MiniCar|NOREV プジョー407・SW
投稿日 : 2010年11月25日
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セダンボディに遅れること5ヶ月、2004年の9月にデビューしたのがプジョー407・SW。
206から設定された“SW”という名称を持つボディですが、この“SW”が何かの略なのかについてプジョーでは正式なコメントを出しておらず「ユーザーの皆さんのご想像にお任せします」としています。
これはいかにもフランス車メーカーらしいウィットに富んだ見解ですが、Wはワゴンの頭文字であったとして、Sの方は何の略と捉えるかでユーザー一人一人のカーライフに合った使い方が叶いそうな気がします。
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フロントフェイスはセダンと基本的に共通で、大口を開けたようなルックスが個性的。
プジョーのオーナーメントは大きなサイズのものが備わりますが、その位置はグリル内ではなくボディパネル側となっています。
フロントウィンドゥも大きく室内は開放感満点。やや傾斜がきついこともあって、ワイパーは中央から左右の外側に向かって動く対向式を採用、日本仕様ではレインセンサーによるオートワイパーも装備が用意されています。
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SWならではの装備としてはルーフレール、さらに1枚目の写真でわかるように面積の大きいパノラミックガラスルーフが用意されています。
ルーフレールはバカンスの国・フランスでは重宝されていることでしょう。
夏休みなどにはキャンピングトレーラーを牽引して旅行に出かけるのも珍しくないお国柄、長期滞在に必要なものやレジャーグッスをルーフキャリアに満載するユーザーが多いと思われます。
パノラミックガラスルーフはガラスそのものの開閉機構は持っていませんが、青空をドライブのお伴に出来るという大きなメリットがあります。
もちろん電動式のサンシェードを用意、これは9段階の任意の位置で止めることも可能。熱や紫外線の影響を低減するティンテッドラミネートガラスも採用されているので、女性でも安心です。
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ハッチゲートはウィンドウ部分だけの独立開閉が可能。小さな手荷物をちょっと出し入れしたい時や、車両の後方にスペースの余裕が無いような場所での荷物の積み卸しで効果を発揮します。
SWで気になるのはその積載能力。
5人フル乗車時で702Liter(VDA方式)という十分な積載量を誇る上、6:4分割可倒式リアシートを採用しているのでフレキシブルな使い方が叶います。
リアシートを全て倒した最大荷室容量はなんと1,654Liter。この空間をフルに使う機会を考えるのが難しいくらいです。
さらにフランス車の美点はフロア形状が良く考えられていていることで、数値だけではなく実際に荷物を積んでも効率的に荷室を活用することが出来ます。
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セダンに対してはリアオーバーハングを延長して荷室を拡大している407・SW。ゆえに全長はセダン比で+90mmの4,775mmとなっています。
日本車ではすっかり各社のラインナップから姿を消してしまったこのクラスのステーションワゴン。
一方で欧州勢には必ずラインナップされているボディスタイルですが、ドイツ車ほど堅苦しい雰囲気も無く、自然に日々の生活でパートナーとして活躍してくれる雰囲気がプジョー407・SWの美点と言えるでしょう。
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今回ご紹介したプジョー407のセダンとSWのミニチュアカーは、フランスのNOREV社製。
この2台はプジョーが独自に発注した407デビュー記念のセットモデルで、綺麗な化粧箱に2台がおさめられています。
台座部分には数量限定であることを示すプレートも備えられ、シリアルナンバーも表記。私の持っているセットは2,000セット中の1,642番というナンバーが割り振られていました。
これを購入したのは2004年の6月、フランスをル・マン24時間レースの取材で訪れた帰り道。パリのシャンゼリゼ通りにある「プジョーアベニュー」というメーカーショールームで買い求めました。
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