MiniCar|RAI'S 日産フェアレディZ 300ZX 2by2栃木県警察高速道路交通警察隊車両
投稿日 : 2009年11月06日
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管内を東北自動車道が縦断している栃木県警察。高速道路交通警察隊は鹿沼の本隊を中心に、那須分駐隊と上三川分駐隊という布陣で活動しています。
この栃木県警察高速道路交通警察隊にもZ32型・日産フェアレディZのパトカーが配備されていました。
ロングホイールベースの2by2(定員4人仕様)がベースとなっています。
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エンジンは水冷V型6気筒DOHC、排気量2,960ccをツインターボで武装。カタログスペックは業界自主規制値いっぱいの280psで、5速マニュアルトランスミッションが組み合わされています。
ちなみに当時の「300ZX ツインターボ 2by2 Tバールーフ」の市販価格は444万円。
ベースとなった市販車の値札は結構な高額ですが、栃木県警察には後年さらに高額なパトカーが配備されることになるとは、この車が配備された当時は誰も想像がつかなかったことでしょう。
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フロントフェイスは低く精悍なものですが、残念ながら無粋な前面警光灯が一対"生えて"しまっています。
今なら小型のLEDタイプをナンバー脇に埋め込むなどの処理が出来そうなところですが、さすがに当時は電球オンリー。ただでさえ冷却風の導入が難しいシルエットゆえ、致し方なくこの場所への装着となったのでしょう。
なお、この栃木県警仕様は神奈川県警仕様と異なり、ドアミラー装着車。相勤員用ミラーは助手席側ミラーの上にチョコンと載せられているタイプです。
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2by2仕様ということで一応はリアシートを有していますが、実際の運用では余り使われることが無かったのではないかと想像します。
違反車両の運転手に告知を行なう際は助手席に座らせ、相勤員は車外で待機していたのではないでしょうか。
なぜならただでさえ狭いリアシートに、いくら違反者とは言え押し込めるのも無理があるというもの。
さらに高速道路交通警察隊の車両は規制用のパイロンや大量の発煙筒など嵩張る積載物資も多く、リアシートを起こした状態では積載能力的に無理があったのではないかとも想像出来るからです。
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神奈川県警仕様とは異なり、Tバールーフはガラスそのままの栃木県警仕様。もちろん標準装備の日除けは装着されたままで運用されていたかと思います。
ちなみに栃木県警ではZ32以前にはフォード・マスタングが配備されていたこともあります。そして近年ではホンダNSXの配備が有名なところでしょう。
さらに2007年にはZ33型・日産フェアレディZのバージョンnismoが配備され、話題をよんでいます。
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