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モートルのブログ一覧

2018年05月28日 イイね!

ナイル流域の大神殿


「エジプトはナイルの賜物」と言われるように、
古代エジプトは、
大ナイルの流れで繁栄を極めた。


人やモノの往来はもとより、
熱帯雨林を源流とする大ナイルは
その肥沃な大地の養分を運んできて、
毎年のように氾濫し流域を潤すのだ。


巨大ピラミッドや巨大神殿の膨大な石積みは、
全てナイル川と引き込んで造る水路を使って運搬。


そして、
古代エジプトでは権力者たちは、
城を造るのではなく、
自らを神格化した「壮大な神殿」を造ることで、
その権威を広大な領土の津々浦々まで響かせることに注力するのである。


そんなナイル川沿いに展開された古代遺跡を船で巡る。


アスワンハイダム


1964年旧ソ連の経済援助で造られて以来、
永年沿岸住民を苦しめた氾濫は無くなり、
ナイル川の水量の調節ができるようになった。

広大な下流域での灌漑用水路の建設が進み、
エジプト全体の消費電力の20%をまかなう大規模な水力発電所も造られている。


ナーセル湖


アスワンハイダムによって出来たダム湖で、
多くの古代遺跡や集落を飲み込んだ。

その面積は琵琶湖の7.5倍に及び、
建設の功労者ナーセル大統領の名がつけられている。


アブ・シンベル神殿


アスワンハイダムの建設により、
水没する運命であったこの神殿は
その歴史的価値の大きさから
ユネスコや世界各国の協力により、
大きなブロックに切断され、現在の場所に移築された。




歴代王朝の数あるファラオの中でも
ファラオの中のファラオと言われたラムセス2世の大神殿と、
第一王妃ネフェルタリのための小神殿が並ぶ。



アスワンハイダムより下流域をクルーズ船で巡る



ワニの姿のソベク神を祭るコム・オンボ神殿






2000年以上前の暦(こよみ)が残っているのはコム・オンボ神殿だけ。



ホルス神殿






ハヤブサの姿のホルス神像




王家の谷の山の反対側に立つ、
ハトシェプスト女王葬祭殿


世界初の女王を祭る非常に美しい葬祭殿で、
神戸市立博物館で「大エジプト展」が開かれた時
この葬祭殿の大きなジオラマ(模型)を見て
是非現地に行ってみたいものだ・・と思っていた。



創建時にはすべての柱に
男の姿をした「ハトシェプスト女王」の像が立っていた。


カルナック神殿






ルクソール神殿



ファラオの中のファラオ ラムセス2世像









第一塔門に立つオベリスク。


対になっていたもう片方は現在、
フランス パリの「コンコルド広場」に立っている。



人間は太古の昔から
生まれながらに「社会的動物」であることを
このような古代遺跡を巡るとさらに強く感じることが出来る。


「社会や国家」を形成することで、英知が結集され、
便利で快適な生活を送ることが出来る事を
我々は本能的に知っていて、そう行動するのだ。


それぞれの時代に、
その土地土地にあった自治組織や集団が自然発生的にでき、
それがまた争いや融合を幾たびも経て
大きな「国家」のようなものに結実されてゆく・・。


王家から庶民に至るまで
いにしえの人々の暮らしや生き様に思いを馳せ、
あたかもその時代に生きた人々になり代わった気持ちで考えてみる時、
旅の意義や楽しさを強く感じ、
私の旅は単なる「物見遊山」の域を超えてしまう・・・。


多くの旅を重ねた人に、
最も感銘を受けた旅はどこかという問い掛けをすると、
「エジプト」との答えが多いのが解る気がした古代遺跡を巡る旅であった。


Posted at 2018/05/28 13:45:30 | 日記
2018年05月25日 イイね!

