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いよいよ今日から十勝スピードウェイでは「第14回 十勝24時間レース」に参加するマシンたちが練習走行を開始します。

残念ながら超大型の台風4号が日本に接近している影響もあってか、空模様は生憎の曇り。
気温も先週末とは打って変わって低く、とても肌寒いレースウィーク入りとなりました。

スポーツ走行の模様を写真撮影するなどして一日を過ごしましたが、その中でコース上に現したその勇姿に見入ってしまった一台が写真のマシン。

オランダの「Red Camel Racing」から参戦する、セアト・レオン2.0TDiです。

セアトは日本では馴染みの薄い自動車メーカーですが、スペインで1950年に創立。
現在はフォルクスワーゲンの子会社であり、技術的な結びつきも非常に強い関係になっています。

近年はモータースポーツの世界ではツーリングカーレースの世界最高峰であるWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)に多数のマシンが参戦しており、BMWやアルファロメオ、シボレーと激しい戦いを演じています。

そのため個人的には親近感を持っていた車種なのですが、現物を見たのは今回が初めて。

「十勝24時間レース」に史上初めて参戦するディーゼルエンジン車、しかも燃料は地元・十勝産のバイオマスフューエルを使用しますので、その戦いぶりには注目の一台です。

思いっきり午前様をやってしまったお蔭で、ホテルの一室で目が覚めたのは午前10時すぎ。

"にょろにょろ"した感じで活動を開始、お昼すぎにホテルを出て今日も十勝スピードウェイへ。

ちなみに今日の移動経路はオール一般道。帯広・広尾自動車道のインターチェンジは市街地からやや離れているために、道が空いている十勝地方の場合は市内中心部からであれば一般道でアクセスしても時間的に何ら変わらないからです。

十勝スピードウェイに到着してみると、既にいくつかのチームが搬入・設営作業を行っていました。
その中には話題のハイブリッドカー「DENSO SARD SUPRA HV-R」の姿も。

ところで今、日本列島には大型の台風が接近しています。
その影響もあってか十勝地方も週末までスッキリしない空模様が続きそうという生憎の天気予報が出されています。

今日も空は鉛色の雲。気温も上がらず日中でも20度程度、日没後は10度ほどという状況です。
ゆえにチーム関係者の皆さんもトレーナーやフリースを着こんでの作業。
地元のサーキットスタッフでさえもジャンパーを着て作業をしながら「今日は寒い」というほどですから、やはり北海道はナメちゃいけません。

やや睡眠不足気味ではありましたが、お昼前には活動を開始。

昨夜はまともに夕食を摂っていなかったので、まずは「カレーショップ インデアン」で腹ごしらえ。

その後「Homac(ホーマック)」で買い物と、なんとも地元的な行動を経ていよいよ向かうは十勝スピードウェイ。

たまたま西帯広近辺にいたこともあって、帯広・広尾自動車道をものは試しに通ってみることに。
その昔全国にブームを巻き起こした「幸福駅」の脇までつながっていますが、快適に走ることはできました。
ただし費用対効果という面では大いなる疑問も沸く高規格幹線道路ではありますが。

久しぶりにやってきた十勝スピードウェイ、まずは「第14回 十勝24時間レース・公式サイト」や、「公式ブログ」の運用に関する諸々の打ち合わせ。

今回も昨年同様に「公式ブログ」では現地からのレポートをお届けしますが、どこまで新鮮な情報をたくさん配信できるか、自分への挑戦でもあります。


20時前にサーキットを離れ帯広市内へ。
高校時代の同級生に再会して「焼肉 平和園」で夕食。友人は現在自営業、1年ぶりの再会でしたがその間に色々なことがあったようで、近況報告は食後も場所を移して午前3時まで続いたのでした･･･。

昨夜、これから1週間以上宿泊する帯広市内のホテルにチェックイン。

なんだかんだと仕事を片づけて午前2時頃に就寝、月曜日になって起床したのは午前9時。

この日は終日、ホテルの部屋にこもって制作作業に没頭。
部屋を出たのは駐車場の車から荷物を取るためだけという、見事なまでの"ひきこもり"ぶりでした･･･。

写真は「Rally Hokkaido」取材でリエゾン区間を撮影している時に通り掛かった北海道警察のクラウンパトロールカー。

北海道は観光シーズンに入り、かつ週末は「Rally Hokkaido」というビッグイベントが開催されていたこともあって、警察の皆さんも忙しそうでした。

クラウンのパトロールカーは別に珍しくありませんが、ほかにも少々懐かしいYPY31型日産セドリックの覆面パトカーや、白黒ツートンで速度測定用のレーダーを搭載した白黒の日産ティアナなども見かけました。

ティアナの白黒パトカーは全国的には珍しい部類に入るので写真を撮りたかったのですが、さすがにコッソリ隠れてレーダーを照射している場面を堂々と撮影するのもねぇ･･･。


ところで「Rally Hokkaido」で撮影した写真をフォトギャラリーに掲載しました。
新・社用車1号機での初取材成果です。

早朝5時30分に帯広市内の「ふくいホテル」をチェックアウト。

レグ2を迎える「Rally Hokkaido」取材のためにまずは音更町のサービスパークに向かいます。

その途中でコンビニに立ち寄り、昨日付の「十勝毎日新聞」を購入。
「Rally Hokkaido」の記事はもちろんですが、この紙面には私が執筆した「第14回 十勝24時間レース」の紹介記事も見開きで掲載されているので、内容をチェックします。

サービスパークでしばし関係者と情報交換を行った後、本別町まで移動。
いろいろと撮影を行って夕方に再びサービスパークへと戻り、セレモニアルフィニッシュの模様を撮影して取材は終了。

今回のラリーはコディ・クロッカー選手が優勝、2位は日本の田口勝彦選手という結果で幕を閉じました。

またAPRC(アジア・パシフィック・ラリー選手権)で4位に食い込んだ柳澤宏至選手はレグ2でミッショントラブルに見舞われたのですが、規定で僅か20分しかないサービスタイムのなかでミッション交換をやってのけました。
まさにモータースポーツの最前線で戦う卓越した技術を誇るCUSCOのメカニックさんたちの鮮やかな仕事ぶりには改めて感動しました。

この作業を受けて柳澤選手も快走を取り戻し、ポジションアップを果たしての4位獲得。
チームプレーが好成績につながった良い事例といえるでしょう。

もちろんこれはラリーに限らず、いよいよ今週末開催される「第14回 十勝24時間レース」でも同様です。
観戦される皆さんは、ぜひパドックパスをお買い求めの上でピットガレージ上からお気に入りのチームのピット作業をご覧ください。
タイヤ交換や燃料補給などのルーティンワーク、時には消耗品交換などの作業を素早く行うメカニックさんたちの活躍にも要注目です。