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2008年10月26日 イイね!

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・5 (岡山 → 神戸)

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・5 (岡山 → 神戸)待ちに待った「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」、日本で初めての決勝レースが行われる日がやってきました。

取材という仕事でやって来た身ではありますが、興奮気味にホテルの一室で目覚めるも空は厚い灰色の雲に覆われてしまっています。
チェックアウト前に情報を集めてみると、明け方から岡山国際サーキット周辺では雨も降ってしまっている模様・・・。

津山市内からサーキットへと車を走らせると、やはり近づくにつれてフロントウィンドゥに雨粒が。しかし不幸中の幸いなのは"本降り"とまではいえない程度の雨、ドライコンディションでのレースは無理でも、せめて傘をささずに観戦できるようになってほしいと願いながらサーキット入り。

撮影にあたっては完全雨対策も準備をしていましたが、お昼の時点でそこまでの雨にもならず。
取り敢えず雨合羽の上だけを着込み、念のためにカメラのレインカバーをバッグに忍ばせつつ、取り敢えずの撮影はタオルを雨よけにすることで凌げそうな状況に。

サポートレースのシビックチャレンジカップをまずはコースサイドで撮影、観戦しているお客さんも雨が小康状態を保ってくれているので、なんとか傘や合羽無しでも耐えられそうな気配。

そしていよいよ第1レース(シリーズ第21戦)が幕を開けました。
ローリング方式の第1レース、スタート直後の1コーナーにはコース幅いっぱいに4台、5台と横並びになる"フォーワイド、ファイブワイド"で各車が飛び込んでいきます。
案の定、混乱模様となった1コーナー、ポールからスタートしたファルファス選手が後退を余儀なくされ、チームメイトのヨルグ・ミュラー選手がトップ、セアト勢が続くというオーダーに。

その後も各所で激しいバトル、織戸学選手(シボレー)などは無念の結果でレースを終えることになってしまいました。
一方のトップ争いは周回を重ねる毎に熾烈を極めていき、終盤で巧みなドライビングからリカルド・リデル選手がヨルグ・ミューラー選手をパス、見事に記念すべき日本におけるWTCCの初ウィナーに輝きました。

一時間ちょっとのインターバルをはさんで、今度はスタンディングスタートで第2レース(シリーズ第22戦)がスタート。
第1レースの上位8台がリバースグリッドでスタートを迎えますが、こちらも第1レース同様にスタート直後から激しい好バトルの応酬が繰りひろげられます。

ポールからスタートしたのは第1レースを8位で終えているセアトを駆るSUNREDのトム・コロネル選手。コロネル選手は今年からマニュファクチャラー登録となりましたが、マシンはTFSI(ガソリン)エンジンを搭載しています。
一時はトップを奪われたコロネル選手ですが、折り返しを前に再びレースリーダーの座を奪還。
これを第1レースで惜しくもスタート直後の混乱に巻き込まれてしまったファルファス選手や、昨年までの覇者・BMW Team UKのアンディ・プリオール選手らが猛追。

最後はコロネル選手とファルファス選手の一騎討ちとなりましたが、ここで勝敗を分けたのがタイヤ選択。
WTCC横浜ゴムADVANがワンメイク指定されており、全てのマシンがサイズを含めて同一のタイヤを装着しています。
つまり完全にタイヤはイコールコンディションとなるわけですが、当然ドライ用のスリックとウェット用のレインが全車に均等に用意されています。

今回のレースはスタート前にウェット宣言が出されたため、ウェットタイヤを使うことが出来ます。
しかし第2レースは徐々にライン上が乾くこともあり得る、非常に判断が難しいコンディション。そこでBMWの上位勢はスリックを装着して勝負に出ました。ところがコロネル選手は更に"秘策"を実践、なんとフロントにスリック、リアにレインという前後で異なるタイヤを装着していたのです。

