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2010年01月21日 イイね!

驚きの"ご対面"

驚きの"ご対面"1月も3分の2を過ぎましたが、今年一発目の宿泊を伴う取材出張が今日からスタート。
移動+前入りとなる本日は、夕方に事務所を出発して都内で取材クルーをピックアップしてから、北に向かって走ります。

久しぶりに渋谷近辺の山手通りを走りましたが、首都高速道路中央環状線は着々と延伸工事が進められていました。
現状では4号新宿線まで接続していますが、いよいよ3月28日(日)の16時には3号渋谷線に大橋ジャンクションで接続しての供用が開始されます。私にとっては東北道や常磐道へのアクセスが格段に良くなるので期待していますが、引き換えに5号池袋線との合流点になる熊野町JCT付近での渋滞が悪化するかもしれません。

また、渋谷付近は新たなランプの建設に伴い、目的地へのアクセスルートが従来とは異なるものを強いられることに。松濤などの周辺は一方通行も多く入り組んでいるため、やや面倒なルーティングとなってしまいました。

ところでこの松濤付近といえば超がつく高級住宅街としても知られるところ。
沿道の家々は瀟洒な高級マンションや立派な門構えの邸宅が多く、見かける住人のものと思われる車も高級車のオンパレード。

今日も住宅街の中を走っていると、1,000万円超えの高級車と何度もすれ違ったり出くわしたり。中には"青ナンバー"をつけた高級車もありましたが、この周辺には大使館も多いので納得です。

そんな中、交差点で出くわしたのが驚くほど外観が磨き上げられたシトロエンDS。
発表は1955年ですから、既に半世紀以上も昔に産声をあげたフランスを代表する名車であり、シトロエンのフラッグシップサルーン。最新のC6やC5に受け継がれている油圧サスペンション"ハイドロニューマチック"を搭載、技術的な先鋭さに加えて流麗なスタイリングも目を惹くものがあります。
私も以前、ハイドロニューマチックのBXに乗っていたことがありますので、このDSには目を奪われました。四灯式ヘッドライトとなった晩年のモデルでしたが、磨き上げられた車を上品そうな老紳士が運転している姿は、なかなか様になっているものでした。

ところで全国あちこちを走っていると、時に「おおっ!」と思わず声をあげるような車とすれ違ったり出くわしたりすることがあります。
写真は特殊な存在ではありますが、私が以前出くわして声をあげてしまった一台。

陸上自衛隊の「94式 水際地雷敷設装置」です。
敵が目論む上陸侵攻を阻止するために、海岸線の浅瀬に地雷を敷設するための車両(というか装置)で、水陸両用車です。通常は4本のタイヤで陸上を走行しますが、いざ地雷敷設作業をする際には車体側面の浮き(フロート)を展開、2基のスクリューを推進源として船舶として移動します。
調達価格は1台およそ5億円といわれ、水上走行には小型船舶免許が必要です。

その昔、演習場に近い一般道路を走行中、コーナーの先で突然"ご対面"をした経験がありますが、目の前にこの不思議な風体の物体が出現したときは、さすがに「おおっ!」と声をあげてしまいました(^^;。
 
Posted at 2010/01/21 22:05:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | 取材・業務雑記 | 日記
2010年01月20日 イイね!

ひとつの時代の終焉

ひとつの時代の終焉今日はお昼から外出。
都内某所でウェブサイトの年度更新に関する打ち合わせをしてきましたが、相手先が入居している建物の1階にはモータースポーツ系のショールームがあります。
今日はショールームはお休みでしたが、通りすがりの人が窓越しにレースマシンを携帯電話で撮影しているのが、なんとなく印象に残りました。

さて、事務所に帰ってから一息ついて、軽く制作作業を片づけてからネット上のニュースサイトをあちこち徘徊。
その中で目に留まったニュースがひとつ。

●「ソアラ」後継の高級スポーツ車、生産終了へ トヨタ
asahi.com (朝日新聞)  2010年1月20日 20時04分

トヨタ自動車は、レクサスSC430の生産終了を発表しました。

SC430は、2005年に日本市場でレクサスが展開を開始した際に誕生したモデル。
ただしご承知の通り、これは元々2001年に日本では4代目のソアラを名乗ってデビューしたモデルの仕様変更版であり、レクサス化にあたっては大幅な改良を受けたものの、基本的にはソアラそのものの流れを受け継いでいるものです。

