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2011年07月26日 イイね!

2011 夏の北陸、街並み散策&食紀行 (1日目・1)

2011 夏の北陸、街並み散策&食紀行 (1日目・1)6月の下旬にドライブガイドのネタ収集や写真素材撮影を目的として訪れた北陸。金沢市に2泊3日する行程で、市内観光を中心に石川県のみならず、福井県富山県も巡りました。

各地ではいくつかの観光スポットに立ち寄りつつ、地元に根付いている味も楽しんできました。食についてはいわゆる“定番”のお店やエリアよりも、ごく普通に地元の方々が利用しているような店を優先的にチョイスしていますが、コストパフォーマンスの高い美味しい食事を各地でいただくことができました。

この2泊3日の北陸紀行、改めてその行程や訪問先を整理して、ご紹介していこうと思います。



■東京→敦賀、570kmのドライブ

私が住んでいるのは東京都町田市。最寄りのインターチェンジは東名高速道路の横浜町田IC。まずはここから高速道路に入って、西を目指して走ります。

一宮JCTからは名神高速道路にリレー、さらに進んで米原JCTからは北陸道へと車を進めていきます。そして敦賀ICで流出して一般道へ。ここまでの道のりは約570km、所要時間は8時間半くらいになるでしょうか。

北陸を巡る今回の旅、まずは福井県からその行程をスタートさせるプランを構築しています。
敦賀市内からは国道27号を西に進み、小浜市を目指していきます。



■小浜・夏の風物詩を巡る朝

小浜市をまず最初の目的地としたのには大きな理由があります。
この町、実は隠れた(?)“和スイーツの宝庫”。以前は当地を冬に訪れ、冬場だけの季節限定販売となっている「丁稚ようかん」を買い求めたことがあります。冬の季節限定があるのですから、当然その逆に夏の季節限定も存在しています。それが“葛まんじゅう”なのです。

若狭地方は良質な葛の産地として有名です。秋の七草のひとつでもある葛は、その根からデンプンを得ることができます。これが“葛粉”と呼ばれるものですが、お菓子の材料として使われるほかにも、薬効があることから「葛根湯」などでもお馴染みでしょう。
そして、和菓子で言えばなんといっても「葛まんじゅう」に尽きます。地元でとれる良質な葛粉を使った「葛まんじゅう」は当地の名物であり、夏の時期は店頭で冷水に浸けて売られている模様が、ひとつの風物詩にもなっています。

そこでまず訪れたのは、「菓子司 木屋傳」というお店。
こちらには朝9時の開店とほぼ同じタイミングで訪れたのですが、ちょっと訪問が早すぎたのか葛まんじゅうの用意はまだ整っていませんでした。おもむろに運ばれてきたのは出来立てほやほやの葛まんじゅう。これを冷水で冷やすわけですが、数分が経っていただいたものはまだ冷えきっていない温かさの残るものでした。
しかし、これはこれでなかなかの美味しさ。完全に固まりきっていない葛はなめらかな食感を楽しめますし、中の餡も温かさが残っているので上品な甘みがより強調されて、朝一番の訪問でなければ味わえない美味しさを楽しめました。

 【菓子司 木屋傳】
福井県小浜市小浜白鬚42
電話番号  0770-52-0565
営業時間  9:00 ~ 19:00
定 休 日  不定休
駐 車 場  なし




■名店の誉れに恥じない美味しさ

北陸紀行初日の朝は、小浜市で和菓子屋さんをハシゴすることから始まりました。
2件目として訪れたのは「御菓子処 伊勢屋」。こちらは個人的な印象として、市内ではもっとも全国にその名を知られている感じがしています。私自身もこの店を訪れるのは今回が初めてではなく、初めての福井県訪問となった2008年12月27日にも訪れています。

同店は朝8時からの営業。既に開店から1時間半以上が経っていたためか、店内は活気に満ちていて先客もいらっしゃいました。店舗に隣接する駐車場にも、朝早いというのに関西方面のナンバーをつけた車が2台ほど停められています。

