MiniCar|RAI'S 日産フェアレディZ Ver.NISMO 栃木県警察高速道路交通警察隊車両
投稿日 : 2010年05月13日
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かつては高性能パトロールカーの代名詞とも言える存在だった日産フェアレディZ。
しかしZ32型では全国的にも"レア車"の部類になってしまい、さらにその次のモデルとなるZ33に至ってはデビューからしばらくパトロールカーとしての採用がありませんでした。
しかし後期型となった2007年、突然に栃木県警察高速道路交通警察隊にとんでもない個体がデビューしたのです。
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それが今回モデル化された1台。
なんと単なるZ33ではなく、2007年1月のマイナーチェンジと同時に登場した「Version NISMO」がベースとされていたのです。
エンジンなどはノーマルと同じですが、専用開発の足回りやエアロパーツで武装した「Version NISMO」。ボディの剛性も高められており、足元はフロントに18インチ、リアは19インチのホイールを装着しています。
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パトロールカーとされるにあたっては、白黒の制服仕様ツートン塗装が施され、ルーフにはブーメラン型の赤色警光灯が装着されました。
前面警光灯はナンバー両脇に、近年主流となっているLED式を一対装着。これによってフロントまわりの表情がとてもスッキリしました。
なお配備先は高速道路交通警察隊ですが、高速走行中にフロントガラスへの虫の付着を防ぐ「バグガード」は備わっていません。
また、助手席の相勤員用補助ミラーも見当たらず、もしかすると一部の覆面車両で採用されている小さな貼り付けタイプのミラーを助手席ドアミラー鏡面に装着しているのかもしれません。
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外観上、なんといってもリアビューは他のパトロールカーには無い威圧感を醸しだしています。
専用リアウィングとバンパー、そして二本出しの大径マフラー、超偏平タイヤなどが、従来の警察車両に対する概念を覆してくれています。
また、ミニチュアでも特徴的な装備のひとつであるリアストラットタワーバーがリアハッチゲートの内側にしっかり再現されています。
なお無線アンテナはTA型ですが、リアウィンドゥではなくハッチゲートに装着されているのは珍しいパターンです。
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Z32型に続いて、全国で唯一歴代フェアレディZをパトロールカーとして採用することとなった栃木県警察。
この車両そのものは県費購入ではなく、県内に生産拠点を構えるメーカーからの寄贈車両ではないかと言われています。
同様に栃木県警察ではホンダNSXも寄贈を受けて配備していましたから、他の本部からすると羨ましい限りかもしれません。
こうしたスポーツ系車両は実務よりも、ある種の"シンボル"として道路上での違反抑止効果や、イベント等を通じての交通安全普及活動に威力を発揮することが多そうです。
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