• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

NorthStarのブログ一覧

2011年03月02日 イイね!

檸檬

檸檬本日の写真は、昨年の「Rally JAPAN」で撮影した、ペター・ソルベルグ選手が駆るシトロエンです。

シトロエン

私も2台目の愛車として「BX 19TRi」を所有していたことがあります。シトロエンの象徴とも言えるハイドロニューマチックサスペンション、その独特の乗り心地や随所に感じられる車造りのコンセプトは、私自身の車に対する見識と視野を大きく拡げてくれた存在として今でも忘れることは出来ません。

27歳の若さで今も同社のシンボルマークに採用されている“ダブルヘリカルギア(山型歯車)”を製造する会社を起こし、第一次世界大戦では砲弾の量産化で、フランスを代表する成功した企業家の一人となったアンドレ・シトロエン。
第一次対戦が終わると自動車製造に進出、合理化された大量生産システムを構築して「トラクシオン・アヴァン」や「2CV」、「DS」といったユニークで画期的な車種を生み出し、世界の自動車市場で確固たる地域を築き上げました。また広告宣伝活動に秀でており、1925年から1936年までパリのエッフェル塔に「CITROEN」の電飾を展開したり、曲芸飛行でパリ上空に「Citroen」のスモーク文字を描いてみたり。
自動車そのものの信頼性をアピールするために探検隊を結成、中でも「黄色い艦隊」と名付けられたユーラシア大陸横断ではヒマラヤ越えにも成功しました。

このように他社とは一線を画す商品や広告を展開してきたシトロエンですが、それは創業者のアンドレ自身が技術者では無かったという背景もあったかもしれません。
山型歯車にしても本人が発明したのではなく、たまたま町工場で見かけたそれに大いなる将来性を見いだして製造権を獲得、事業を起こしたのです。自動車にしても彼自身が設計したものはありません。ただ、国立理工科大学を卒業しているアンドレのこと、知識も技術もあったことでしょう。何故、彼が自ら設計などのエンジニアリングを先頭に立って行なわなかったのかは判りませんが、ある意味では経営者としての資質に長けた人物であったと言えるでしょう。

ところでシトロエンという言葉、オランダ語で“レモン(Citroen)”を意味します。フランス語なら“シトロン(Citron)”。
このためでしょう、シトロエンは長くレモンに通じる黄色をイメージカラーとしており、最新の「DS3」などでも黄色いボディカラーはなかなか魅力的に映ります。


と、ここまではクルマのお話し。
ここからは食べる方のレモン(檸檬)についての個人的な独り言です。

皆さんは、レモンはお好きでしょうか。
お菓子の材料として、紅茶ならレモンティー、ソフトドリンクでもレモンスカッシュやスポーツドリンクにもレモン味が用意されているものは少なくありません。特に暑い時期には、そのサッパリとした後味が美味しく感じられます。

また、揚げ物などにはレモンが添えられていることも一般的。
ところが、どうにも私の場合、この「揚げ物+レモン」という組み合わせが苦手なのです。大勢で居酒屋などに行って鶏の唐揚げなどを頼むと、良くある光景が「レモンかけてもいいですよね?」と誰かが発して、その時点では既に添えられているレモンが揚げ物の上で絞られているというパターン。
なかなかここで「嫌いだからいらない!」とも言えず、まぁそれはそれとして食べるのですが、なんとなく折角美味しい肉を使っていてもそのジューシーさが半減以下になってしまうような気がして残念な思いをすることもしばしば。

あと、最近はあまり見かけませんが、コカ・コーラにレモンが添えられていることが昔は良くありました。
高級、とまでは言わないまでも、ちょっと小洒落た洋食屋さんとか、デパートのレストランなどでコカ・コーラをオーダーすると、スライスしたレモンが添えられてきた記憶があります。
これも二通りあって、グラスに切れ目の入っているレモンが刺さっているようなパターンはまだ良い方で。思いっきり輪切りのスライスがコカ・コーラの表面にプカプカ浮いていると、とても残念な気分になったものです。

どうでも良い話ですが、シトロエンのことを調べていて、ふと思い出したレモンの話題でした・・・。
 
Posted at 2011/03/05 00:25:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | 日記
2011年03月01日 イイね!

この道はいつか来た道?

この道はいつか来た道?カレンダーが3月に入って、なんとなく仕事の面ではようやく“2011年の年明け”を迎えたような気分。
もちろん通常の社会生活では1月の元旦が年明け、年度制の企業会計なら4月が“年明け”にあたるのかもしれませんが、私の場合は3月になると国内のモータースポーツが地方戦レベルで開幕を迎えることもあって、なんとなくですが3月が“年明け”という気分になってしまいます。

そんな3月初日は、まず打合せからスタート。
午後からのアポイント、道路の渋滞も予想して少し時間の余裕を持って先方へと向かったのですが、いつもの東名高速~首都高速3号渋谷線~首都高速都心環状線内回りというルートが気持ち悪いくらいにガラガラ。特に3号線は異常とも思えるほどの通行台数の少なさ、渋谷の先で視界に入ってくる先行車が僅かに2~3台という状態でした。
お蔭で予定よりも早く現着、少々時間を持て余してしまったのでコインパーキングに停めた車の中で、カーナビゲーションの登録地やハンズフリー電話帳の整理をしたりという余裕っぷりでした。