店内では、まさに夏の小浜を感じさせる光景が待っていました。地下30メートルから湧きだしている冷水に浸かる、お猪口に入れられた葛まんじゅう。これがガラスの器に盛られて供されるのですが、見た目だけでも涼を感じさせてくれます。
気になる味ですが、これはもうスーパーマーケットなどで売られている量産品の葛まんじゅうとは全くの別物です。葛そのものの滑らかさが全く違い、如何に量産品には色々な添加物が多く入っているのかを感じさせるほどです。

ここではせっかくの機会なので3つを注文してみましたが、上品な甘さとのど越しの良さが相まって、ペロリといただいてしまいました。

 【御菓子処 伊勢屋】
福井県小浜市一番町1-6
電話番号  0770-52-0766
営業時間  8:00 ~ 19:00
定 休 日  水曜日
駐 車 場  専用駐車場あり



■地域に愛されるカフェ・スタイルでいただく葛まんじゅう

和菓子屋さんのハシゴ、その締めくくりとして選んだのが「志保重」。こちらの西津店はスーパーマーケットに隣接しているのですが、3卓の喫茶コーナーも設けられてちょっとした一休みに最適な感じです。
こちらの店頭では特に冷水に浸けるような演出はありませんでしたが、短い時間ながら落ち着いた中で葛まんじゅうを楽しめるという点では、今回訪れた店の中でナンバーワンの環境です。

注文した葛まんじゅうは、白いお皿に載せられてやってきました。
食べてみると、たしかに他の2店とは違う個性を感じられます。というか、同じ葛まんじゅうでありながら、訪れた3店それぞれに独自性を見いだすことができました。もちろん上質な葛を使っていることは全ての店に共通。その上で葛の硬さ、あとは餡の甘さの違い、これらの組み合わせでそれぞれの個性が出ているように思えます。

こちらの「志保重」さん、その点でいえば子供からお年寄りまで幅広い層に好まれそうなスタンダードな味わいでした。葛は比較的しっかりした歯ごたえで、餡もやや甘め。しかし、お店を訪れたときには、おそらく徒歩で来られたのであろう近所のご家族が先客としていらっしゃったことからもわかるように、地域に根付いた店として愛されているようです。ならば、こうした方向性も納得のいくもの。

ちなみに今回いただいた3店、その全てで葛自体には甘さがつけられていませんでした。ここが市販量産品との決定的な違いだと思います。甘さを求める向きには物足りなさもあるでしょうが、だからこそ上質な葛そのものの美味しさ、そして餡の美味しさを楽しめるのだろうと思いました。

 【志保重 西津店】
福井県小浜市雲浜1-8
電話番号  0770-53-0599
営業時間  10:00 ~ 20:00
定 休 日  不定休 (年2回)
駐 車 場  ママーストアー西津店を利用可



■百聞は一食にしかず

葛まんじゅうを堪能した後は、国道162号で海沿いを走り、三方から国道27号に移って来た道を敦賀市へと引き返します。
なお国道162号沿いの三方湖周辺では梅の栽培が盛ん。日本海側最大の梅産地として知られており、その栽培は天保年間から始まっているそうです。この時も青梅の収穫を行っている様子を沿道に見て取れました。

さて、敦賀市に到着したら時刻はお昼どき。この町では名物の「ソースかつ丼」をランチにいただいてみることにします。
やって来たのは「敦賀ヨーロッパ軒」の本店。元々は福井市にある「ヨーロッパ軒」の暖簾分けで生まれたお店だそうですが、開店したのは1939(昭和14)年と古い話で、既に長く独自の歴史を刻んでいるお店です。

街中にあるお店は、懐かしい感じの“洋食屋さん”そのものといった感じ。そう、レストランではなくて“洋食屋さん”。決してべらぼうに高級ではないのですが、家族で夕食に出かけるにしても、よそ行きの服でちょっとだけ身なりを整えて行く、という昭和の高度成長期にみられた風景を思い起こさせる雰囲気のお店です。
店内はやはり賑わっていました。ただ、観光客と地元客の比率が3:7くらいで、地元の方が圧倒的に多かったのは意外といえば意外。家族連れはもちろん、仕事途中のサラリーマンや作業員風の方々も、お昼を気軽に食べにやってくる地元密着型のお店であることを再認識した次第です。

