MiniCar|トミカリミテッドヴィンテージNEO 日産シビリアン 護送車
投稿日 : 2011年08月12日
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1970年以降のモデルについて、より再現性を実車に忠実に高めて商品ラインナップを拡大している「トミカリミテッド ヴィンテージNEO」。これまでに乗用車やスポーツカーはもちろん、商用車も色々とリリースされてきています。
品番LV-N51a、LV-N52aとして登場したのは、日産自動車が生産しているマイクロバスの「シビリアン」。中でもN-52a品番は、今ではちょっと懐かしいグレー&ホワイト塗装をまとう警察の護送車が再現されました。
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丸目4灯のヘッドライトや、ルーフに備わる単筒式赤色警光灯が昭和の香りを強くにじませているフロントフェイス。
このシビリアンは初代モデルで、そのモデルライフは1971年から1982年までの11年ほど。乗用車に比べると圧倒的に長寿ですが、マイクロバスとしてはごく一般的なライフではないかと思います。
ちなみにマイクロバスとは、乗車定員が11名以上29名以下の小型バスを指す呼び名。さらに車両総重量8,000kg未満で、かつ最大積載量が5,000kg未満、すなわち中型自動車の車体であることも条件になります。
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護送車ならではの特徴は大きく3つ。
まず警察車両の証とも言える、屋根上の単筒式赤色警光灯です。もちろんサイレンも備わりますが、実際には緊急走行をするケースは極めて稀なことだと思われます。
2つめはグレーベースにホワイトラインのカラーリング。これは旧・機動隊色と同じで、これくらいよりも大きなサイズの警察車両ではスタンダードなボディカラーでした。
そして3つめは窓の内側に張りめぐらされた鉄格子。もちろん逃走防止のための装備であり、あくまでも窓の内側に備わります。ここが機動隊などの車両に見られる投石防止金網とは異なるポイントです。
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最後部には非常口が再現されていますが、もちろんその窓にも鉄格子が備わっています。
さすがにこのスケールでは再現されていませんが、実際の護送車ではリアハッチやドア、サイドドアなどに、外部からのみ操作出来る施錠装置が備わっていることが一般的。仕組みはごく単純なものだったりしますが、外部からのみ扱えるということで逃走防止効果は抜群です。
なおミニチュアも実車同様にリアにはダブルタイヤが備わっています。
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運転席には直接乗降するためのドアが備わっていますが、これはマイクロバスにおいては比較的一般的な装備。ただし、護送車にとっては必須とも言える装備かもしれません。
モデルでは内装は一般的なバスのシートがそのまま再現されていますが、実際にはこのように前向きの座席が並ぶのではなく、通勤電車のようにベンチシートが左右それぞれに備わっているかと思います。このほかに監視員の席が別途設けられているというレイアウトでしょう。
そして運転席や助手席との間には、鉄格子や壁が設けられていて、あくまでも隔離されているはずです。そうしなければ、いざというときに運転席を奪われてしまうことになりかねませんので。
つまりこうした構造上、運転席に直接アクセスできるドアの存在は、護送車にとっては欠かせないと言えるのです。
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