ソアラの誕生は1981年。神戸でポートピア'81が開催され、「窓ぎわのトットちゃん」がベストセラーになりました。ちなみに同年のレコード大賞は寺尾聰さんの「ルビーの指環」でした。
端正なスタイルの2ドアクーペはトップレンジに直列6気筒・2800ccのDOHCエンジンを搭載。デビュー当時は一部グレードにアナログメーターが残されたものの、中~上級仕様に装備されたデジタルメーターが先進性を感じさせるものでした。
走りの面でも4輪にベンチレーテッドディスクブレーキを採用、70扁平タイヤなども装備してそれまでの国産車から一歩抜け出した印象。
自動車の"ハイテク化"においては先鞭ともいえるモデルであり、高い動力性能と日本車として久しぶりの高級2ドアボディが孤高の存在感を見せていました。
なにより最上級グレードの販売価格はクラウンよりも高価、多くのクルマ好きにとっては憧れの存在となったのです。

1986年には2代目に進化。
基本的なデザインテイストはそのままに、角がとれた空力性能も高めたスタイリングでしたが、初代で築き上げたブランドイメージをより洗練させた雰囲気でした。
もちろん"先進性"はライバルの追従を許さず、デジタルメーターは虚像反射式に進化。さらに初代後期型でもメーターパネル内にモニターを装備することが可能とされていましたが、二代目では現代の最新モデル同様インパネセンターにモニターをビルトイン出来るようになりました。ここには高速道路の案内情報を表示することも可能でしたが、当時の記憶媒体は"カセットテープ"でした。
この2代目は日本の経済力が高まったことも背景に大人気となり、初代で憧れを抱いた方の中には2代目で念願のソアラ・オーナーになったという方も少なくなかったと思います。
さらに500台限定で、格納式メタルトップの"エアロキャビン"も限定発売されました。完全なオープンスタイルにはならないものでしたが、その稀少さから今も根強い人気があるようです。

1991年に3代目にバトンタッチ。
この頃になるとアメリカでは既にレクサスが展開されており、日本におけるソアラはアメリカにおけるレクサスSCという顔も持つに至りました。ゆえにスタイリングは特に顔つきが大きく変更され、スラントしたノーズの先端に独立4灯ライトを備える個性的な顔つきとされました。
あまりにアメリカンナイズされた変貌ぶりにデビュー当時は戸惑いの声も多かったのですが、ことフロントマスクの鮮烈な印象による部分が大きかったように思います。例えばサイドビューは初代から受け継がれた"ソアラならではの法則"に則ったものですし、リアビューも丸みが強められたもののDNAを感じさせるものでした。
さすがに不人気と判断したかマイナーチェンジではフロントに小さなグリルが追加されましたが、V8・4000ccエンジンの搭載や油圧アクティブサスペンション仕様の設定など、やはり"最高級グランツーリスモ"の名に恥じない完成度を誇っていました。

そして2001年。
ソアラは2+2シーターの格納式メタルトップを持つスタイルに大変貌、ここにきて従来のコンセプトとは趣が異なる方向に進みました。
デザイン的には初代以降の流れとはやや無縁とも思えるものでしたが、上質な仕立ての内装や卓越した動力性能などは国際市場で充分に通用するものでした。

そんなソアラも前述の通り、2005年にはレクサスとなり、ここにきて30年余りの歴史に終止符を打つこととなったのです。

この30年で日本の自動車は大きな進化を遂げました。
世界市場を席巻し、さらにコンパクトカーのみならずラージモデルや高級車の分野でも高い評価を得るようになりました。マルチユーティリティタイプのモデルが欧州や北米で注目を集めると、この分野でも意欲的なモデルを次々に開発、ベストセラーモデルが多数生み出されてきました。