注文したのは「かつ丼セット(1,050円)」。メニューを見ても“ソース”という前置きはなく、ここで“かつ丼”と言えば“=ソース”なのです。ちなみに単品では840円、味噌汁とサラダがついて1,050円というお値段です。
正直に言えば、これまでにソースかつ丼なるものはあちこちで食した経験がありますが、私はあまり好きではないのです。単にカツをご飯の上に載せてソースをかけただけ、というものが多かったように思えて、この時も“かつ丼”を注文しようか最後まで迷ったくらいなのです。
ゆえにあくまでも“せっかく来たんだから頼んでおくか”という程度で、期待はほとんどしていませんでした。

やがれ運ばれてきた“かつ丼”とご対面・・・。
ボリュームが予想以上・・・。大盛りではなく普通のサイズですが、厚手のカツが3枚も載せられています。丼も決して上げ底ではなく、ご飯の量もなかなかのもの。女性など食の細い方は「ミニかつ丼(525円」を注文した方が賢明に思えます。
そして一口いただいてみると・・・、美味しい!! ソースはいわゆる“お店秘伝の味”という感じで、いろいろなものを調合したオリジナルであることが明白。一般的なウスターやトンカツソースとは全く異なり、甘辛い感じの味わいがご飯にも最適で食が進みます。

これはやられました・・・。やはり百聞は一見に、いや“百聞は一食にしかず”です。自分の先入観を恥じるとともに、ここにはまた食べに来たいと思った次第です。
 
 【敦賀ヨーロッパ軒・本店】
福井県敦賀市相生町2-7
電話番号  0770-22-1468
営業時間  11:00 ~ 20:00
定 休 日  月曜日、第2・3火曜日(祝日は営業)
駐 車 場  専用駐車場あり



●ルートマップ|町田 → 菓子司 木屋傳 → 御菓子処 伊勢屋 → 志保重 → 敦賀ヨーロッパ軒・本店
 
Posted at 2011/08/04 17:15:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・観光ガイド | 日記
2011年07月25日 イイね!

2号機、継続検査。

2号機、継続検査。週末はいつもようのに社用車1号機(日産フーガ 350XV)で出張に出かけていましたが、この間に2号機(フォルクスワーゲン・パサート 2.0)を継続検査(車検)に出していました。

振り返るとフォルクスワーゲン・パサート 2.0を購入して手元にやってきたのが2009年7月24日のことでしたから、早いものでもう丸二年が経過したことになります。
この間には近距離用務を主体に、オドメーターに23,690kmを重ね、現在の総走行距離は62,845km。年平均で11,845km、月平均ならば987kmと、全国的な平均値と変わらない走行距離の伸びを示している感じです。

2年前に、3年落ちの中古車として目をつけた時、車検が切れた状態で店頭に並んでいました。ゆえに購入時に車検をとっていますから、厳密には私の手によって2回目の車検を受けたということになります。もちろん初回は購入した名古屋のトヨタ系ディーラーで点検を受けました。
そして今回。実は昨今のフォルクスワーゲン車はエンジンオイルのメーカー指定交換インターバルが15,000kmまたは12ヶ月ととても長いため、あまりディーラーと付き合う機会がありません。もともとトヨタ系、つまりは当時のDUO系列で購入したこともあり、自宅からはやや離れたDUO系の店舗を利用していました。

しかしDUOは廃止されて明確なディーラーの系統区分が無くなりました。さらに今回、車検に出すにあたっての準備段階で、どうにもこれまで何度か使った店舗の対応に納得のいかない部分があり、飛び込みで比較的自宅に近い場所にある店舗に相談を持ちかけてみました。
するとこちらはこぢんまりとした店舗ながら、スタッフの対応はなかなか好印象。もちろん店舗の規模は比較的小さい感じですが、正規ディーラーですから信頼できる技術力や整備ツールの備えはあると判断して、こちらに任せてみることにしました。
無事に検査が終了した車を引き取りに行ったのですが、きちんと整備の内容や注意すべき箇所についてのアドバイスも伝えてくれました。こうしたことは、言ってしまえば客への対応として当たり前のことですが、意外と当たり前の対応が出来ていない店舗やスタッフというのも多いものです。

