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2008年08月04日 イイね!

【試乗インプレッション】 FIAT 500 (1)

【試乗インプレッション】 FIAT 500 (1)■アウトライン
イタリアの自動車メーカー、フィアットを代表する歴史的な名車が「500(チンクエチェント)」。
初代は1936年に登場、そのフロントフェイスがハツカネズミに似ていることから「トポリーノ」という愛称でイタリア国民に親しまれました。

1955年に初代の製造が終了、新たに「FIAT 600」が登場。しかし、より小型で安価な車を求めるマーケットに対応するために1957年に"二代目"となる「FIAT 500」がデビュー、こちらも国民車として高い支持を集めました。

そして2007年夏に大人気を博した二代目の面影を色濃く残しながらも現代の社会に通用する商品力を備えた"三代目"の「500」が登場。
ちなみに「500」の駆動方式は初代がFR(フロントエンジン・リアドライブ)、二代目はRR(リアエンジン・リアドライブ)、そして三代目がFF(フロントエンジン・フロントドライブ)と、その時代に合わせた方式が採用されてきています。

■ディメンション
現代のFIAT 500は衝突安全性の確保など時代の要求に応えるため、二代目に比べると大柄なボディとなっています。
とは言ってもその寸法は「全長3545mm×全幅1625mm×全高1515mm」とコンパクトなもの。全長と全幅についてはトヨタ最小の「パッソ」よりも更に一回り小さなサイズです。
そのためパッケージングとしては完全な2+2の4シーターという趣き。リアにも合法的に2人が乗車出来ますが、後傾しているルーフラインと2300mmという短いホイールベースも影響して、大人は30分程度の乗車に留めるべきという感じ。
ですが前の2席は全く狭さを感じさせることはなく、横方向もちょうどよい間隔が保たれています。筆者は身長184cmと大柄ですが、終始快適なドライブを楽しませてくれる空間が広がっていたという印象です。



■パフォーマンス
FIAT 500の日本仕様には2008年7月末の時点で2種類のエンジンが設定されています。
ともにガソリンの直列4気筒ですが、ひとつは排気量1368ccの16バルブ仕様で最高出力74kW(100ps)/6000rpm、最大トルク131Nm(13.4kg-m)/4250rpmを発揮。
もうひとつは排気量1240ccの8バルブ仕様、最高出力51kW(69ps)/5500rpm、最大トルク102Nm(10.4kg-m)/3000rpmというスペックを誇ります。
ともに使用燃料はハイオク指定でタンク容量は35リットル。

今回テストした車両は1240ccのエンジンを搭載したモデルでしたが、その動力性能は予想していた以上のものでした。
高速道路の巡航は全く周囲に置いて行かれるようなこともなく、市街地走行に至っては何の不満も感じないレベルです。もっとも今回は信州方面を走ったことから勾配のきついワインディングロードもありましたが、さすがにこのようなシチュエーションでは苦しい走りになってしまいます。
もっとも、そんな場面は特殊な領域と言えますから、ここは素直に小さな排気量を感じさせない高い動力性能を誉めたいところです。



■ドライバビリティ
FIAT 500のドライバビリティを語る上では、搭載されているミッションについての説明が必須となるでしょう。
2008年7月末時点で日本に導入されているFIAT 500には全て、2ペダルの5速マニュアル「デュアロジック」が搭載されています。
このミッションは一般的なオートマチック車と比べた場合、トルクコンバータを介さないので「クリープ現象」がありません。よって車庫入れなどの際は繊細なアクセルワークを必要とする場面があります。
また「P」ポジションがなく、駐車する時は「N」に入れてパーキングブレーキを併用します。

インパネ中央から生えるセレクターレバーは「土」の字を左に90度回転させたようなゲートが切られており、右上が「N(ニュートラル)」、右下に「R(後退)」。
左側のゲートは上が「-(シフトダウン)」で下が「+(シフトアップ)」。そして中央左端が「A/M(自動変速と手動変速のモード切り換え)」となっています。