しかし、こと日本の自動車マーケットとなると、特にこの10年ほどで大きな"変化"が生じています。
多人数乗車型のモデルが普遍化、ハイブリッドカーも今やごく一般的な存在になりました。一方ではセダンモデルの低迷が続き、さらに2ドアや3ドアのクーペスタイルも絶滅に近い状態です。特にいわゆるスポーツモデルではなく、コンフォート色の強い高級クーペは日本車では壊滅状態。

背景には自動車に対するユーザーの意識変化やライフスタイルの変化などが挙げられますが、ひとつ個人的に思うのは"強制的総中流社会"になってきているのではないかということ。
元々、日本は"総中流意識"の強い国であり、それは自動車の選び方にも反映されてきました。例えば社会的・経済的に一定の成功をおさめた人であっても、あえて輸入車を選択せずに国産の高級モデルを選ぶ傾向があること。業界内の年功序列を反映した車選びなどは最たるもので、この"ヒエラルキー"が日本の自動車マーケットを支えてきた一面もあるでしょう。

ところがミニバンの普及などでユーザーの自動車選びも多様化。例えば昔は「上司より高いヒエラルキーの車には乗れない」という古典的な会社もあったようですが、今では独身貴族が400万円を超えるミニバンに乗る一方、管理職の人がコンパクトカーで通勤している、なんていう会社も地方では珍しくないでしょう。
もちろん管理職側も高額な車に乗る若者を責める様なことはないでしょうから、自動車選びはとても自由になったと思います。

ただ、何故か社会的・経済的に"大成功"をおさめた人を良しとしない風潮も強くなってきているように感じます。
額に汗して成功した人、頭脳を使って成功した人、好機を逃さず成功した人、と成功にもいろいろなパターンがあるでしょうが、どうも妬みなのか何なのか若くしてベンチャー企業などで成功した人が派手に振る舞うと"出る杭は打たれる"傾向が強くなっているように思います。

ゆえにただでさえ目立つ存在である2ドア高級クーペ市場が衰退していったともいえるのではないでしょうか。
"車が成功の証"という考え方も既に古いとは承知していますが、何かこう"シンボリックな存在"でもあり得たソアラの系譜に終止符を打たれることは、平成になって20年目となる"日本の今"を象徴している出来事のようにも思えます。


※このエントリを記すにあたって、2002年に「CarWorld」に寄稿した試乗レポートを読み返したのですが、残念ながら"真の日本らしい「ゆとり」のある時代"はやって来なかったですね・・・。
●CarWorld 試乗レポート・トヨタソアラ 430SCV

 
●クリスマスの賑わいと2ドアクーペ =前編= (2007年12月23日付のエントリ)
●クリスマスの賑わいと2ドアクーペ =後編= (2007年12月23日付のエントリ)
 
Posted at 2010/01/21 00:37:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車全般 | 日記
2010年01月19日 イイね!

これが正しい税金の使い道?

これが正しい税金の使い道?昨年から何かと伝えられてきた「JAL(日本航空)」の経営危機。

同社と金融機関、そして所轄官庁である国土交通省が協議を進めてきていましたが、ついに"Xデー"がやってきました。

●日航、会社更生法を申請 再生機構が支援を決定
asahi.com (朝日新聞)  2010年1月19日 20時34分

日本航空、日本航空インターナショナル、ジャルキャピタルという三社が更生法を申請、合計の負債総額はおよそ2兆3221億8100万円。バブル経済崩壊の影響によって破綻した金融関連を除く一般企業としては、戦後最大規模の倒産劇となりました。

ここ数年は世界的に航空会社の再編が進んでいます。
特に航空自由化が早い段階で行われたアメリカでは、2002年にユナイテッド航空、2005年にはデルタ航空が破綻。両社ともに経営再建を行い、デルタ航空については既に再建を完了しています。
欧州に目を移しても、フランスを代表するエールフランスと、オランダのナショナルフラッグシップキャリアであるKLMオランダ航空が2004年に経営統合を実現。
世界的な競争の激化に加えて、米同時多発テロなどによる航空需要の急減、原油価格の高騰といった世界の航空業界に対する逆風は、まだ止んでいないようです。

