MiniCar|CAR-NEL 日産マーチ (2008) 横浜市消防局救命活動隊車両
投稿日 : 2011年11月22日
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実在するパトカーのスケールモデルを多数リリースしてきたHIKO7が、新たにラインナップを展開し始めたの消防車両。消防の車というと「はしご車」や「ポンプ車」が真っ先に思い浮かびますが、CAR-NELシリーズとしてまずリリースされたのは、乗用車をベースとしたものでした。
神奈川県の横浜市消防局に配備されている救命活動隊車両、その中からK12型の日産マーチをベースとしている車両のミニチュアから、ご紹介していきましょう。
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外観はちょっとファニーな顔つきも特徴的な三代目の日産マーチ。今ではモデルチェンジを受けて旧型となっていますが、まだまだ全国各地の街中で見かける機会の多いモデルです。
もちろん消防車両ということで朱色のボディカラーをまといますが、さらに特徴的なのはホワイトのラインが入れられていること。消火活動ではなく、救命業務に従事することから、救急車の塗色である白もアクセントとして入れられているということでしょう。
また、ボンネットには鏡文字で「救命」と表記され、救急車でも見る機会の多い医療の象徴であるヘビをモチーフとした「スター・オヴ・ライフ」のマークも入れられています。
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ボディサイドを駆け上がる白いラインと、フロントドアに明記された「横浜消防」の文字が特徴的なサイドシルエット。
ルーフには散光タイプの赤色警光灯を備え、さらにその前後には特製の台座にいくつかのアンテナも備えつけられています。
ボディは5ドアハッチバック、ただしミニカーではリアドアやハッチゲートのウィンドゥがプライバシーガラス仕様になっていますが、実車はスモーク処理がされていない透明なものとなっています。
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リアビューは比較的、白色の領域が多い印象の救命活動車。
ハッチゲートの内側に、実車ではAED(自動体外式除細動器)をはじめとして、一般的な救急車と同じレベルの救急資器材を積載しています。
この車には、当然ですが要救助対象者を搬送する機能はありません。あくまでもコンパクトなボディを活かした高い機動性を武器に、真っ先に対象者の元に駆けつけて初期救命活動を展開することが任務であり、出場時には救急資格者が乗車しています。
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近年は救急救命士制度の普及に伴い、救急車は高度な器材などを搭載する関係から大型のボディを有する高規格救急車が主になってきました。
当然、車内での救命活動などには高い利便性を誇りますが、機動力という面では若干のハンデを背負ってしまうことになっています。
そこでこの救命活動隊車両。基本的に救急隊とペアで出場し、住宅街などの狭い路地も苦にすることなく、要救助対象者の直近に部署することが可能。こうしていち早く救命活動を展開して救急車に引き継ぐと、次の出場指令に備えて待機するという流れです。また救急車の出場中に入電した別事案に対応することで、救命率の向上にも貢献しています。
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