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まだ1月ということでモータースポーツはオフシーズンの真っ只中。ですが、そろそろストーブリーグも煮詰まりつつあり、段々と主要カテゴリーの2010年シーズンの全貌が見え始めてきています。

既にカレンダーは確定しており、Formula 1やWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)を筆頭に、国内でもSUPER GT、全日本ジムカーナ選手権、スーパー耐久などが3月に開幕。ちょっと遅れて4月に入ってからFormula NIPPON、全日本F3選手権、全日本ラリー選手権、全日本ダートトライアル選手権なども次々にシーズンインを迎えます。

取材を行う場合、概ね1ヶ月前くらいから当該競技会の情報をチェックし始めます。するとどこかのタイミングで取材申請受付の開始がアナウンスされますので、ここで必要な書類を主催者に送るなどして段取りを進めていきます。
しかし、こうした事務手続きに先立って片づけておかなければならない大切なことが。それが交通手段＆宿泊先の確保です。

もっとも交通手段については、高速道路の通行料金が引き下げられたこともあって、ほぼ全てを今年も自走で済ませることになるでしょう。どうしても時間的にタイトなスケジュールのところについては飛行機の利用も検討中ですが、これも予約開始は搭乗2ヶ月前にスタートしますから、余りノンビリと構えてはいられません。
また自走であっても北海道についてはフェリー乗船の必要がありますので、こちらも予約開始のタイミングを忘れていたりすると痛い目を見ることになってしまいます。

そして肝心なのがホテルの手配。
私の場合、ホテルについては一定の"こだわり"がありますので、出張準備においてはとても重要な項目です。

まず、喫煙のシングルルームであること。そして出来れば有線タイプのブロードバンド(VPNが利用出来れば尚可)が用意されていることは絶対条件。
あとは駐車場のキャパシティに余裕があること、清潔であること、部屋の空調は独立制御であることなども条件にしています。さらに利便性という意味では、コンビニエンスストアが近くにあれば文句無し。

もちろん予算との兼ね合いもありますが、やはり数泊を伴う出張の場合は余りホテルの環境が良くないと仕事をする上でもテンションがなかなかあがりません。
極端にいえば、ご飯は最悪コンビニのお弁当でも我慢できますが、ホテルが良くないのは我慢できないという感じです。

もうひとつ個人的な経験としては、余りにも常識外れなスタッフがいたり、サービス業の基本がなっていないところは論外。「そんなホテル、いまどき無いでしょう」という声も聞こえてきそうですが、これがあるんですよ。「RALLY HOKKAIDO」のホストタウン、その駅に近い地場系ホテル･･･。あそこはどんなに宿に困っても絶対に泊まりません。車中泊の方が百倍マシです。
(もっとも、このホテルについては保健所に告発して、旅館業法違反で適切に指導していただきましたが･･･)

そんなこんなで徐々に出張予定を立てつつ、シーズン前半分の宿は概ね希望に叶ったところを予約することに成功。
ちょっと気になっているのが7月の連休に北海道で開催される全日本ラリー選手権ですが、これについてもまずまず悪くないホテルを見つけて取り敢えず予約を入れておいたので一安心。

実はまだ今年の取材出張については、あくまでも"予定"の段階ゆえ、実際に行けるのか否か不透明な部分は残っていますが･･･。
こうして準備を整えたことで、取り敢えず出動準備を整えておけば、いざというときに焦ることもないので良しとしましょうか。

ちなみに写真はホテル･･･、ではなくて仙台～苫小牧を結んでいる太平洋フェリー船内の個室。
毎年、ギリギリで繁忙期直前に乗船するため、貸し切り料金不要で個室をシングルユースしています。ちょっと贅沢ではありますが、陸側の部屋なら航海中の大半でインターネット環境を確保出来るので、航行中にノンビリと仕事を片づけることが出来て効率的です。
　

今日は午前中から所用で外出。
用事そのものはそれほど難しいものでもないのですが、私にとっては非常に"珍しい体験"をする予定になっていました。

往路は事務所から車で。
そして問題は帰り道、電車に乗って都内から事務所まで帰って来たのです。

このブログをご覧いただいても分かるように、私は住所的に東京都民でありながら、滅多に電車に乗る機会がありません。"通勤"というものには無縁の生活ですし、年間数多くある出張もほとんどは車を使っています。もちろん都内に所用で出かける機会もありますが、最近では車を使ってばかりで電車というものは縁遠い存在です。