そして今回の「JAL(日本航空)」の破綻劇。
その過程にについては色々な意見があるでしょうが、個人的には"会社の体質に大きな要因がある"と思っています。

JAL(日本航空)」の誕生は1951年。第二次世界大戦で敗戦国となった日本が、サンフランシスコ講和条約の発効などによりようやく自前の航空会社を持てるようになり、日本航空株式会社法を根拠法とした特殊会社として発足しました。

以降、名実ともに日本のフラッグシップキャリアとして国際線を中心にネットワークを拡充。国の運輸行政方針として日本航空は国際線を中心に国内主要幹線の一部まで、全日空は国内主要幹線を中心にローカル線の一部まで、東亜国内航空はローカル線を中心に国内主要幹線の一部までという、航空三社の棲み分けがなされてきました。これが俗に言う「45/47体制」であり、過当競争をある程度抑制することで国内航空産業の健全な発展を促すというものでした。

しかし、こうした行政の介入は弊害も招くことに。
さらに1982年2月の羽田沖、3年後の1985年8月には群馬山中へのジャンボ機と大きな犠牲を伴う墜落事故を「JAL(日本航空)」はおこしてしまいます。これら事故の要因を調べる過程では複雑な労使関係など会社の体質にも問題があることが公になり、これも背景に「45/47体制」は見直されることとなりました。

この"自由化第一弾"により、国内では複数の航空会社が路線を運航する"ダブルトラッキング"や"トリプルトラッキング"が増え、幹線を中心に航空運賃の引き下げやサービスレベルの向上につながりました。
ただし一方で、バブル景気などの影響もあり、地方にも空港が"雨後の筍"の如く造られ、採算性が疑問視される路線にも航空各社は路線開設をしてきました。

その後、近年になって"自由化第二弾"の波が到来、新興航空会社が産声をあげて特に主要幹線の競争はますます激しさを増しました。対抗措置としてはマイレージサービスなどによる顧客囲い込みを行うなど、1987年に特殊会社から民営化された「JAL(日本航空)」も競争の荒波に揉まれていきます。
また、財務体質が厳しかった日本エアシステムを合併、新生・日本航空が誕生。持ち株会社の下に運航コストを低減させたグループ会社を持つなどして市場競争力を確保しようとしましたが、結果的には破綻という事態を迎えました。


長々と私なりにこれまでの経緯を解説してみましたが、やはり私見として今回の破綻は「なるべくしてなった結果」という感じがします。
事実、日本航空の経営悪化がささやかれるようになったのは決して最近のことではありません。何度も再建計画を作ってきましたが、それが実効性に欠けていたからこの日を迎えてしまったわけです。

実は最も根底にある問題こそが、それこそ十年以上前から言われている「親方日の丸体質」にあるのではないでしょうか。
一人のユーザーとして見たとき、私は元々「日本エアシステム(旧・東亜国内航空)」を頻繁に使っていました。これは当時住んでいた北海道・帯広に唯一就航していた航空会社だったからなのですが、独占路線であっても垢抜けた雰囲気はないもののサービスの良さがとても気に入っていました。
当時も稀に日本航空や全日空に乗る機会はありましたが、なにかこうしっくりこない感じがしたものです。

それから年月を経て、仕事などで頻繁に飛行機を利用するようになると日本エアシステムが日本航空に合併されたことから、日本航空ユーザーになりました。
しかし、同じカラーリングでも明らかに路線によるサービスの差がありました。要するに旧・エアシステムの乗員と、プロパーの日本航空の乗員との差です。更に時間が経つに連れてエアシステムの良さは薄らいでいき、飛行機の中に限らずグランドサービスを含めて、なんとも利用客の立場を無視した対応が目につくようになりました。

なんだかんだあって今は全日空ユーザーに変わった私ですが、今後もお金を払って日本航空を利用することはないでしょう。
例えどれだけの税金を投入しても、腐ったものは元に戻りません。数千億円の公的資金を一民間企業に投入するという政策は愚の骨頂としか思えないですし、はっきり言えば無駄金に過ぎないと思います。
現・社長が記者会見で「最後のチャンス」と言ったそうですが、今までさんざんチャンスを無駄にしてきた、チャンスを得ようと努力してこなかった企業に明日はありません。
 
