NorthStarのブログ一覧

昨日の夜は人と会う約束があったので夕方から外出、それでも帰宅は午前0時前と比較的早めの時間でした。

ところがその後、体調が徐々に悪化･･･。

結局、11日はほとんど仕事が手につかない状態で、完全休養日となってしまいました。


ところで最近は、どこに行くにしてもデジタルカメラは欠かせない存在になってきました。
私は別に職業的な"カメラマン"ではありませんが、取材や制作作業のために写真撮影をする機会も少なくありません。

また、気軽にデータを溜めておけ、かつ撮り直しも簡単に出来るデジカメになってからというもの、何かと色々な写真を撮影するようになりました。
例えば掲載した写真は、この日に訪れた福岡空港で撮影したもの。

特に何かを必要に迫られて撮影したというわけではなく、今後使えそうな空港・飛行機関係の写真を適当に撮影してきたのです。
そんな中でシャッターを押した写真、被写体は日本航空のボーイング777-300。

後にこの写真、某企業からの飛行機の離陸シーンの写真がほしい、というやや突発的な依頼に対応、予想していなかった形で世の中に出ることになったのです。

うちの事務所には自動車や大型車、特殊車両、モータースポーツ、船舶、飛行機、交通インフラ関係の色々な写真データが何となく溜まっているのですが、これらは貴重な財産になりつつあります。

今日のニュースで気になったものといえばこちら。

●68mの巨大風車、風もないのにナゾの倒壊
－読売新聞(YOMIURI ONLINE)　2007年1月10日 3時11分

青森県にある風力発電所の風車が、突然根元からポッキリと折れて倒壊してしまったという事故のニュースです。
風車はデンマーク製で、高さは約68m。
風速60メートル以上に耐えられる設計だったそうですが、倒壊当時の風速は瞬間最大でも7.7メートル。
けが人などは無かったそうですが、経済産業省の原子力安全・保安院の現地調査によって基礎部分の工事に倒壊の原因があるらしい、という報道もされています。

写真を掲載した先に訪れた愛媛県の佐田岬半島にも風力発電所があり、たくさんの風車が建設されていることは既にご紹介しました。

風力発電はクリーンエネルギーとして注目を集め、巨大な風車はエコロジーの象徴的な意味合いも持つようになりました。
エコロジー性能を訴求する商品のコマーシャルなどでも風力発電所が登場するケースがありますが、今回の一件は風力発電所とて事故とは無縁ではない、という当たり前のことを改めて思い知らせてくれたような感じがします。

巨大な風車の倒壊は想像を絶する破壊力を持っているのではないでしょうか。
今回はたまたま人家などが無かったので人的な被害もありませんでしたが、最近では都市部沿岸地域にも発電用風車が建設されている場合があります。
さすがに間近に人家があるケースは少ないでしょうが、工場などを倒壊した巨大風車が直撃したら、その被害は甚大なものが予想されます。

なんとなく一般的に良いイメージの強い風力発電ですが、今一度設置基準や安全確保状況のチェックなど、どのような発電所でも共通する基本的な安全確保策を見直す必要があるのかもしれません。

体調の悪い中で迎えた仕事始め。
生憎のスローペースでスタートを切ることになりましたが、今日は当初予定されていた取材がキャンセルになったので、かえって助かりました(^^;。


さて、今週末は年明け恒例行事となった「東京オートサロン2007 with NAPAC」が千葉県の幕張メッセで開催されます。

近年は自動車メーカーも大変力を入れているチューニング／ドレスアップカーの祭典。12日(金)～14日(日)の期間中、今年もたくさんのお客さんが集まることでしょう。

モータースポーツ／自動車業界的には年始挨拶の場という側面もあるイベント。
今年も取材かたがた各方面へのご挨拶などで金曜日は忙しく過ぎていくことになると思います。
　
　
ところでチューニング業界を巡っては、このような動きがあります。

●交換用マフラーの音、「純正」並みに規制強化へ　国交省
－朝日新聞(asahi.com)　 2007年01月09日05時58分


国土交通省ではアフターマーケットで流通している自動車のマフラーについて、騒音に関する苦情が多いことから厳しい規制を行う方針であるというもの。

具体的には新車装着されている「純正品」と同様に、停車状態のみならず走行中や加速時の騒音について「社外品」にも規制を設け、不適合部品を装着している車両は市販品認証されず、車検も通らなくするという案が作られています。

本件についてはパブリックコメントを募集しており、1月31日まで国民の意見を募った上で、7月にも導入する見込みとのこと。
　
　
個人的にはこの方針には大賛成。
モータースポーツと一般公道は全く別物ですから、公道における騒音や環境問題に対しては厳しい規制があっても全く問題無いと思います。
むしろ原案では規制強化対象が2008年1月以降に製造されるものとされており、現在使用中の物(車)は対象外となる、とされている点が納得いきません。
規制を強化した上で、例えば導入時期を先送りして1年程度の猶予期間を設けた上で、その後は既存・新規問わずすべての製品に対して規制を課した方が有効であろうと思います。
　
自動車のアフターパーツマーケットはモータースポーツ界と切っても切れない関係にありますが、自動車を取り巻く環境や社会情勢の変化にはきちんと対応していく必要があることはいうまでもありません。

今回の四国西半周でも思ったのですが、日本中どこに行っても見かける"モノ"があります。

それは全国をネットしている企業の看板。
写真の「ジャスコ」もそのうちのひとつですし、あとは「吉野家」や「LOWSON」、「ヤマダ電機」など。

これらは各地方で絶大な集客能力を誇り、地元商店との軋轢が生まれていたり、地元小売業の衰退を招いたりしている場合もあります。
こうした側面については地元小売業界の努力不足という部分もあり得ますので、あえて今回は深く掘り下げるつもりはありません。

ただ、これら企業の店舗や看板は、全国の風景を画一的なものにしてしまう効果を生んでいるように思います。
特に各社とも色のきつい看板を採用しているので、これら店舗が軒をならべる地方市街地のバイパスや幹線道路沿いは、どこもかしこも同じような光景になってしまいがち。

例えそこに長年培われた風景があったとしても、例えばたった一店舗の「ジャスコ」が出店することで、"ピンク色"が第一印象になってしまいます。
　
思えば2005年、横浜市はみなとみらい21地区に本社機能の移転と大規模小売り店舗の建設を計画していた「ヤマダ電機」に対して、受け入れを拒否するという英断を下しました。

理由としては同地区の交通混雑悪化に対する懸念と、黄色い大型店舗による景観破壊の恐れが挙げられました。

私個人としてこの決断は正しかったと思います。
都市部でこのような英断がなされたことに感心するとともに、地方でも独自の"街づくり"のために景観や環境に対する政策を考えてみる必要性があるのではないかと思っています。

【2007年1月7日　午後11時00分】
■東京都町田市鶴間

帰りがけは思いがけぬ長時間ストップを繰り返す結果となりましたが、ようやく東京に帰還。

念願の四国一周は2年越しで達成されることとなりました。

帰って来てのオドメーターは写真の数値を示しています。

出発時と差し引きした今回の走行距離は2,271km。

ま、こんなもんでしょうかね(^^)。