古代エジプト ピラミッド


4500年前、
ジェセル王に始まった巨大ピラミッド建設は、
500年間続き、
その後は神殿に立つ「オベリスク」へと形を変えていった。

今なお謎が多いピラミッドだが、
改めて目の前に立つと、その壮大さに言葉を失う・・・。


「階段ピラミッド」


サッカラにある、
4500年前の世界初のジェセル王のピラミッドは、
「階段ピラミッド」と言われ、
造られた当時から階段状の姿だった。




階段ピラミッド付近からは、
後々に造られたギザのピラミッドも見ることが出来る。



ダハシュールにある「屈折ピラミッド」


クフ王の父、スネフェル王が建てさせたものの、
巨大ピラミッドの最初期での不慣れからか、
構造計算のミスで建設途中クラックが発生してきたため、
急遽、計画変更、角度を緩やかにして完成させたという。



「赤のピラミッド」


スネフェル王は屈折したピラミッドのカタチに不満を唱え、
改めて新しいピラミッドを造らせた。

そのピラミッドは石の色が赤く見えることから「赤のピラミッド」と言われる。



「ギザの三大ピラミッド」


ピラミッド建設最盛期の世界的に有名な「ギザの3大ピラミッド」
「屈折ピラミッド」と「赤のピラミッド」を造ったスネフェル王の息子クフ王と
その子「カフラー王」その孫「メンカウラー王」と3代続く。




ギザからも遠くに、
階段ピラミッドなど多くのピラミッド群を見渡すことが出来る。


ピラミッド史上最大かつ、現在でも世界最大の石造建築、
地上140mの「クフ王のピラミッド」





建設当時は白く平滑な石灰岩の「化粧板」で覆われていた表面も
4500年の風化で現在の姿になっている。
(息子のカフラー王のピラミッド上部にその化粧板の痕跡が残っている。)


「ギザの大スフィンクス」


ライオンの体にカフラー王の顔で、
石を組み合わせたものでは無く、
ひとつの岩山から彫り出しているいるというから驚きだ。



夜のライトアップ



カイロ市街地に隣接している



ギザのピラミッドそばに
近代建築の「エジプト考古学博物館」が現在建設中で、
近く、現在の場所からここに移転が決まっている。



4500年前と言えば、
日本では縄文時代で、まだまだ原始的な生活をしていたのに比べ、
4500年後もその形が残る巨大建造物を組織的に造ることの出来る、
高度な文化や文明が成立していた事は驚嘆させられる。

古来より人間は、
繁栄と破壊を繰り返してきた。

これら古代遺跡を巡っているうちに
ピラミッド建設から4500年たった今でも、
人類は大きな無限ループの中にいて、
成功と失敗を大きく繰り返してるに過ぎない・・・との思いで
胸がいっぱいになった・・・。


Posted at 2018/05/25 14:25:29 | 日記
2018年05月20日 イイね!

イスラム都市カイロ


イスラム都市のこの街は
数千年前、超先進国として栄えた古代と
発展途上国エジプトの首都である現在の狭間で
混沌とした様相を呈していた・・・。



市内には至る所にモスクが点在する。



「エジプトはナイルの賜物(たまもの)」
悠久の歴史を見守りナイル川は今も市内を流れる。






「バザール」では、ありとあらゆるものが売られている。






市内に隣接するギザのピラミッド。



数々のピラミッドや大神殿の石灰岩石は
すべて市内のこの山から切り出し、ナイル川によって運ばれた。



移転が決まっている現「エジプト考古学博物館」

古代エジプト文明の遺品や美術品の多くは
イギリスやフランス、果ては新興国となった時代のアメリカに持ち出されたが、
流出を免れた16万点が展示されている。



エジプト独立の功労者「ムハンマド(モハメッド)・アリ」によって
1857年に建てられた「ムハンマド(モハメッド)・アリ・モスク」



ショッピング・モール内には「スタバ」も。



「アラビアの世界」で飲むいつものコーヒーは
どこかエキゾチックな味がする・・・。



Posted at 2018/05/21 00:03:24 | 日記
2018年04月15日 イイね!

春のドライブ つれづれ日記


冬の間は、凍結の心配や、
また、道路にまかれる「凍結防止剤」(融雪剤)を避け、
郊外へのTRGは控えるようにしているのであるが、
春の到来と共に、走り出した・・・。



和歌山 高野山ふもと「山荘 天の里」
http://amanosato.com/



コテージタイプの新しいホテル「山荘 天の里」
生憎の雨の中、レストランでランチを楽しむ。
(同行者撮影)



静岡「日本平ホテル」
http://www.ndhl.jp/



富士山も美しく
ドラマ「華麗なる一族」にも使用された
広大な芝生の上に愛車を並べる恒例イベントに参加。



徳島鳴門 ホテルリッジ「カリフォルニア テーブル」
http://hotel-ridge.co.jp/



明石大橋で淡路島に渡り、
さらに大鳴門橋(写真)で四国へ。

桜も満開の時期で、
鳴門スカイラインの途中にある「ホテル リッジ」内レストラン
「カリフォルニア テーブル」でランチタイム。
(同行者撮影)




「ウエスティンホテル淡路」でアフターヌーンティーを楽しみ、
明石大橋を通って帰るころには
すっかり日が暮れて・・・。
(同行者撮影)



奈良 名店「笠そば処」~名刹「室生寺」~名所「又兵衛桜」
(「ユーロ車 お気軽クラブ」TRGに参加)

http://kasasoba.com/

http://www.murouji.or.jp/

https://hanami.walkerplus.com/detail/ar0729e60449/



名阪道「小倉IC」から室生寺までの道は
通称「奈良ニュル」と呼ばれ、
中高速オーナーが入り混じる走って楽しい道だ。
(同行者撮影)




桜の名所「又兵衛桜」の開花のピークは過ぎていたが、
その威容は十分に味わうことが出来た。
(同行者撮影)


自動車趣味歴も長くなり、
適度なインターバルを持って「走る」つもりではあるのだが、

啓蟄(けいちつ)の語源曰く
春の陽気に誘われ、冬ごもりからゴソゴソと出て、
ふらふら出向きたくなるうちは、
まだまだ元気な証拠なのかも知れない・・・。



Posted at 2018/04/15 21:53:50 | 日記
2018年04月14日 イイね!

フェラーリ 不滅の栄光





https://www.youtube.com/watch?v=FDSYdWelRo8



代官山の蔦屋書店で、
いつものように自動車関連コーナーを回遊していたら、
このDVDの試写を発見し、思わず見入ってしまった。


白黒写真でしか見たことの無い、往時のレースシーンが、
カラーで、しかも美しい。


ドキュメンタリーの形をとりながら、
当時と同じ実車のヴィンテージカーをサーキットで走らせ、
大規模なロケ映像と、古い記録映像とを、
つなぎ合わせて編集する新作映画だった。


その場でディスクを買い求め、自宅の大画面テレビで
改めてその美しい映像を鑑賞する。


モーターレーシングの黎明期、
今よりずっと、死と隣り合わせだったレーシングドライバーたちの
あまりに過酷な群像劇。


エンツォ・フェラーリのレースへの情熱が、
どれ程のモノであったかが垣間見ることのできる
フェラリスタ必見のドキュメンタリーでもある。


http://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php?CNo=2&AgentProCon=36224



先人レーシングドライバーたちの多大な犠牲によって、
昔より飛躍的に安全に運営されるようになった
現在のモータースポーツが継続して成り立っていることを強く感じた。


男たちのモーターレーシングへの、
飽くなきチャレンジと情熱に感動を覚える作品。


「フェラーリの栄光」は、
その類まれな一人の男の執念ともいえるレースへの情熱が、
設計者、ドライバー、多数のチームクルー、出資者、
そしてフェラーリのつくるロードカーの顧客たち・・・
このような多数の賛同者たち、
即ち「フェラーリをフェラーリたらしめる人々」によって、
たゆまなく築かれたものである事も、
改めて感慨深く心に刻まれる物語であった。

Posted at 2018/04/14 22:38:01 | 日記

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