気になる費用の面ですが、国産同クラスと比較した場合に若干は割高なのかもしれませんが、昔で言う「コクサンとガイシャ」ほどの差もなくなったように思えます。
もっとも今回は6万kmを超えているものの、エンジンオイルとフィルター、そしてエアクリーナー以外の消耗品は何も交換していません。数値的にはリアのブレーキパッドが残厚4.0mmと少なくなってきていますが、これも2年前の購入時に6.0mmでしたから、単純計算で1.2万kmで1mm減るということになります。ならばもう少し様子を見るだけの余裕もあるという判断で、今回の交換は見送りました。
なお、ボーレンフィルター(エアコンフィルター)やワイパーについては、今年の4月に自分自身で交換済み。タイヤも昨年4月に購入したもので、先に前後ローテーションをかけてあり、残溝の余裕はまだ充分に残っています。

取り敢えずはひとつの区切りとなる2年を経過したフォルクスワーゲン・パサート 2.0
ウチのフリートについては代替するとしたら、圧倒的に走行距離を重ねている1号機(日産フーガ 350XV)が先になるでしょうから、フォルクスワーゲン・パサート 2.0にはもうしばらく頑張ってもらうことになりそうです。
 

フォルクスワーゲン・パサート 2.0|継続検査 (車検)
 
 
2011年07月24日 イイね!

スーパー耐久シリーズ 第2戦・3 (御殿場 → 東京)

スーパー耐久シリーズ 第2戦・3 (御殿場 → 東京)日曜日はスーパー耐久シリーズ・第2戦「SUPER TEC」の決勝日。富士スピードウェイは金曜日や土曜日に比べて、やや上空に雲が多く涼しい一日となりました。昼前にはごく短い時間ですが小雨も降りましたが、コースを濡らすまでは至らず。シーズン最長となる4時間の決勝レースは、終始ドライコンディションで戦われることになりました。
それにしても7月下旬の大会ということで、相当な暑さになることを覚悟していた身としては、少々肩すかしを喰ったような感じ。二週間前に岐阜県の高山市で開催された全日本ラリー選手権の方が、今回よりも遥かに暑さが厳しく日焼けもしっかりしてしまう結果になったのでした。

決勝日も他の大会同様の行動パターンで取材や撮影を進めていきます。
午前中のフリー走行はピットまわりで各車のタイムをチェックしたり、ドライバーやメカニックの表情を撮影。ピットウォークでは各チームのピットで盛り上がっている様子を取材し、そのままスターティンググリッドを経て、スタートシーンは1コーナーから撮影。
あとはコースサイドのレスキューロードを順走方向で移動して、適当な撮影ポイントで走行シーンを抑えていきます。この時には各車の一台づつの走行シーンに加え、レポート記事で使えそうなバトルシーンもカメラにおさめていきます。私の場合は撮影よりもレポートのライティング業務が主となるので、どんなレポートを書いていくかを常に頭の中で考えながら、それに適したカットを抑えるようにしています。

ちなみに富士スピードウェイのコース全長は4,563m。コースの内側と外側にそれぞれレスキューロードが一周していますが、1コーナーからは外側の道をてくてくと歩いて移動。メディア用にはタクシー感覚で利用できる「プレスバス」という車両サービスがあり、これももちろん利用できます。しかし何故か今回は、ご一緒した方と話が弾んだこともあり、セクター3のテクニカルエリアまで延々と歩いてみたのでした。さすがにセクター3の上りは徒歩ではきつかった・・・。

レース中盤以降はピットまわりで展開をチェックしつつ、ピット作業シーンなどを撮影したり、ドライビングを終えて戻ってきたドライバーの話を聞いたり。
そして最後はチェッカードフラッグが振られてレースが終わると、表彰式の模様を撮影します。今回はST-5が成立したこともあって、表彰式に要する時間も長い。ここでは次々に表彰台に登る選手たちの表情を撮影し、それが終わったら優勝チームのドライバーに簡単なインタビュー。

概ねレース取材の場合はこんなパターンで取材を進めていくのですが、今回も同様で4時間のレースも感覚的には“あっと言う間”に終わったような感じです。

表彰式が終わり、ドライバーインタビューも終わって間もなく、車両保管が解除されて決勝正式結果が発表されたら取材も無事に終了。今回は東京への帰り道で某チームのメカニックさんお二人を乗せていくことになっていたので、チームの撤収が終わったら一緒にサーキットを後にします。
御殿場市内で夕食、この間に気になっていたのが東名高速道路・上り線の渋滞。タイミングが悪いと20kmや30kmの渋滞は当たり前、感覚的には富士スピードウェイからの帰り道が果てし無く遠いように思えたりもするのです。

