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2010年08月16日 イイね!

涼を誘う名物たち

涼を誘う名物たち猛暑が続く日本列島。
厳しい暑さの中で少しでも涼を求めようと、この時期ならではのものを口にする人も多いようです。数日前にはノンアルコールビールや氷菓子があまりの売れ行きに品薄状態となっている旨もニュースで伝えられたりしました。

夏の風物詩的な食べ物というと色々と思い浮かぶところがありますが、そのうちのひとつがスイカ。冷水に浮かべられたスイカなどは、見た目にも涼を感じさせるもので、誰でも夏場のうちに一度はスイカを口にする機会があるのではないでしょうか。

そんなスイカが意外な食べ物とコラボレーションした、という面白い話題も伝えられています。

●伊勢 「とうふや」で期間限定 スイカ使った豆腐
伊勢新聞  2010年8月12日

三重県伊勢市にある「とうふや」というお店で、今月いっぱいの期間限定で供されるという「すいか豆腐」。粗くミキサーしたスイカを豆乳と混ぜてにがりで固めた"寄せ豆腐"だそうで、スイカの食感も残された上でほんのりと甘みも楽しめるそうです。

ところで私にとって気になっている夏の涼を感じられる食べ物と言えば、福井県小浜市の名物である「葛まんじゅう」。
広くその名を知られる市内の「伊勢屋(写真)」では、若狭特産の良質な熊川葛を用いたまんじゅうが人気で、店頭では地下30mからくみ上げている名水「雲城水」に浮かべられて冷やされています。この光景も涼を誘うものです。

この「葛まんじゅう」は夏期限定の商品。持ち帰りよりも、店頭でいただくのがお薦めとのことで、これはぜひ一度味わってみたいものです。

この「伊勢屋」には、私は2008年の年末に訪れたことがあります。その時には「葛むらさき」というお菓子を試してみましたが、これも大変美味しいものでした。
それだけに、名物の「葛まんじゅう」にも期待が高まるところ。

来月、岡山&北海道の連続出張に際しては舞鶴からカーフェリーの利用を検討していますが、舞鶴まで行けば小浜はもう目と鼻の先。距離は50kmも離れていませんし、無料化実験区間とされた舞鶴若狭自動車道を利用することも可能です。
ということで何とか機会を設けて、小浜で「葛まんじゅう」を味わってみたいと企んでいたりもします。

さて、せっかくなのでもうひとつ、美味しい和菓子をご紹介。
これは夏の涼菓というわけではありませんが、青森市の「おきな屋」で購入した「紅玉天」です。

大正7年創業の「おきな屋」は、オリジナリティと品質に強いこだわりを持っているお店。青森駅前の新町店は落ち着いた佇まいで、スタッフの方々もとても親切なので、じっくりと美味しいお菓子を吟味することが出来ました。
そんな中で手にしたのが「紅玉天」。いわゆる"棹物"と呼ばれるジャンルのお菓子ですが、青森産の「紅玉」という林檎を用いています。お店のサイトによると自家製無添加の紅玉ジャムに薄紅アップルグラッセのチップスを合わせ入れた「りんごづくしの流しもの」と紹介されています。

冷やしてからいただいてみると、林檎の芳醇な香りと甘みが口いっぱいに広がります。
単に甘いのではなく、林檎本来の芳醇で上品な甘酸っぱさなので、大人向けの"お茶うけ"には最適な逸品です。
 
Posted at 2010/08/20 16:06:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 日記
2010年08月15日 イイね!

安全な社会を守ってくれる人々

安全な社会を守ってくれる人々カレンダーはお盆休みに入っていますが、全国的に猛暑が続いていることが連日のようにニュースで伝えられている日本列島。
東京のデータを見ても、8月に入ってから9日(火)を除いて最高気温が30度を超える真夏日が続いており、夜も最低気温が25度を下回らない熱帯夜が同様に9日(火)以外の全てで記録されています。

気象庁のデータを見ても、8月の平均気温は長期的な変化傾向として平年差が年々上昇する傾向を見せています。100年あたりにすると約0.88度の割合で上昇を続けているそうで、その背景には地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響があるものと想像されるところです。

こうも暑さが続くと注意しなければならないのは水の事故。
海水浴などに出かける方が増えるのに比例して、全国で痛ましい事故が多発してしまっているようです。

●猛暑のお盆、水の事故相次ぐ 茨城・千葉・新潟など
asahi.com(朝日新聞)  2010年8月15日 22時38分

こうした水の事故に対しては一人一人が充分に注意することが必要なのは言うまでもありませんが、万が一の際に頼もしい存在となってくれているのが海上保安庁。警察や消防も水難事故への即応態勢を整えてはいますが、やはり海の事故ではプロフェッショナル集団である海上保安庁の機動力と対応力が多くの人命をこれまでにも救ってきています。

