MiniCar|Aoshima 日産セドリック(430) 200スタンダード パトカー(西部警察)
投稿日 : 2010年12月12日
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アオシマのSKYNETブランドでリリースされたのは、シリーズ5代目にあたる430型・日産セドリックのパトロールカー仕様。
ただし厳密には実際に配備されていた警察車両ではなく、往年の人気ドラマ「西部警察」に登場した“劇用車”を再現したものです。
430型がデビューしたのは1979年、そして今回モデル化されたのは1981年4月のマイナーチェンジ以降年式となる後期型。
一方、西部警察は1979年10月に放送開始、Part-Ⅱ/Part-Ⅲとシリーズ化されて1984年10月の最終回まで人気を集めました。
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当時、セドリックと兄弟車のグロリアはともに、最廉価類別として「スタンダード」というラインナップを用意していました。
必要最小限の装備のみに留めた質素なモデルで、対象は営業用途。タクシーや官公庁、法人ユースが主でしたが、警察車両もスタンダードをベースとするのが主流でした。
最大の特徴はフロントフェイス。スタンダード以外の類別では角型四灯ヘッドライトが備わりましたが、この類別のみ丸形四灯となっていたのです。
また後期型ではウレタンバンパーの採用が拡充されていましたが、スタンダートは旧来型のコーナーからサイド部のみウレタンカバーとなっていました。
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直線基調のボディラインと前傾イメージのフロントサイドマーカーが430型のサイドビューにおける特徴。このイメージは次の世代となるY30以降にも受け継がれていきました。
また430型からはリアドア後方に小さなクォーターウィンドゥを設けた“6ライト”とされましたが、スタンダード類別ではこのクォーターウィンドゥが用意されていません。この点もコスト重視を表しています。
さらにリアバンパーも他グレードはサイドに回り込んでリアホイールアーチの直後まで伸びていますが、「スタンダード」は短く省略されています。
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リアビューでは後期型ではバックランプがテールライトユニットに一体化されたのですが、「スタンダード」のみ前期型と同じパーツを踏襲しています。
そしてなにより懐かしいのがスクエアソニックタイプの赤色警光灯。当時、既にこうした“散光式”の警光灯は実際の警察車両においてはそろそろ本格的な配備が始まろうかというタイミング。
その点、ドラマの世界ではこちらが完全に主流。実物よりも甲高いアメリカンなサイレン音とともに印象に残っているという人も多いことでしょう。
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当時の劇用車はタクシー上がりなどが多く使われていたようで、このモデルもベンチシート&コラムシフト仕様となっています。
もっとも当時は430型が最新の現行車種でしたから、派手なカーアクションで横転したりするのは230型や330型の役目でした。
なお西部警察といえば忘れられないのがエンケイのアルミホイール。放送開始当時から協賛企業となっており、普通の白黒パトロールカーにも同社の製品が装着されていました。
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