しかし幸いなことにこの時は渋滞がほとんどありませんでした。スムーズに東京都内に入り、お二人をそれぞれ宿泊されるホテルまで送り届けたら、私も無事に帰宅の途につきます。
覚悟していたよりも早い時刻に帰宅が叶いましたが、ここからがある意味で仕事は本番に突入。写真の整理や加工、レポートの執筆など、長い夜がまだまだ続いていくのです・・・。
 
Posted at 2011/08/04 01:54:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年07月23日 イイね!

スーパー耐久シリーズ 第2戦・2

スーパー耐久シリーズ 第2戦・2御殿場入り3日目の朝は、昨日と変わらず気持ちよい青空。富士山もくっきりとその姿を見せてくれています。

スーパー耐久シリーズ・第2戦「SUPER TEC」は予選日を迎えました。今回は予選を土曜日、決勝を日曜日と別々の日に行う“2DAY開催”なので、朝はそれほど早起きをする必要がありません。比較的ゆっくりと余裕を持って富士スピードウェイに入り、関係各位と情報交換を行ったり、ちょっとした集合写真の撮影をしたり。

予選は走行時間が短めなため、私はこの時間帯はコースサイドに行かず、ピットでドライバーやメカニックの表情を中心に撮影するのがいつものスタイル。決勝は長時間に及ぶ耐久レース、もちろんこれはこれで全員が真剣に戦っているのは当たり前。しかし短い時間でコンマ単位のタイムを競り合っている予選中は、ドライバーやメカニック諸氏が決勝中とはまた異なる表情を見せてくれます。特に“眼の表情”がちょっと違いますし、ピットを包む緊張した空気も決勝中のそれとはまた異なっているように思えるのです。

ところで今回の大会は、公開直前となった映画「カーズ2」とのタイアップをしています。ピットでは「ライトニング・マックイーン」の実車展示がされていたり、映画のグッズ類も販売されています。そしてなにより、他の大会とは違ってパドックの入場もフリーとなっているのが大きな特徴。そのパドック内ではレースクィーンが出演するステージショーや、いろいろな物販・飲食テントも軒を連ねていました。
もっとも参加型レースであるスーパー耐久シリーズ、その観戦料金がパドックフリーとはいえ当日券で予選日が3,500円、決勝日は6,500円、2日間通しの前売り券で5,500円というのは、いささか強気にすぎるプライスタグという印象も拭えませんが・・・。

閑話休題。

パドックのイベントスペースに話を戻しますが、ここでは日本のモータースポーツ史にその名を刻んできた名車たちも展示されました。それは、ADVANカラーをまとう歴代のマシンたち。F3000、GC)、JTCC、マカオグランプリ、グループAと、それぞれの時代で人気を集めたカテゴリーに参戦したマシンが一同に揃ったのです。
このADVANカラー、赤と黒の2色で構成される比較的シンプルなデザインのカラーリングです。しかし、これほど秀逸なレーシングマシンのカラーリングもほかに無いような気がします。フォーミュラからツーリングカーまで、いや果てはタイヤを運ぶ大型トラックやトレーラーにまでペイントされても、どんな車種でも破綻を見せません。ツーリングカーもクーペであろうがハッチバックであろうが、全く問題なく似合うのです。

さらに言えばその活躍の場はサーキットに限らず、国内外のラリーフィールドなどでも栄光の歴史を刻んでいます。
2011年で言えば、ADVANカラーをまとうマシンはIRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)に参戦しているスバルWRX STIのR4仕様と、全日本ラリー選手権に参戦する三菱ランサー・エボリューション。あとはサーキットレースではLotus Cup JAPANに今年は新型エリーゼが参戦しています。もっともこのエリーゼは金色のストライプが前後に走っているというイレギュラーな部分がありますが、これは同シリーズの規則に従っての措置です。

ちなみに当方の手元には、ラリー車を中心として大量にADVANカラー車のミニチュアカーがコレクションされています。
もうひとつ、実はタイヤを運ぶトランスポーターを再現しようと企んで、1/32スケールの大型トラックのプラモデルも購入してあるんですよ。果たしてこれはいつ製作に着手できるのか、全く今のところは未定ですが・・・。
 
Posted at 2011/08/04 01:08:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2011年07月22日 イイね!