国土交通省の外局という位置づけになる海上保安庁、その任務は海難救助や海上交通の安全確保・監視、さらには四方を海に囲まれた島国である日本における領海・国境警備まで幅広いものです。
近年は密入国や不審船への対応、領海侵犯事案への対応などで活動がクローズアップされてきました。これらは漫画、そして映画化もされた「海猿」シリーズで広く知られるところになっています。

海上保安庁は全国を11のブロックに分割し、それぞれの管区保安本部が担当領域の海の安全を守っています。
船艇442隻、航空機75機を保有、およそ13,000人の職員が従事しており、年間の予算総額は約1,850億円(平成20年度)。決して小さな規模の組織ではありませんが、予算は潤沢というほどでも無いようです。特に船艇や航空機を含めた資機材の維持管理には費用を要しており、高速化や装備の充実化が近年になって急速に求められているなかで対応に苦慮している面もあるようです。
例えば巡視船で25年、巡視艇で20年、航空機では30年とされている耐用年数ですが、平成20年12月現在の資料によると巡視船の47%、巡視艇の21%、中型以上の航空機の35%がこれらの年数を超えて使われています。こうした問題は自衛隊の装備でもなかなか解決されていない点ですが、国民の安全を守る分野の予算はある程度充実させてほしいものです。

この夏休みも、水難事故に備えて羽田基地の特殊救難隊を筆頭に全国の海上保安庁職員が活動・待機しています。彼らは国家公務員であり、例え命懸けの救難作業に当たったとしても決して高額な給与を得られるわけではありません。
平成19年の人事院の資料などを参考にすると、海上保安官(公安職俸給表(二))で平均年収は688.2万円。平均給与月額は41.7万円、期末・勤勉手当が187.7万円。平均年齢は41.8歳となっています。
ちなみに人事院規則では国家公務員の特殊勤務手当が定められていますが、一例をご紹介すると次のようなものがあります。

水上等作業手当 第六条 三
停船命令に従わず逃走する動力船の捜査等を行うために当該動力船に飛び移る作業

工作船を含めた不審船や日本の領海内で違法操業をしている外国船などが逃走した場合、巡視艇(巡視船)を横付けして対象船に飛び移るという作業。単に動いている船同士を飛び移るだけでも危険なのは言うまでもありませんが、対象船から何らかの攻撃を受ける可能性もありまさに命懸けの作業です。
この作業に対する特殊勤務手当は1回につき3,900円(日没から日出までの時間帯は100分の50を加算)と定められています。

犯罪取締等手当 第二十八条の五 十
海上保安庁に所属する職員のうち人事院の定める職員が我が国周辺の海域を航行する船舶であつて重大かつ凶悪な犯罪に関与している外国船舶であると疑われる不審なものに対する海上保安庁法 (昭和二十三年法律第二十八号)規定に基づく検査等又は停船に係る業務で次に掲げるものに従事したとき。
(1) 強制的な検査等に係る業務
(2) (1)に掲げる業務以外の検査等に係る業務
(3) 強制的な停船に係る業務

前述の飛び移りとは別に、このような手当も設けられてはいます。この場合、相手の船舶は工作船や密輸船など重大な犯罪行為を犯している可能性も高く、そうなると武装集団が相手となっている場合もあり得ます。
こうした海上犯罪摘発、国家としての治安維持の最前線業務に対して支払われる手当は1回につき2,000円です。

海上保安庁のサイトには動画配信コーナーがあり、海難救助の様子を撮影した映像を見ることが出来ます。私たちの安全な生活を守ってくれている海上保安官の仕事ぶり、一度は見ておいていただきたいと思います。
 
Posted at 2010/08/18 13:40:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2010年08月14日 イイね!