最後まで執拗にプッシュ、時にノーズをインに食い込ませて来るファルファス選手に対して、巧みなドライビングでトップの座を守り抜いたコロネル選手が堂々のポール・トゥ・ウィン。

第1レース、第2レースともに期せずして日本で活躍した経歴を持つドライバーが優勝を飾った「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」。
コースサイドで見ている限り、スタンドを埋め、かつコースサイドに多数ある観戦ポイントに陣取っていたファンの皆さんも、この迫力あるバトルには満足していたのではないでしょうか。
特に好バトルに対して自然に歓声があがったり、チェッカー後に周回してきた全てのマシンに対して手を振ったり声援を送るファンの方がとても多かったこと、さらには純粋にレース観戦を目的とした方々が決して良いとは言えない天候の下で主催者発表2万人も集まったことに驚きました。

この「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」、現状の日本におけるモータースポーツに対して、色々な意味で刺激的なものだったと思います。
それはモータースポーツファンの皆さんにとってよりも、オーガナイザーや色々なカテゴリーのアソシエーション、メディアなど関係者にとって得るものが多く、さらに日本におけるモータースポーツの現状に対するファンの"静かな声"が聞こえてきた様な気もします。
 
Posted at 2008/10/30 17:12:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2008年10月25日 イイね!

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・4

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・4日本初上陸を果たした「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」は公式予選日を迎えました。

昨日は30分×1回のテスト走行が行われた岡山国際サーキットですが、今日はフリープラクティス2本と公式予選が行われるので、"世界最高峰のツーリングカー使い"達の走りを堪能することが出来ます。

ということで比較的早い時間にサーキット入り。熱心なファンも多数来場、特に今回はレースクィーンの人数が圧倒的に少ないので、俗に言う"カメラ小僧"の姿は数えるほど。本来の意味での"モータースポーツファン"がサーキットに詰めかけました。

走行時間は全てコースサイドに陣取っての撮影タイム。取材を許可された人が立ち入ることの出来るエリアは観客のエリアよりもコースに近いので、それこそマシンが目の前を次々に駆け抜けていきます。
しかし他の国際公認コースに比べて岡山国際サーキットは圧倒的に観客とコースの距離が近いことが大きな魅力。
予選に向けてコース攻略ポイントを探る様な走りを見せる上位陣はブレーキングもギリギリまで粘るアグレッシブな走りを見せてくれましたが、観客エリアからでも充分にこの迫力は感じることが出来るでしょう。やはりこのWTCCは、コースレイアウト的にも観戦ポイントの多さから言っても、岡山国際サーキットが最もふさわしいコースであろうと改めて実感させられました。

公式予選はマニュファクチャラー勢が一団となって次々にコースイン。特に黄色いボディのセアト勢が一団となってファインダーに飛び込んできたときには、「これが噂の"イエロー・トレインか!」と感動。

次々にやってくるマシン達に対して夢中でシャッターを切り続けた結果、本日の撮影カット数は1,600にもなりました(^^;。

予選はこれまで好調な走りを続けているBMW Team Germanyのアウグスト・ファルファス選手が1分37秒040でトップタイムをマーク、明日の決勝第1レース(シリーズ第22戦)のポールポジションを獲得。
ノンターボ、二輪駆動の量産車ベースマシンで36秒台に届くかというタイムをマーク、季節や気温などの違いはあるにせよ去る9月に岡山国際サーキットで行われたスーパー耐久の公式予選でランサーエボリューションIXがマークした予選ベストタイム(1分38秒186)を上回る結果には少々驚き。

日が暮れてからはサーキット内で催された歓迎セレモニーなどを取材して撤収。
いよいよ明日は日本で初めての決勝レース、気がかりなのは空模様・・・。
 
Posted at 2008/10/30 16:42:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2008年10月24日 イイね!

