MiniCar|トミカリミテッド ヴィンテージNEO 日産エルグランド ジャンボタクシー
投稿日 : 2012年05月29日
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トミーテックから高規格救急車「日産・パラメディック」と同時にリリースされたのが、「日産エルグランド ジャンボタクシー」。パラメディックと同じ1/43スケールで、内外装に専用パーツを使用して10人乗りの乗用仕様を再現しています。
このジャンボタクシーもパラメディック同様に、実車はオーテックジャパン扱い。パラメディックに遅れること約2年、2000年の春に発売が開始されました。
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ボディはパラメディック同様、Bピラーから前が初代エルグランド。そしてBピラー以降にはキャラバンのボディを拡幅したものを使っているので、ルックス的にはフランス車のフルゴネットのように大きな箱を背負うスタイルとなっています。
フロントフェイスそのものはエルグランドなので、パッと見の違和感も少なく、高級感も演出されています。ただし、フロントには小さいオーバーフェンダーが備わり、ミラーも拡幅されたリアセクションに応じてやや張出の大きいものとなっています。
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サイドビューからも、室内に乗客用のシートが並んでいる様子が見てとれます。このジャンボタクシーは普通免許で運転出来る上限となる定員10人となっています。
座席配置は運転席と助手席に加え、客室は2人掛けが2列、最後尾に3人掛けが1列。そして2人掛けの2列目には収納式のシートが用意されており、これで運転手を含めて合計の定員が10人となっているのです。
なお、客室の座席については2人掛けの左席と、3人掛けの左右端には3点式シートベルトを装備。それ以外の席は2点式となっています。
タクシーらしい装備としては、スライドドアを運転席の操作で開閉できる自動ドアの用意がありました。
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幅広感をもっとも覚えるのが、このバックショット。小さめのテールランプに対して、ワイドなハッチゲートが特徴的と言えます。そして、そんなハッチゲートの右下には、架装を担当したオーテックジャパンのステッカーが貼られているのですが、この点もミニチュアではしっかり再現されています。
ハッチゲートを開くと、カーゴスペースが用意されています。ただ、あくまでも人を運ぶことが目的とされた車両ゆえに、複雑なシートアレンジなどは存在しません。
正確な数値は持ち合わせていませんが、奥行きよりも幅と高さを活かす感じの収納スペースであり、例えばゴルフバッグであれば立てた状態で4セット程度を積載できたと思われます。
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2000年のデビュー当時、エンジンは3,300ccのガソリンと、3000ccのディーゼルがラインナップされ、それぞれにFR(後輪駆動)と4WDの用意がありました。ミッションは全車コラム式の4速オートマチックのみで、この点はベースとなったエルグランドと共通しています。
ジャンボタクシーの名称通り、その多くはタクシー事業者が購入。特に観光地での小規模な団体需要や、冠婚葬祭などで重宝されていたことでしょう。
また、中にはテレビ等の撮影に使うロケバスとしての需要や、キャビン部分を改造してキャンピングカーに仕立てた事例もあったようです。
ちなみに新車価格は、3,300ccガソリンの2WDが442.8万円、3,000ccディーゼルの4WDは488.7万円となっていました。
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