DVD量産中

DVD量産中世間はお盆休みの真っ最中。私のまわりにも故郷に帰省している人や、家族で旅行に出かけているという人が大勢いらっしゃいます。
そんな中で私はすっかり"引き籠もり"の毎日。あまりの猛暑と、激しい渋滞の発生が予想されているために、なかなか外に出ようという気が起こりません。

そこで何をしているかというと、2010年8月8日付のエントリに記した計画を実行に移しています。
その計画とは、録り貯めたVHSビデオテープのデジタル化。キャプチャー機器を使ってデジタルデータに変換、そのデータをDVDに書き込んで保存しようという計画です。

やはりVHSビデオテープでは経年劣化が避けられませんし、収納スペースもそれなりに必要となっています。これをDVD化すると劣化についてはほぼ心配が無くなりますし、収納についても省スペース化が実現できます。
さらに言えば可搬性が大幅に向上し、パソコンや車の中で再生出来ることから出張の際に携行して時間潰しに使うことも出来るようになるわけです。

キャプチャー作業自体は簡単で、VHSビデオデッキとパソコンの間に機器を接続。パソコンにはUSB端子から変換された映像と音声データを取り込みます。
そしてパソコン上で専用ソフトを立ち上げて、ビデオデッキ側でVHSテープを再生して、パソコンのHDDに録画していきます。この作業は完全な1倍速で行われますので、1時間の内容をキャプチャーするには1時間まるまるかかるということ。私の場合、3倍録画でテレビドラマを収録している120分ビデオテープが多いので、キャプチャー作業に要する時間はおよそ6時間。そこで寝ている間にこの作業は行うようにしました。

キャプチャーが終わったら、パソコン上で編集作業。コマーシャルなどの余分なものをカットしつつ、チャプターポイントの設定などを行います。この作業はとても簡単で、こうしたソフトの扱いに不慣れな方でもそんなに時間を要さずに出来るようになると思います。
編集が終わったら、いよいよDVDへの書き込み作業。ここで書き込みスピードを最大16倍速まで選択できますが、やはり極端に速い倍速モードでの書き込みは、予期せぬエラーも招くことがあるようです。時間がある限りは2倍速程度の設定がお薦めです。

こうしてDVDが完成。あとは手作りしたラベルデータを使って表面にプリントして出来上がり。
写真が出来上がったDVDですが、社員嬢の協力も得てそれなりにデザインしたレーベルをあしらったので、なかなか見栄えも良いものが出来上がりました。

写真のDVDはレーベルからも判るように手前のものが「Gメン'75」、奥は「誰かが私を愛してる」というテレビドラマが、それぞれ1枚あたりに2話収録されています。
「Gメン'75」は1975年~1982年に放送された刑事ドラマ。今は亡き丹波哲郎さんなどが出演していました。
「誰かが私を愛してる」は1983年に放送されたドラマで全13話。多岐川裕美さんと野口五郎さんが主演、ホテルセンチュリーハイアット(当時、現在のハイアット リージェエンシー 東京)の撮影協力で創られた作品です。

ともに相当懐かしいドラマですが、デジタル化によってまだまだ長く見ることが出来るようになりました。
 
Posted at 2010/08/18 14:33:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2010年08月13日 イイね!

"実験"の先にあるもの

"実験"の先にあるものこのお盆休みは、全国の高速道路で多くの渋滞が発生すると予想されています。
その理由は皆さんもご承知の通り、昨年春から実施されているETC休日特別割引の適用が厳格に条件通り土曜日と日曜日に限られたことと、6月末から始まった無料化社会実験にあります。

何度もこのブログで書いているように、両者は"割引"や"無料"を謳っていますが、実際は利用者が本来支払うべき通行料金との差額を税金で補填しているもの。税金は高速道路を使わない人や車を持っていない人からも納められたものであり、不公平感を伴う政策であることは間違いないでしょう。
私個人としては、ともに愚策であるとしか思っていません。全国各地を車で訪れる身としては恩恵に預かる機会も多いですが、仕組みとしては健全なものとは言えません。本来、通行料金の引き下げは道路会社の企業努力を含めた構造改革や合理化の結果であるべきで、安易な税金の投入はするべきではないと思っているからです。

それでもまだETC休日特別割引は景気浮揚策という明確な目的を時の首相が打ち出し、期限を切った上での導入でした。
しかし一方の無料化社会実験については、"実験"という言葉を隠れ蓑に使って"無料化公約を取り敢えず現実化させるため"に導入したとしか思えません。つまりは自らの人気取りや選挙を見据えての実施にしか見えないのです。