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・3

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・3今日からWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)の第21戦・第22戦「FIA WTCC Race of JAPAN」がいよいよ本格始動。

とは言ってもタイムスケジュールは"緩め"で、テスト走行は夕方16時からの30分間のみという設定。
もちろんその前にはサポートレースの走行枠もありますが、朝からドタバタするような感じではありません。

そこで少々遅めの時刻に岡山国際サーキット入り。
今日からは一般観客の受け入れも始まりましたが、さすがに平日ということでその数は少なめでした。

色々とやっているうちにコース上ではFormula V6 Asiaシビックワンメイクレースの走行が行われていきます。

そして15時40分ころにコースサイドに移動、いよいよ日本の地を初めて走ることになるWTCCマシン達がやってくるのを待ちます。
天気は朝から気持ちよい秋晴れ、というか日射しがきつく10月の下旬とは思えないほどの暖かさ。

時計の針が16時を指すとともにコースオープン、エギゾーストノートも高らかに30台のWTCCマシン達がコースイン。
まずはマニュファクチャラー登録勢が団体でやってきました。最初にセアトの5台、BMW勢、シボレー勢と続き、その後ろにホンダ、更にインディペンデント(プライベーター)勢と次々にやってきます。

マシンは排気量2,000ccのFIA Super2000もしくはFIA Diesel2000なので、決してずば抜けた速さという訳ではありません。
先に計測結果をご紹介すると、トップタイムはBMW Team Germanyのアウグスト・ファルファス選手で1分38秒371。
ちなみに今年のSUPER GT・岡山ラウンドにおける予選トップタイムはGT500が1分23秒517(GT-R)、GT300では1分31秒796(ガライヤ)。
スーパー耐久で見るとST-1クラスは1分35秒655(BMW Z4M)、ST-2クラスは1分38秒186(ランサーエボIX)、ST-3クラスは1分40秒177(NSX)、そしてST-4クラスは1分44秒026(インテグラ)。
タイム的にはスーパー耐久のST-2やST-3クラスに近いという感じになります。

もちろんWTCCについてはテスト走行での計測結果ですから、もう少し予選ではタイムを縮めてくることでしょう。
今日は見ているとコースを探りながら走っているという印象。最初の数周は慣熟的な感じで走っていましたが、中盤あたりから上位陣は明らかにベストラインやブレーキングポイントを探る走りに切り替わりました。
数台はところどころのコーナーでタイヤスモークを上げるほどの激しいブレーキング。つまりブレーキング競争でどこまで行けるのかを見極めていたのではないかと思います。

写真は日本のサーキットに初登場となる、ロシアのラーダ110。ラーダといえば日本にも四輪駆動の「ニーヴァ」が少数輸入されたことがありますが、VAZというソ連時代の国営企業をルーツに持つ自動車メーカーの海外ブランド名。
スタイリングはやや古い感じですが、3台のマシンが元気にコースを駆けていました。

明日は2回のフリープラクティスが行われた後に、第21戦(第1レース)のスターティンググリッドを決するための公式予選が行われます。
天気予報では明日の土曜日は雨はなさそう。ただ決勝が行われる日曜日が午後になって下り坂という予報が出されているのが気になるところ。
なんとか日本で初めてのWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)、願わくば今日のような気持ちよい秋空のしたで、せめて曇りでもドライコンディションで開催されてほしいと思います。
 
Posted at 2008/10/24 19:42:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2008年10月23日 イイね!

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・2

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・2いよいよ今日からWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)・第21戦/第22戦「FIA WTCC Race of JAPAN」取材のため、岡山国際サーキットに入ります。

岡山市内で一泊したのは「岡山シティホテル厚生町」。
初めての宿泊でしたが施設は真新しくインターネット環境もVPNが利用できるなど文句無し。そしてなにより200台収容の駐車場がホテル敷地内に用意されている上に、駐車料金が無料というのは魅力的。
ホテル内にはレストランに加えて24時間営業のベーカリーを併設。コンビニエンスストアも徒歩2~3分という利便性の高さもあって、気に入ったホテルとなりました。