なぜ、全国・全世界をネットワークしている航空会社とはいえ、ここまでひとつの民間企業が手厚く保護されるのか理解に苦しみます。
1991年、アメリカのパン・アメリカン航空が破産しました。世界中に路線を開設、"パンナム"はアメリカの代名詞的な存在であり、国民にとっての存在感は日本におけるJAL以上のものがあったのではないかと思います。
そんなパンナムも、複雑な労使関係が破綻の背景にあったといいます。日本航空に"延命剤"として税金が投入されましたが、労働組合の面々はどのように思っているのでしょうか。
 
Posted at 2010/01/20 23:16:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2010年01月18日 イイね!

お先真っ暗感・・・。

お先真っ暗感・・・。この週末は、15日(金)の夜に伝えられた大きなニュースに関する話題がメディアで次々に伝えられています。

そのニュースとは、現職の国会議員が逮捕されるというもの。
7年ぶりという議員バッジをつけている人物の逮捕は政界のみならず激震が走る結果となりました。

個人的には政治思想などについての話題はあまりブログに馴染まないと思っていますが、今回はあえてこの話題を。

●石川知裕衆院議員を逮捕 東京地検
NIKKEI NET (日本経済新聞)  2010年1月15日 22時20分


この議員の選挙区は、私の出身地である北海道の十勝地方。
十勝と言えば故・中川昭一氏の地盤でしたが、昨年夏の衆院選で中川氏を破って当選したのが、逮捕された石川議員です。

もちろん地元も、この事態に大揺れの模様。

●石川衆院議員逮捕 十勝政界に激震
WEB TOKACHI (十勝毎日新聞)  2010年1月16日 2時03分


通常国会の開会直前というタイミングでの逮捕劇でしたが、地検特捜部は法に則って捜査してきたわけですし、裁判所が逮捕を認めて出した逮捕状に従って執行されたわけですから、法治国家としては当たり前のことであるというのが、私の個人的な印象です。

●慎重捜査10カ月 急転 検察上層部、聴取拒まれ
TOKYO Web (東京新聞)  2010年1月17日・朝刊

任意とは言え、事情聴取を拒んだことには疑問も残ります。

特に疑惑の渦中にある政権与党の幹事長たる人物が、やましいことがないのであれば公職にある者として司法当局からの疑いを積極的に晴らすべきでしょう。
しかし再三の要請を拒み続けた挙げ句、政治的パフォーマンスともとれる行動をしていたのですから、弁解の余地はないと思います。
これが果たして国会議員でなければどうなっていたか。もっと早い段階で強制捜査を受けていたのではないでしょうか。


●小沢氏団体不透明会計 : 鳩山首相発言要旨 「信じています」
毎日jp (毎日新聞)  2010年1月17日・東京朝刊

日本は民主主義国家であり、三権分立が確立していることは学校で誰でも習うこと。
検察は行政機関のひとつであり、逮捕状を発行した裁判所は司法機関。そして逮捕された国会議員は立法機関の一員です。
そして首相は国会議員であると同時に、内閣という行政の長にあたります。その行政の長が「検察と戦え」と発言したことは、あまりにも不見識と言わざるを得ません。さすがにこの発言は波紋を呼び、あわてて首相自ら「発言の真意」について説明をしていますが、これとて言い訳にしか聞こえません。

ここ最近、日本の首相や閣僚からは失言とされる発言が目立っていますが、特に現在の首相は単なる失言ではなく、そもそも国家の仕組みを理解していないのではないかと思わせる節も感じられます。


●徹底対決! 民主が“検察リーク”対策チーム 小沢氏関連事件で
msn産経ニュース (産経新聞)  2010年1月18日 19時53分

そして政権与党の中では、何故か行政府である検察に対抗する動きが。
なぜ、今回の疑惑を追求しよう、もしくは疑惑を払拭するための調査をしようという動きの前に、このような流れが出てくるのか、不思議でなりません。


前回の衆院選で多くの国民の支持を受けて政権与党になったことは事実ですから、だからといって何もかも容認するというわけではないでしょう。
どうも慣れない"権力の座"についた面々、しかもその大多数に新人議員がいることから、なにかおかしなものを感じてしまいます。