さて、この"実験"の影響が各地で出始めています。

●道東道渋滞、最大12キロ
WEB TOKACHI(十勝毎日新聞)  2010年8月13日 13時33分

無料化対象となった区間のひとつである北海道の道東自動車道。札幌圏と道東圏を結ぶ道路は分断状態で開通したこともあり、交通量が少ないことから「熊が通るための道」などと言われました。現在では難所と言われる日勝峠の区間が開通、来年度中には分断区間も解消されて道央自動車道に繋がる予定であり、その際には通行量の増加も見込まれています。
昨年のETC休日特別割引実施以降は、それまでよりも週末の交通量が増えていたそうですが、ここに来て無料化対象となったことから大きな変化が出てきました。

記事にもあるように、帰省や行楽客で分断区間の札幌側終点である夕張インターチェンジを先頭に、12kmもの渋滞が発生したというのです。
北海道内の高速道路で12kmの渋滞というのは、悪天候などの気象条件や交通事故の発生、工事などによるものはあったかと思いますが、交通集中によるものは私の中では記憶がありません。

元々の通行料金を思い出してみると、普通車で札幌南IC→夕張IC(64.5km)が1,800円、占冠→音更帯広(75.8km)が1,950円、合わせて140.3kmが3,750円でした。
これが道東自動車道の無料化によって、札幌南→千歳恵庭JCT間の分として750円を支払うだけで通行出来るようになったのです。その値下がり幅、実に8割引ですから出血大サービスです。

このルートは道央と道東を結ぶ大動脈であり、途中の日勝峠は標高1,000mを超える交通の難所。特に冬場は天候によって危険性の高い道路であり、物流面では高速道路の整備が大きな効果を生むことになるでしょう。
しかしながら、一時期は「冬こそJR」というキャッチコピーでコマーシャルを流していたJR北海道にとっては大きな痛手となる面もあるでしょう。夏場は特に利用客の減少が予想され、稼ぎ頭である幹線での減収は、いつか必ず利用客にしっぺ返しがあるのではないでしょうか。

もうひとつ、並行する国道沿線の町にも影響が出ています。

●高速無料化の影響 日勝峠、道路も店も閑散 「こんな暇なの初めて」肩落とす店主ら
Doshin web(北海道新聞)  2010年8月8日 10時43分

国道274号が通る日高町の日高地区。日勝峠と穂高峠の中間に位置しており、ドライバーにとってはちょうど良い休憩ポイントとして立ち寄る人も多い地域でした。
しかし高速道路の通行量増加に比例して国道の通行量が激減、その影響から町の中は閑散としてしまっているようです。
そのことは具体的な数字にも現れており、「道の駅 樹海ロード日高」の7月の利用者数は前年同月比で55%も減少しているとのこと。
道路沿いのコンビニエンスストアなどは駐車場がいつも多くの車で賑わっていましたが、今はどのような感じになっているのでしょうか。

この事態に対しては「地元自治体や商店の営業努力が足りない」という声もあるようです。確かにそれも事実、如何に地元の魅力を発信して町に来てもらうかを考えなければならないことは言うまでもありません。
しかし、今回は無料化社会実験が大きな要因になっています。無料化によって全国各地でこのように一般道路が通る町の衰退は危惧されていましたが、その通りの結果がまさに産まれているわけです。

どんな大企業でも国家という組織には絶対に勝てません。
その国家が行う"実験"がどれほどの影響を与えることか。前述のように沿線自治体の衰退、都市部へのストロー効果などは実験開始前から充分に予想されていたことですが、これらには特に対策を講じることなく実験に踏み切ってしまいました。
辞書によると"実験"とは「理論や仮定が正しいかどうかためすこと」とあります。つまりデメリット面は実験開始早々に確かめられたことになるというのが今の状況です。

ではメリットの部分はどうなのか。もちろん観光客の増加や経済の活性化もあることでしょう。
しかし国家が行った実験によってデメリットを受けた人は、この先どうすれば良いのでしょうか。もし仮に、数年先に政府が実験を止めて元の料金体系に戻したとしたら。
その時には衰退しきった沿線自治体や、経営基盤が脆弱化して合理化を徹底した公共交通機関が残されているのかもしれません。いや、もしかすると何も残っていないかもしれません。

社会基盤整備として道路網を充実させることに異議はありません。せっかく整備した道路を、多くの人が使いやすいようにすることも大賛成です。そのために通行料金を引き下げることも正しい政策だと思います。
ただ、高速・有料道路が抱える構造的な問題には全く手を着けず、安易な税金投入による値引きを行っていることが大きな問題なのです。
借金大国ニッポン、このままでは完全破綻の日も近いような気がします。
 
Posted at 2010/08/17 00:53:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車全般 | 日記
2010年08月12日 イイね!