さて、ホテルを出て岡山国際サーキットに高速道路を経由して向かいますが、空は生憎の曇天。サーキットに近づくと、雨も降りだしてしまいました。

とはいえ、今日は走行が一切無いので取材活動も控えめ。
パドックまわりの雰囲気を撮影したり、関係各位と情報交換したり取材受付手続きの一部を済ませたり。

ピットには既に各チームが搬入を終えており、詰めのメンテナンスをしているところが大半。そんな中、シャッターは僅かしか開いていませんでしたが、ラーダはフロント周りで比較的大がかりな作業も行っていた様子でした。

走行が無いことからオフィシャルさんやメディア関係者の数も少なく、パドックの大半はWTCC関係者。チームはもちろんFIA(国際自動車連盟)やWTCCプロモーターであるKSOの方々が大半を占めているため、いつもの岡山国際サーキットとはちょっと雰囲気が異なります。
もっとも、スーパー耐久やドリフトの取材で訪れることが多いので、パドックのあちこちで飛び交う英語やイタリア語に"世界選手権"を改めて感じた次第。

また面白いところでは、シボレー勢は写真のようにフロントガラスのドライバー名表記に"カタカナ"が加えられています。
更にセアトのディーゼル勢もマシンに"カタカナ"が記されているのですが、こちらは何が書いてあるのか是非とも生で観戦してチェックして頂きたいと思います。セアトのディーゼルエンジン搭載車は、リアビューに注目です。

もう一つ、パドックで面白い光景を目の当たりに。
機材の搬入などで使うためのフォークリフトが何台が用意されていたのですが、夕方になってそれを楽しそうにドライビングしていたのがBMW Team Germanyのヨルグ・ミュラー選手。後輪操舵のフォークリフトを巧みなステアリング捌きで操っていました。

日が暮れた後は湯郷温泉で催されたウェルカムパーティの模様を取材。
太鼓の生演奏など日本らしいアトラクションもあり、WTCC参戦ドライバーも興味深そうに見ていました。

いよいよ明日はテストドライブが夕方に行われます。
日本の地を初めて走るWTCCマシン、まずは各車の勇姿をコース上で見られることが楽しみです。
 
Posted at 2008/10/23 22:50:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2008年10月22日 イイね!

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・1 (東京 → 岡山)

WTCC =FIA世界ツーリングカー選手権=・1 (東京 → 岡山)開催発表からおよそ1年、待ち遠しかった「WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)」がいよいよ日本初上陸。

岡山国際サーキットでこの週末開催される「FIA WTCC Race of JAPAN」の取材に今日から出発です。

午前8時すぎに東京をスタート。
なにしろこの週末まで東名高速道路は"東名集中工事"が行われていますので、あちこちで渋滞が発生している模様。
先の週末、ツインリンクもてぎの取材現場でも関係者の方から「東名の混雑は凄いらしい」というお話しを聞いていたので、今回は中央自動車道経由を検討。

ものは試しに小牧ジャンクションまでの所要時間を調べてみると、東名高速利用で8時間45分!
ナンデスカ、コレハ・・・。

ということで八王子ICから中央自動車道を西へ。
恵那山トンネルを抜け、久しぶりに小牧JCTまでを走破して名神高速道路へ。ここからは京滋バイパス経由のいつものルートで大阪、そして今回は山陽自動車道へとクルマを進めます。

気がつけば岡山県に入ることを告げる県境看板、既にあたりは暗くなってきましたが無事に750kmを単独走破して岡山市内のホテルにチェックイン。
当日予約で手配したホテルは、期待以上の快適さ。
しかし、今後の岡山国際サーキット取材で使うかといえば、往復の距離&時間&高速代と天秤にかけると悩ましいところ・・・。

チェックイン前にコンビニエンスストアで仕入れた夕食を部屋で済ませた後は、明日からの取材に向けた下準備や制作作業を進めたのでした。
 
Posted at 2008/10/23 00:33:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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