今日は京浜東北線と横浜線を使いましたが、もともとサラリーマンをしていた頃にも京浜東北線はあまり乗った経験がなく。なんとなく通勤でその昔使っていた東急田園都市線に久しぶりに乗ってみようかとも思いましたが、少々遠回りになってしまうのでJRを乗り継ぐルートを選択。
それこそ2001年までサラリーマンをしていた当時は、基本的に毎日が電車通勤。朝はやや一般的な基準よりも遅めの出社だったので混雑も酷くありませんでしたが、帰りはタイミングが悪いとギュウギュウ詰め。それでも人間慣れてしまうもので、なんとなく車両の中で居心地のよい空間を見つけ出してしまうものです。

私が電車通勤していた頃と大きく変わったのは、電車賃の支払い方法。
昔は現金で切符を買うか、定期券を使うかくらいの選択肢でしたが、今では「Suica」や「PASMO」といった電子マネー決済が当たり前。
それもカードのみならず、携帯電話を用いても、自動改札機に「ピピッ」とするだけで乗れてしまうのですから、本当に便利になったものです。

ところが、何しろ日頃は電車に乗らない身ゆえに、こうした電子マネー決済を出来るカードを持ち合わせていません。
前夜に調べてみると、「モバイルSuica」は簡単な手続きで利用できそうでしたが、使う使わないに関わらず1,000円の年会費が必要とのこと。
数年に一度しか電車を利用しない身としては、さすがに1,000円とはいってもこの年会費が無駄に思えてならないので、結局は古典的に駅の券売機で現金を用いて切符を買っての乗車と相成りました。

そして、このエントリを書くにあたって気になったのが、「果たして自分が最後に電車に乗ったのはいつ？」ということ。
海外では昨年、中国を訪れた時に上海のリニアモーターカーに乗車しました。

では日本ではいつが最後だったのかブログを振り返ってみると、直近では2008年9月に和歌山電鐵を利用していました。しかしこれはメディアでもお馴染みの"たま駅長"に会いに行くための乗車で、観光要素の強いもの。
続けて振り返るとその前は2007年8月、今度は富山ライトレールと富山地方鉄道で、いずれも路面電車でした。こちらもメディアで何かと話題になっていた路面電車を活用した街づくりの現場を見たくての乗車、いずれも「電車に乗るための乗車」だったのです。

では純粋に移動手段として最後に乗ったのは･･･。
更に一年遡った2006年の6月、購入した三菱ランサーエボリューションVII GT-Aを引き取りにいった時に電車を利用したのが最後でした。

ということで、今日は約3年半ぶりに近所での電車利用となった一日だったのです。
　

21日の夕方から二泊三日での出張をこなしてきましたが、この出張中にとても残念な知らせが届きました。

●【訃報】中村靖比古さん死去　奥州VICIC会長、国内主要レースの競技長
－AUTOSPORT web　 2010年1月21日

モータースポーツ関係者であれば、中村さんのことを知らないという人はいないでしょう。
奥州VICICの会長、もしくは数年前までであれば日本モーターレーシングセンター東北支社長という肩書もありましたが、それよりも数多くのレースにおいて競技長として活躍されてこられましたから、"競技長の中村さん"として有名だったのではないかと思います。

レース運営の全てにおける責任者である競技長。
課せられた責任は重く、船で言う船長や飛行機で言う機長などと同じく、単に競技の運営だけを行えば良いというものではなく、パドックや観客などを含めたサーキット全体の安全管理など全てに責任を負う要職です。

リンク先の記事にもあるように、F1日本グランプリをはじめGTやフォーミュラなどの全日本級レースで競技長をつとめてこられました。また日本で唯一の24時間耐久レースである「十勝24時間レース」では、第1回から第15回まで競技長として"皆勤賞"。
これだけ多くの競技で競技長をつとめてこられた方は、ほかにはいらっしゃらないでしょう。

レースオーガナイズは何事もなく無事に終わるのが当たり前。参加しているドライバーやチームは勝つことで広くその功績を讃えられますが、競技運営団は例え素晴らしいレースオーガナイズを実践したとしても誰からも褒められることはありません。
逆に何か難しい判断を迫られた時や、何らかのミスがあったときには非難を受けます。特に最高責任者たる競技長は時として非難の集中砲火を浴びる立場になってしまいます。

