニュースが伝えていました。この宿は市街地から少し離れていますので、もう1～2度は低かったかもしれません。

ということで、駐車場に停めておいた社用車1号機(日産フーガ 350XV)もごらんの通り。ボディ全体、そしてウィンドゥはすっかり氷結してしまいました。

必要最小限のアイドリングで車を暖めつつ、フロントウィンドゥは寒冷地対応型のウォッシャー液を活用して視界を復活させます。このウォッシャー液は氷点下35度にまで対応していますので、この程度は全くもって余裕の範疇。

なお、停車中はワイパーを最大稼働位置にしています。最大位置までワイパーが行ったところでエンジンを切ってこの状態を保っているのですが、なぜならY50型・日産フーガの場合は寒冷地仕様でなければワイパーアームを立てることが出来ません。

冬場は降り積もった雪の重みでワイパーブレードやアーム、リンケージを破損する可能性もありますし、長時間の停車中はワイパーを立てておくのが常識。残念ながら立てることが出来ないので、せめてもの降雪対策としてこのようにしている次第です。

さて、視界もクリアになったところで、北海道3日目がスタートです。


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　【2012年12月6日 8時00分／北海道網走市卯原内】

一泊した「能取の荘 かがり屋」。今回は一泊二食プランということで、折角ですから朝食もいただいていくことにしました。

昨夜の夕食もボリューム満点でしたが、朝食もたっぷりと供されます。普段は朝食を摂らない生活スタイルの身ですが、今回は朝からしっかり過ぎるくらいに食べました。

この宿、温泉こそ天然ではなく人工のものですが、郷土料理を売りにしているだけあって食事の満足度はとても高めです。季節に応じて、地元のものを中心にした旬の美味しさを提供してくれるとのこと、今度は夏場にも足を運んでみたいと思わせてくれました。


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