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NorthStarの愛車 [日産 フーガ]

2012年・兵庫県警察 年頭視閲式 (2)

投稿日 : 2012年01月23日
1
白いボディに特徴的な青のラインが印象的な現行型ハイエースは、雑踏警備対策隊の車両。ルーフには大型のスピーカーが前後に向けて合計4つ備えられており、ここから雑踏事故を防止するためのアナウンスを流せるようになっています。

雑踏というのは聞き慣れない言葉かもしれませんが、要するに人込みのこと。年末年始の商店街やお祭り、夏休みの海水浴場などが該当しますが、兵庫県と言えば2001年の7月に発生した明石花火大会における歩道橋事故が思い出されます。
死傷者258人を出し、警察の警備体制も不十分と指摘されたことから、県警では雑踏警備対策に力を入れており、全国で初めて女性デュオによる歌を作ったりもしています。
2
現行型のトヨタ・ランドクルーザーが先頭に立って車列を組んでいたのは、機動隊の特科車両隊。ルーフに大きなスピーカーと折り畳み式の指揮台を装備しているこの車は、現場指揮官車と呼ばれています。
任務はその名の通り、現場の最前線で指揮を執ることにあります。

この任にあたる車両は80系、100系、そして現行の200系と歴代のランドクルーザーが導入されてきていますが、200系になって大きく変わった点がひとつ。
それはフロントウィンドゥを投石などから守るための金網が、従来は車体のAピラーにレールを固定して備えていたのに対して、200系ではサイドウィンドゥと同様に着脱式となっていること。それに伴い固定用のバーがルーフ前端に、受け部がAピラーの根本に備わるようになりました。
3
窓がふさがれたマイクロバス、ベースは三菱ふそうのローザ。この車両はキッチンカーと呼ばれるもので、その名の通り食料や飲料水の供給が任務となります。
出動事例としては長期に及ぶ捜索や救助活動、災害対応といったところで、現場に派遣された警察官たちの食事などを供給するためのベースとなります。

もっとも、消防でも同種の車両がありますが、決して本格的な調理を車内で行うというわけではなく、湯を沸かしてカップ麺などのインスタント食品を供したり、水や茶、スポーツドリンクなどを用意する程度とか。
ルーフサイドにはサイドウォーニングを備えているので、雨天や夏の厳しい陽射しの下でも、一時の休憩をとれるようになっています。
4
色合いは白と青の機動隊カラーですが、車体そのものは見かける機会も多いかと思われるのがレスキュー車。朱色のカラーをまとう消防の救助工作車と基本的には同じもので、艤装メーカーも共通であるケースがほとんどです。

ごらんの通り、後部にクレーン装置を備え、張り出したフロントバンパーにはウインチも用意されています。消防でいうところの救助工作車Ⅲ型に準ずる造りとなっており、もちろん日常的な人命救助事案への対応に加えて、災害出動も視野に入れた車両と位置づけられています。
5
災害対応という点では心強い存在といえるの、が災害対策活動用車や高性能救助車といった呼称がつけられているこの車両。ご存じ、ドイツが誇る万能車である、メルセデス・ベンツのウニモグです。

世界中の官公庁や警察・消防、さらには軍隊でも活躍していることからも、その性能については折り紙付き。卓越した悪路走破性や耐久性、数えきれないほどの種類があるアタッチメントを使うことで重機的な使い方も可能であることなどから、警察では大規模震災への対応用に全国の主要本部に国費で配備されました。

そのきっかけとなったのは、1995年に発生した阪神・淡路大震災であることは言うまでもなく。まさに被災地となった兵庫県だからこそ、特に震災対応には力を入れていることも紛れのない事実でしょう。
6
色合いは爽やかななブルーとホワイトですが、見るからに威圧感のある独特なシルエットの車両は遊撃放水車。
トラックシャーシに専用の装甲ボディを架装して、さらに水タンクとポンプ、ルーフには放水塔を備えている機動隊の特殊車両です。

この車両の主任務とは、暴徒の鎮圧。デモの拡大などから群衆が暴徒と化した際に、鎮圧の為に放水を行います。もちろん火炎瓶などによる火災の初期消火もつとめることになりますし、必要に応じては群衆相手でなくとも犯人検挙に使われることもあるかもしれません。
町中ではそうそうお目にかかる車両ではないですが、基本的に全ての都道府県に配備されています。
7
最後は車両ではなく、航空隊に所属するヘリコプター。1976(昭和51)年12月に全国で12番目の警察本部航空隊として発足し、地域部地域企画課の一部門として活動しています。
現在は大阪国際空港に基地を構え、シコルスキーS-76の「フェニックス」号と、アグスタA109Eの「ひよどり」を運用。管内を4つの空域にわけて、地上のパトカーなどと連携しながら警ら飛行や緊急配備対応、救助捜索飛行などを行っています。

なお式典では受閲飛行をフェニックス号が実施しましたが、迫力ある急旋回などには会場を訪れた多くの市民から歓声や拍手が起こっていました。

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