そんな要職を長年に渡ってつとめてこられた中村さんの功績は、日本のモータースポーツにおいて非常に大きなものがあったことは間違いありません。

個人的にも主にレースの現場でお話しさせていただく機会は多く、私がサーキットを退職してオーガナイザー側とは異なる立場になって以降も、取材などでお話しをお聞きしたり、モータースポーツの現状や将来についてのご意見をお聞きする機会が多くありました。

気さくに思いを語られていたことを思い出すにつれ、61歳という若さでの急逝が残念でなりません。
心からご冥福をお祈りいたします。
　

日付が土曜日に替わったころに就寝、そして目覚めたのは午前6時前。まだ外は薄暗い中で活動を開始、やはりモータースポーツに限らず取材日の朝は早いものです。

取材先となる某所へ移動、昨日に続いて今日も終日の取材活動で、私の担当は全体的なディレクション業務。
時間がたっぷりあるようでいて、実は取材メニューが多いので、効率的に物事を進めていかないと厄介なことになってしまいます。

幸いに天候には恵まれましたし、取材地のロケーションも良好。静止画と動画の両方を撮影するのでカメラマンさんは大変ですが、なるべく効率的かつスムーズに出来るスケジューリングを考えながら、撮影内容の指示を出しつつ完了したメニューのチェックを入れて、かつ被写体となる車両の移動などまでをこなしていきます。

それにしても天気が良いには良いのですが、まだまだカレンダーは1月ということで寒い！ しかもやや風が強い日だった上、取材場所は吹きっさらしの場所だったため、まさに"身体の芯"から冷えるような感じです。
ちなみに北海道出身者としては、氷点下20度や25度までの冷え込みはそれほど気になりませんが、風が吹いていることによる寒さにはとても弱いです・・・。北海道の中でも私が育った内陸部は、気温が下がることは当たり前ですが、真冬に風はあまり吹きません。

寒いとカメラマンさんは特に大変。手先の感覚が鈍るでしょうし、電池の消耗も早くなってしまいます。なにより三脚などを使ったとしても、突風にあおられる様なシチュエーションがありますし、雲の流れが早いために光の具合などが一定しないからです。
また動画ということで出演者の方もこれまた大変。寒さで口がまわらなくなってきますし、女性などは風にあおられて髪が乱れがちにもなってしまいます。

それでも皆さんのご協力のおかげで、昨日に続いて今日の取材もほぼオンタイムで必要としていた撮影を完了。

帰りは東名高速道路で一気に東京まで、土曜日ということで若干懸念していた渋滞もなく、スムーズに帰ってくることが出来ました。

なお写真は･･･、昨日と今日の取材対象については、まだ現時点ではヒミツということで(^^;。
今日の取材対象についてキーワードのひとつは、水辺に生息しているある"小鳥"です。
　

昨夜から始まった今年最初の宿泊出張。

早朝に今日の第一目的地である某所(場所としてはそんなに秘匿性はないですが･･･)に近い宿で目覚め、ちょっと身を切る感じの寒さの中で活動を開始。

取材段取りが組みあがってからは、まさに朝から晩(というか夕方)まで取材一辺倒。
今回は撮影についてはプロカメラマンさんにお任せ、私は全体的な流れのディレクションを担当しますが、限られた時間の中でなんとか必要とされる取材メニューを全て遂行。
現場ではレース会場などで何かとお世話になっている方とも久しぶりにお話しする機会もあり、天候にも恵まれたことからとても成果のある内容となりました。

夕日になった頃、第一目的地を後にして都内へと戻ります。
懸念された渋滞も無く、予定よりもスムーズに都内着。一旦所用を済ませた後は、こんどは首都高速から東名高速とリレーして一気に大移動。

こちらも渋滞無くスムーズな移動に終始、無事に東海地区某所に到着。
明日の取材に向けて今夜は早寝することにします(^^)。

ちなみに写真は今日のお昼ごはん。
中華テイストの、ちょっと洒落たランチボックスをいただきましたが、タイトな取材スケジュールゆえに余り"味わう"余裕はありませんでした。