スーパー耐久シリーズ 第2戦・1

スーパー耐久シリーズ 第2戦・1本日よりスーパー耐久シリーズ・第2戦を取材するため、富士スピードウェイに入ります。
まずは朝一番でメディア受付を済ませ、その後は練習走行が始まるまでの間で関係各位と情報交換。

そんな中でひとつわかったのですが、この日の朝は東名高速道路が事故で大渋滞していました。
例えば横浜青葉ICから高速に入った某氏は、次の横浜町田ICまでの僅か6.4kmを進むのに、なんと1時間を要したというのです! さらに別の方は東京都内を出発して、首都高速から東名高速へとリレーして御殿場まで移動されたそうですが、かかった時間は渋谷付近から御殿場までで実に約4時間!!

私は昨日付のエントリに記したように、たまたま昨年のうちにしていた宿の予約が木曜日チェックインとなっていたため、そのままのスケジュールで行動しました。もしも金曜の朝に出発していたら、この激しい渋滞に巻き込まれていたのは必至、ゆえに結果オーライですがラッキーな判断となりました。

この日は朝から青空が拡がった富士スピードウェイ、練習走行が始まると同時にコースサイドへと移動して走行シーンの撮影。
今回は昨年発足したST-5クラスに5台のエントリーがあり、ようやくクラスが成立する運びとなりました。そして、ヴィッツ一色だったこのクラスに、新たに参入してきたのがホンダフィットRS。残念ながらヴィッツは全てが現行型でない中、ST-5クラス唯一の現行モデルとして注目を集める存在です。

参戦については事前にチームのリリースも出されており、参戦決定から車両製作、そして今回の初参戦までは、とても短い時間でした。特に現行フィットとして事実上初めての本格的なレーシングマシンですから、当然のごとく“生みの苦しみ”というのもあったのではないかと思います。レーシングパーツそのものも決して種類は多くないですし、マシン製作の前例がほぼ皆無ですから作る側としては手さぐり状態だったかもしれません。
しかし、無事にサーキットコースへと姿を現したそのマシンは、デビュー戦とは思えない高いポテンシャルを金曜日の段階から見せてくれました。

改造範囲が狭いモータースポーツカテゴリーについては、サーキットレースでもスピード行事でも“中古車市”のような状況になりつつあります。
近年の安全性や環境性能に対する要求から、車はどんどん重く・大きくなる方向にあります。これを否定する向きも多いようですが、私は全面的に否定するのは自動車の進化を否定することにもつながるように思っています。
もちろん無尽蔵に重く・大きくなることを良しとはしません。技術革新によりこれを抑制する方法も必ず見いだせる部分があるはずです。

しかしフォーミュラのように純粋なレーシングカーや、市販価格が数千万円ともなるようなモデルならいざしらず、一般的な市販車というのは耐久消費財のひとつです。これはハイパワーなバリエーションモデル、例えばランサーのエボリューションや以前のシビックタイプRでもそうですが、あくまでも量販モデルがあって、その上にスポーツモデルが存在している訳です。
つまり、現実的な価格で売られるスポーツ色の濃いモデルというのは、量販市販車としての呪縛から逃れられないわけで、安全性や環境性能対応と完全に無縁ではいられません。今の時代、30年も前のように車両重量800kg代のポピュラーカーを作って商売として成立させるのはとても難しいことでしょう。

自動車をはじめとした工業製品は進化を続けるものです。これを道具とするモータースポーツは、その進化や変化に適合していかなればなりません。
“中古車市”の様相が色濃くなりつつあるスーパー耐久シリーズ、あくまでも参加型レースと割り切るのか、それともエンターテイメント性も重視するのか、本来は何年も前の段階でアソシエーションや主催者がしっかり方向性を出すべきでした。ここがレースの将来を大きく左右する、基本的なコンセプトワークの部分なのですから。
 
Posted at 2011/08/03 02:43:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記

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各種取材やウェブサイトを中心とした制作業務を行なっています。 主なテリトリーは自動車/モータースポーツ、飛行機などの交通関係。 自動車は乗用車からトラッ...
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