予算ひとつとっても、話題になった"事業仕分け"はパフォーマンス色が濃く、選挙前に並べ立てた美辞麗句も次々に綻びが見えてきている現在の政権。


しかし"首相の器"という観点で言えば、果たして次は誰が適任か悩ましいところで、政界の人材不足も深刻さを増しているようです。
また政権与党の自浄能力に疑問符がつく一方、野党もいまひとつパッとしない印象で、なぜ下野させられたのかを理解しているのか疑問を抱かざるを得ない始末。

それにしても私にとっては、出身地から選出された国会議員が、決して良くない話題で何かと全国的な注目を集めてばかりいることが、とても情けなく感じている今日このごろです。
そして、政治に関するニュースを見る限り、どうにもこの国の将来が真っ暗な感じがしてなりません。

政府と党の関係が昨年夏以前までとは異なるバランスになっているような気がします。まるで"あっち国"や"そっちの国"のように・・・。
 
Posted at 2010/01/20 22:17:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2010年01月17日 イイね!

究極のミスマッチ?

究極のミスマッチ?日曜日の今日は、さすがに二日連続で早朝からの"幕張詣で"となっていたこともあって、スローペースの一日。
寝不足気味だったがゆえに、のんびり寝坊気味に活動を開始して、この二日間で撮影した写真の整理やら、週明けに向けての制作作業やらを進行させます。

そして夕方になって社員嬢と合流してちょっとお出かけ。
向かった先は東京国際空港。別にどこかに旅立つ訳ではなく、出迎えや見送りでもなく。
第2ターミナル側の立体駐車場に車を入れ、空いている屋上フロアに行くと、待ち合わせのお相手もちょうどタイミング良く到着されたところでした。

そのお相手とは奴田原文雄選手。今日まで三日間、東京オートサロン2010 with NAPACの会場でデモランを披露されていましたが、会場からの帰り道で合流して夕食をご一緒する運びとなったのです。
なにより会場からの帰り道ということで、乗ってこられたのは全日本ラリー選手権を戦っている「ADVAN-PIAAランサー」。全日本ラリーの参戦車両は登録番号、すなわちナンバープレートがついた車ですから、ごく普通に一般車に混じって公道を走ってくることが出来るというわけです。
もっとも、ADVANカラーにペイントされた上に、エアロパーツこそ純正ですがルーフにはベンチレーター、さらにノーズ先端にはライトポットを装着している姿は、相当に目立つと思いますが・・・。

空港内のレストランで三人でお食事。
餉餉 KEKE」という自然食ブッフェレストランを選びましたが、ヘルシーなメニューが数十種類用意されていますし、窓際のカウンター席なら眼前に飛行機を望めますので、なかなか悪くないお店です。
食事をしながらデモランの感想やラリーの話、世界遺産の話などで盛り上がり。

そして食事はお開きとなるのですが、ここで帰る方向が同じことから、うちの社員嬢を途中まで「ADVAN-PIAAランサー」のナビ・シートに乗せていただきました。
このシート、昨年からコ・ドライバーをつとめる佐藤忠宜選手、一昨年までのコ・ドライバーだった小田切順之選手が競技会では指定席。さらにエンジニアさんやメカニックさんがテスト走行などで乗る機会はあるでしょうが、奴田原選手曰く「片手ほどの人数しか乗ったことがない」とのこと。
さらに女性となると、ウチの社員嬢が初めてでしょうし、今後もそうそうこの席に女性が乗る機会があるとも思えません。

首都高速道路湾岸線ということで、もちろん法定&制限速度を守ってのクルージング。それでも加速感などは一般車とは異なるものを感じられたそうです。
私にとってもベイブリッジや、横浜・みなとみらいをバックに夜の高速道路を走る「ADVAN-PIAAランサー」を見るというのは珍しいチャンス。大自然の中で戦うマシンが大都会の夜を走る様子は、なかなか興味深いシチュエーションでありました。
 
Posted at 2010/01/20 00:27:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | 取材・業務雑記 | 日記

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