もっとも帰り道はいつものようにいつもの場所で多少の混雑があったので、往路がたまたまタイミングが良かっただけだったようですが・・・。

ところで、これほどまでに首都高速が空いている光景は、2008年の夏を思い起こさせるものでした。
投機的な動きから原油市場価格が高騰、その影響でガソリンの市販価格が急騰した2008年の夏。石油情報センターの東京地区のレギュラーガソリン小売価格についての週次調査を振り返ると、同年2月最終週は154.7円だったものが、8月第1週には186.0円にまで跳ね上がりました。この年は国会の与野党逆転減少により4月のみガソリンの暫定税率が廃されたことも記憶に新しいところ。当時の野党だった現在の政権党が「ガソリン値下げ隊」なるものを結成して、国会を「ガソリン国会」と銘打ち、その流れは政権交代への大きな足掛かりとなりました。

あれから2年半ほど経ち、こんどは中東情勢の流動化を主な要因として再び高騰をはじめた石油価格。

2009年の2月最終週に112.3円だったレギュラーガソリン1リットル当たりの東京地区での小売価格は、丸一年前の2010年2月最終週で130.0円、そして最新の調査結果である2011年の2月最終週で140.5円へと推移しています。
この一年間でおよそ8%の値上がり。参考までに政権交代が実現した2009年9月第2週の価格は130.8円でしたから、やはり8%ほど値上がりした結果となっています。さらに政権交代後の推移を細かく見ると、2009年10月に入って130円を割った小売価格はしばらく120円台で推移。2010年1月第1週には126.5円にまで下落しましたが、ここから上昇に転じて1月最終週には再び130台となりました。3月上旬に再び129円台に下がったものの、3週目からは130円台に戻し、5月上旬には140円台をつけてしまいます。その後は130円台半ばで比較的安定していましたが、今年に入って上昇傾向が強まり2月最終週でおよそ8ヶ月ぶりに140円台をつけたという展開になっています。

もちろんこの価格上昇はハイオクガソリンや軽油、灯油についても同じ流れで動いています。
厳冬期を過ぎて灯油の需要はピークを過ぎていることが救いといえる部分もありますが、それでもまだまだ寒冷地では暖房需要が向こう1~2ヶ月は続くでしょう。また運輸業界にとって燃料費の高騰は大きな経営上の足かせとなる要素。特にバスや鉄道(中でも気動車の割合が高い地方路線)、船舶においては、高速道路の割引施策によって就役が悪化しているところに、更なる追い打ちとなってしまうことも案じられます。

また、石油の価格上昇は全ての物価上昇要因となってしまいます。電気料金などの値上げがさらに行なわれる可能性もありますし、4月からの新しい高速道路料金制度において上限制度の導入が見送られたトラックについては、燃料費高騰のコスト高を荷主に転嫁できない運輸業界にとって厳しい要素となってしまうでしょう。
今回の石油価格上昇は産油国地域の政情という要因ゆえに、なかなか国内で解決策を見いだすことは難しいかもしれません。しかしこのままでは影響が広がってしまう恐れも強く、特に前述した公共交通機関においては路線縮小や廃業といった深刻な事態が散見される可能性も高いものです。

この石油価格高騰が一時的なもので済めば良いのですが、残念ながら下落要素がなかなか見当たらないのも現実的なところ。値上がり判断は素早く、値下げはなかなか行なわれず、最後には石油元売り各社が史上最高益を記録、などという展開も再現されそうな悪い予感もしてきます。

少なくとも政府は先手を打つかたちで何らかの対策を早急に決定する必要があるでしょう。
直接的な対策もそうですが、一方で高速道路料金の新体系についてももう少し熟考する必要があるように思いますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。
 
Posted at 2011/03/03 23:34:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車全般 | 日記

プロフィール

各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/3 >>

   1 2 3 4 5
6 7 8910 1112
13 1415 1617 1819
20212223242526
2728293031  

リンク・クリップ

office North-Star業務雑記帳(FC2) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/08/12 00:27:49
 
ADVAN Motorsports 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2011/08/12 00:27:30
 
NINJA TOOLS 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2007/09/17 19:46:48
 

愛車一覧

日産 フーガ 日産 フーガ
三菱ディアマンテ30M-SE、Y50型日産フーガ350XVに続く、三代目の“社用車1号機 ...
フォルクスワーゲン パサート セダン フォルクスワーゲン パサート セダン
マツダRX-8、三菱ランサーエボリューションVII GT-Aに続く、三代目の"社用車2号 ...
日産 フーガ 日産 フーガ
二代目となった"社用車1号機"。 日産フーガ350XV、ボディカラーはダークブルー。 ...
三菱 ランサーエボリューションVII 三菱 ランサーエボリューションVII
マツダRX-8の後継として導入した「社用車2号機」。 三菱ランサーエボリューションVII ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation