MiniCar|CAR-NEL 日産キューブ (2009) 横浜市消防局救命活動隊車両
投稿日 : 2011年11月29日
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先にご紹介した日産マーチと同時にCAR-NELからリリースされた、横浜市消防局の救命活動隊に所属している車両。こちらはマーチの翌年度に導入された車両で、ベースがキューブへと変更されています。
もちろんマーチと同様にボディカラーは消防車両と同じ朱色をまとい、そこに白いラインを入れて救命活動隊車両であることをアピール。ルーフにはワイドな筐体が特徴の赤色警光灯をルーフに備えています。
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なんとも特徴的な顔つきの三代目・キューブ。緊急車両には余り似合わないマスクのようにも思えますが、しっかりボンネットの先端には消防章が備えられ、「救命」の鏡文字と「スター・オヴ・ライフ」のマークについても、前年度導入のマーチと同様にあしらわれています。
ちなみにこのキューブ、警察車両としては先代の二代目モデルが宮城県警察など、さらに初代モデルも埼玉県警察などでの導入実績を有しています。
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初代から一貫して、車名である「キューブ」に相応しいスクエアなシェイプが特徴の同車。前後にプレスドアを採用、左サイドウィンドゥのグラフィックスは、左リアドアからリアゲートまでを一体化しており、これまた個性的な外観を演出しています。
ただ、一見すると"若者ウケ"や"ファッション性"だけを狙ったように見えるキューブですが、とても実用性が高くコンパクトカーに求められる本質的な部分をしっかり抑えた一台であることも、商品力の高さにつながっています。
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リアドアは一般的な上開きのハッチゲートではなく、横開き方式を採用。もちろん日本仕様は右側ヒンジなので、路肩に停めて緊急対応にあたる場合でも安全性を確保できます。
キューブに比べて圧倒的に優れているのはユーティリティ性。後部収納スペースの広さや使い勝手が格段に向上しているので、救急救命資機材を効率的に積載することが叶い、現場でも即座に必要なものを取り出すことが出来るようになっています。
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都市部の大規模消防本部ならではの取り組みともいえる「救命活動隊」。消防の組織や資機材についてはどうしても東京消防庁に注目が集まりがちですが、横浜市消防局も早い段階から独自の研究を進めてきています。
そしてこの救命活動隊が発足したのも、2008年の「横浜型新救急システム」の運用開始に伴うもの。コールトリアージと新しい指令システムを核としているこのシステム、現場における新たな戦力として期待を集めているのが、この救命活動隊車両なのです。
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