Nからセレクターを左側のゲートに入れると1速に入って発進可能。このとき、メーター内のギア表示脇に「AUTO」とあれば自動変速モード、そのままアクセル操作のみでオートマチック車のように走行できます。
「A/M」ポジションにレバーを入れるたびに自動/手動変速が切り替わり、メーター内の「AUTO」表示が合わせて点灯/消灯します。
手動変速モードは完全にドライバー主体となり、セレクターレバーの操作によってのみギアチェンジします(停止時の1速へのシフトダウンを除く)。ワインディングロードなどではこのモードがオススメ。
対して自動変速モードでは前述したように完全にクルマ任せで走ることが出来るのに加え、セレクターレバーの操作によるシフトアップ/ダウンも可能。エンジンブレーキを使いたい場面で重宝します。この場合は「AUTO」である限り、次は自動的にシフトアップ/ダウンしてくれるので便利です。

なお、このデュアロジックはあくまでも"マニュアル"がベース。自動変速はデビューした当時のアルファ156に搭載されていたセレスピードに比べればかなりマナーが向上したと言えますが、それでも日本車のオートマチックを相手にすると洗練度では二歩譲る印象。
もっとも、こうした"クセ"はオーナーになれば掴むことが出来るでしょうから、大きな問題にはならないかと思います。

むしろ自動変速で市街地や高速道路は安楽な移動が出来て、ちょっと走りを楽しみたいときにはダイレクトな変速でマニュアルそのものの走りを楽しめるデュアロジックは、とても魅力的なミッションであると言えるでしょう。



>> FIAT 500 (フィアット・グループ・オートモビルズ・ジャパン)
2008年08月03日 イイね!

D1グランプリ 第4戦 (東京 → オートポリス → 東京)

D1グランプリ 第4戦 (東京 → オートポリス → 東京)早朝4時に起床、取材の道具を今回は最小限に留めてパッケージングして社用車1号機(日産フーガ 350XV)で向かったのは東京国際空港

一足早く夏休みに入ったという方も多いのか、早朝ながら混雑した空港でチェックイン手続きを済ませて搭乗したのは全日空(ANA)の福岡行き始発便、機材はボーイング747-400

前回搭乗時に続いて今回もジャンボジェットでは事前座席指定で2階席をキープ、機上では後半の小一時間で爆睡。

無事定刻通りに福岡空港に到着、手荷物として預けたカメラの一脚を受け取るとレンタカー会社のカウンターに向かい、今回のアシとなる旧型ホンダ・フィットを借り受け。

コンビニエンスストアで食料と飲料などを仕入れた後、福岡都市高速道路→九州自動車道→大分自動車道を経由して到着したのは「オートポリス」、今日はD1グランプリの第5戦を取材です。

予定通り、到着後に取材受付を済ませて撮影ポイントに移動したところで単走1回戦がスタート。
8月の九州ということで猛暑対策のグッズも仕入れてきましたが、風もあって思っていたよりも暑さが厳しくなかったのは幸い。

雨が降ることもなく無事に取材は終了、夕方にはサーキットを後にして福岡に向けて移動、途中のパーキングエリアでお土産を買って20時にはレンタカーを返却。

予約してある復路便は全日空(ANA)の最終便、空港内で手早く夕食を済ませても時間を持て余してしまいました。
そこで展望デッキに出て夜景撮影。今回は日帰り出張ということで撮影機材は最小限を手持ちしていますが、その中には無線のレシーバーを入れてあったので、管制無線も聞きながら夜間撮影にチャレンジ。
しかし機内持ち込みができないために一脚は預託手荷物として預けてしまったので、手持ちで撮影せざるを得ない状況に。
数カットを撮影してみますが、手持ちで6分の1秒とかを撮影できるはずもなかった・・・。

なんとかガラスにレンズを密着させて撮影したなかに、いくつか使えそうなカットを収穫できました。
それにしても夜の空港の展望デッキ、家族連れとカップルで占領されているものかと思ったら、意外にも一人で佇んでいる女性が多かったのは驚きでした。

東京行きの最終便、機材はボーイング767-300
久しぶりに搭乗する機材でしたが、やはり私はボーイングの2発機の加速感が好きになれません・・・。
Posted at 2008/08/07 16:26:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 取材・業務雑記 | 日記
2008年08月02日 イイね!

取材の後は・・・

取材の後は・・・昨日までの二泊三日取材を無事に終えて東京に帰ってみると、カレンダーはもう8月になってしまいました。

今回はモータースポーツ競技会取材ではなくドライブ企画的な要素だったので、観光地巡り&名物を食べるという、見方によっては人からとても羨ましく思われる内容の取材。

しかし、私たちの仕事は取材後に"本番"がやってくるわけで、昨日までの余韻に浸る暇もなく、原稿書きや制作作業に追われることになったのです。

さらに明日の日曜日は競技会取材の出張が入っており、月曜日は週明け恒例の制作作業が待ち構えているので、時間をとにかく効率的に使っていかなければなりません。

まるで出版業界における"お盆進行"のような状態になっています・・・。

ですが、事前の打ち合わせがしっかり出来ていることと、社員嬢が計画的に制作作業を進行させてくれているので、当初予定通りの納品スケジュールをしっかり守った上で良い製作物が仕上がりそうな感じ。

ところで今回の取材は最初にも書きましたが、その性格上いろいろな名物を口にしました。

信州では豊富な山の幸、馬肉料理、信州サーモン、抹茶や黒豆を使ったスイーツ。
飛騨では飛騨牛をステーキや朴葉味噌焼き、写真のタタキでいただいた上に、これまた豊富な山の幸などなど。

思えば高山は全日本ラリー選手権の取材で近年は毎年秋に訪れていますが、ここまで美味しいものを食べられたのは今回が初めて。
ラリー取材は比較的土地の名物を食する機会がありますが、サーキットレース取材はせいぜい仙台の牛タンくらいなもので、事務的な食事が続くものです・・・。
Posted at 2008/08/07 16:07:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 取材・業務雑記 | 日記
2008年08月01日 イイね!

松本 → 安曇野 → 東京

松本 → 安曇野 → 東京今回の取材は三日間ともに好天に恵まれ、とても収穫の多い内容となりました。

最終日も朝から快晴、今日は松本市から少し北に進んで安曇野市方面を取材します。

最初に向かったのは「安曇野アートヒルズミュージアム」。
ここにはアール・ヌーヴォー期を代表するガラス工芸家であるエミール・ガレの作品が多数展示されています。

それらはどれも見応えのあるものですが、時代に応じて変化や進化を感じることもできます。中には日本の伝統文化から影響を受けたと思われるものもあるなど、なかなか興味深い展示内容でした。

その後は今回の取材で使っている「FIAT(フィアット)500」の写真撮影をするべく目論見をつけた場所に移動。
撮影を開始しようと思ったら、巨大な蜂が近づいてきて飛び回るので一時退散することに。

撮影は後にしてお昼ごはんをいただくことに、社員嬢がリサーチした和食屋さんを訪れて馬のベーコンや「信州サーモン」と呼ばれる虹鱒とブラウントラウトの交配種もなかなかの美味でした。

さらに食後、社員嬢が目をつけていた甘味処へ。こちらも抹茶や黒豆を豊富に使ったスイーツが豊富、なかなか美味しいデザートタイムに。

お腹を満たしたら本来の業務に戻り、再び先程の場所を訪れて「FIAT(フィアット)500」の写真撮影。
幸いに今度は蜂もおらず、サクサクと車体全体や細部などを撮影していきます。

撮影が完了して取材も無事終了。
松本ICから高速道路に入り一路東京まで。都内の手前まで社員嬢が運転、都内は私が運転して「FIAT(フィアット)500」を無事に返却、2泊3日の取材が完了しました。
Posted at 2008/08/07 15:53:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 取材・業務雑記 | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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