滝川の味を銀座で

滝川の味を銀座で私は出身地の北海道から東京に移ってきて、12年が経とうとしています。
今でも仕事で年に何回かは北海道を訪れる機会がありますが、その際には北海道ならではの味を口にするのがひとつの楽しみになっています。

長く住んでいた十勝地方では、欠かせないのが「カレーショップ インデアン」。このブログでも何度かご紹介していますが、昨今北海道で主流となっているスープカレーとは異なり、昔ながらのトロリとしたコクのあるカレーは今でも十勝を訪れたら必ず口にする一品。
それこそ子供の頃から食べてきた"ソウルフード"なので、今でも全国区のカレーショップチェーンにあまり足を運ぶ気になれないのは、この「カレーショップ インデアン」の美味しさが私自身の基準になっているからであろうと思います。

もうひとつ、最近は北海道を訪れる度に必ず一度は口にしているのが「松尾ジンギスカン」。こちらは滝川市に本店を構える北海道を代表するジンギスカン専門店であり、熟成されたラム肉を秘伝のタレに漬けた"味付けジンギスカン"の美味しさが絶品です。
ジンギスカンというとビール園に代表される"生ジンギスカン"を思い浮かべるという方も多いでしょうが、個人的には"味付けジンギスカン"の方がお薦め。ラム肉のジューシーさや、コクのあるタレの風味から、食がとても進む美味しさです。

首都圏でも5年ほど前にジンギスカンがブームになりました。今となっては何がキッカケだったのか知る由もありませんが、当時はBSE問題で牛肉の需要が激減していた時期。そこで牛肉よりもヘルシーなラム肉に注目が集まったということなのでしょうが、とにかく渋谷や新宿など都内のあちこちにジンギスカン専門店を謳う店が雨後の筍のようにオープンしていました。
しかしブームが過熱すると、本来は手軽に楽しめる庶民的な存在だったはずのジンギスカンが妙に高級化してみたり、北海道ではおよそお目にかかったことの無いようなアレンジを受けたメニューが登場したりと、本来の姿からかけ離れたメニューを並べる店も現れたようです。

結果的にブームは一過性のものだったようで、今では都内のジンギスカン専門店も激減。一説では最盛期の3分の1にまで減少しているとのことです。
しかし、このブームを冷静に見ていた「松尾ジンギスカン」が、ここにきて東京に初めて進出することを決定しました。

●松尾ジンギスカン、銀座進出へ 直営店は道外初
Doshin web(北海道新聞)  2010年8月12日 6時30分

ブームが落ち着き、ジンギスカン食文化が首都圏でも認知度を高めて定着したこのタイミングでの出店決定。なかなか巧みな営業戦略に見えますが、このニュースを聞いて喜んでいるのは私だけではないと思います。
銀座に店を構えるとのことですが、北海道の直営店同様にリーズナブルで美味しいジンギスカンを楽しめる環境を作ってくれるものと大いに期待しています。

ところでジンギスカンを"焼き肉"と混同される方も多いようですが、私の考えとしては"ジンギスカン"はあくまでも鍋料理の一種。「松尾ジンギスカン」でもおなじみ、独特の形状をしたジンギスカン鍋を用いて調理することからも、そのように表現して間違っていないと思います。
一般的に網などで調理する"焼き肉"は、あくまでも肉を食べることが主体。ここに、付帯的に野菜や魚介も加わるといったイメージです。
対してジンギスカンの場合は、肉だけでは料理として成立しません。ジンギスカン鍋の場合、盛り上がっている部分で肉を"焼きます"が、外周の部分では野菜を"煮る"という行為が同時進行して初めて成立します。
つまり、"焼き肉"では実質的に捨てている状態の肉汁を、ジンギスカンでは残さず活用して野菜に旨味を与える存在としています。これによって肉からは余計な油を無くし、野菜には旨味を加えるという合理的な料理として確立している訳です。

屋外のバーベキューなどで焼き肉をするときに、数種類の肉にジンギスカンが混ざっていることがあります。しかし、やはり正直なところジンギスカンは網で焼くよりも専用の鍋で調理した方が圧倒的に美味しい。
私の周りでは最近、北海道を訪れたらホームセンターなどで売られている"使い捨てジンギスカン鍋"を購入してくるという人も多いのですが、これを使ってみるとやはり圧倒的に網焼きよりも美味しかった、という方がほとんどです。
 
滝川市|松尾ジンギスカン 滝川本店
滝川市|松尾ジンギスカン 新千歳空港店
 
Posted at 2010/08/15 19:17:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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