MiniCar|RAI'S 日産ティアナ250XE (2009) 警視庁 所轄指揮車両
投稿日 : 2010年08月31日
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パトカーには大きく分けて白黒ツートンの制服仕様と、俗に"覆面"と呼ばれる私服仕様の2つがあります。
日産ティアナについては圧倒的に私服仕様としての採用例が多く、初代も全国各地で見られる警察車両の一台でした。
もちろん"覆面"ですから、赤色警光灯をルーフに乗せている場面以外では、普通の方はその存在に気付かないことの方が多いでしょう。
リアウィンドゥのTA型、もしくはトランクリッドのTL型といった無線アンテナの存在が判別の大きなポイントですが、これは一般の方にとっては全く気にならない存在かもしれません。
さて、二代目のティアナについても"覆面"は早々にデビューしていますが、今回は警視庁の所轄指揮車両がモデル化されました。
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所轄指揮車両とは、各警察署に配備された幹部用の車両。署長を筆頭に幹部警察官が現場に臨場したり、公務移動で使うための車両であり、初代ティアナも多く採用されていたカテゴリーです。
外観上の特徴は、この車両ではトランクリッドに備えられた自動車電話のアンテナを模したTL型無線アンテナ。
今では自動車電話の装着率が僅かゆえにかえって街中で目立つ存在になってしまいましたが、秘匿捜査用ではなく指揮車両ということであまり問題にはならないのかもしれません。
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ルーフ中央の赤色警光灯は、捜査用覆面車両の定番とも言えるマグネットタイプのもの。
モデルでは室内からの電源ケーブルもしっかり再現されていますが、贅沢を言えばこのケーブルは運転席側からルーフに取り回して欲しかった気もします。
それというのも幹部車両では一般的に、後席に幹部1名が乗り、前席には運転担当者が1人だけ乗るというケースが多いからです。
ゆえに助手席は空席であることも多く、赤色警光灯は運転席側から電源ケーブルを伸ばしてルーフに載せられていることが多いのです。
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リアビューでは、やはりTL型アンテナの存在感が大きく感じます。
しかし、それ以外はあくまでもノーマル然としたもので、エンブレム類も市販車同様に車名とグレードの両方が備わります。
ちなみにこのティアナ、ルーフがドーム形状に大きくラウンドしていることから、赤色警光灯をルーフの前端に装着すると後方の低いアイポイントからの被視認性が低下してしまうように思われます。
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東京では比較的見かける機会が多いように思える二代目ティアナの指揮車両。
特に年頭の出動訓練などでは、会場まで各署の幹部を運んできた車両が周辺で多数待機しており、まるでホテルのエントランスで待つハイヤーの如く"黒塗りティアナ"が並んでいたりします。
ちなみに交通覆面では稀少な存在のティアナ、東名高速道路にいた初代後期型は最近見かけませんが、今も第一線で活躍しているのでしょうか?
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