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miko1035のブログ一覧

2013年08月28日 イイね!

竹久夢二資料館

竹久夢二資料館 暑かった、まるで忍耐力を試されているかのような夏の日々もここに来て峠を超えたようで、一日の明るい時間もだんだんと短くなってきていることがはっきり感じられるようになりました。
 今年の夏休みは奇跡的にフルタイムで休めて毎日家でゴロゴロしていました。休みになったからどこかへ行こうとか、何かをしようとか、もううんざり。休みになったらゴロゴロしてほかは「何もしたくない」「何も話したくない」という生活をしたかったので少しはリラックスできたかなと。
 遊び目的の唯一の外出は娘が学校の授業で「竹久夢二」の名前を聞いてきてどういう絵を書くのか知りたいというので(多分どこかで見たことはあるのだろうけれども)伊香保の「竹久夢二記念館」へ19日にいきました。
夏休み最後の土曜ということで関越道の下りも上りも相当混むだろうなと覚悟していたのですが、混雑予想を見ると下りは午前九時ころ花園インター付近で渋滞が始まるようだということなので、チョットばかり早起きして七時ころ花園ICではなく北関東道の大田から高速に乗りました。
ガラガラというほどではないけれども渋滞もなく比較的スムーズに渋川ICに到着。グリーン牧場とその手前の何とかという遊園地が混んでいるんだろうなと思ったらそれほどでもなくチョット調子抜け。だったらグリーン牧場の裏にある原美術館で美味しいスイーツでもと思ったのですが(ここは品川にある本館同様にイベントに合わせたスイーツを出してくれるので若いカップルのちょっとしたデートコースにはお薦め)ここの展示は現代美術オンリーなので娘はともかく女房にはちょっときついと思ったので(・・だからなんだって言うのよぉっと頭から煙だして癇癪起こされても困るので)残念ながら今回はパス。
記念館も開館してまだ早い時間だったのでそれほど混雑もしていなくてゆっくり鑑賞出来ました。
「竹久夢二」というのは今はともかく生前は広告とか書籍などの印刷物への掲載が多く、中央の画壇には一段低く見られて受け入れられなかったようです。
今でこそ「イラストレーター」とか「グラフィックデザイナー」とか商業美術の世界が確立されているけれども当時はなかなか理解されなかったようです。
もともと地元の有志のコレクションが元になっているので原画そのものは少なめで印刷物が多いのですが、商業美術の性格が強い作家でしたのでむしろそのほうがよろしいかと。
彼の描く女性の多くは、訳ありの、カフェの給仕とか芸者さんとか水商売の女性が多いようで、どれも皆どことなくはかなさを感じます。そのことを女房に話すと「私のことみたぃ」・・これには娘も思わず吹いた。
専門的な美術館ではなくてあくまで「資料館」なので美術的な解説はなく、竹久夢二の活躍していた大正時代への思いを感じてねというところでしょうか。
木立の中の古めかしい洋館でコーヒーを飲んでなかなかのものでした。

時間も早いことだし、ちょっと足を伸ばして榛名湖まで寄り道。
湖畔のお店で観光地価格の食事をした後、娘がボートに乗りたいというので女房と二人かと思ったら「アータ、あたしチョット急用があるんでボートよろしく」
こんなところでどんな用が?と思ったが、しょうがないかといい年したおじさんが娘と足漕ぎボート。
女房は何をしているのかというと、湖畔のベンチで何やらゴソゴソ。ボートから降りて女房のところへ行くと、缶ビール片手に裂きイカ咥えて「ラリホーラリルレロ」
まぁこんなこととは思ったが、ここで一句・・ 
 「夢二観て 訳あり女が 缶ビール」
(しかし、我が女房よ、君はところかまわず四六時中酔っ払ってるな)

帰りも、帰宅ラッシュにはまだ早いようでスムーズに帰宅出来ました。
Posted at 2013/08/28 22:21:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | アート | 日記
2013年07月30日 イイね!

ゴミも積もれば・・・

ゴミも積もれば・・・私は自分で言うのも何だが、「物持ちのいい」方だと思う。収集癖とか「後腐れが悪い」という言い方もあるが・・
他愛も無いものでもちょっとばかし気になると結構手元においておくことが多々。映画館とか美術館のホールにおいてあるチラシ、フライヤーとか、ネットで調べ物ついでに見つけたポスターの画像とか雑誌の切り抜きとか、普通の人にはその場限りの単なる紙くずでもマニア(または変人)にはお宝なんだなぁ。

そういう人って結構存在するらしくそれなりのマーケットがあるようですね。例えば映画のチラシやポスターなんて結構な値段で取引されているけれども私の場合は金銭的なものは一切考えていなくてなにか絵的に面白そうなものを片っ端からという感じです。フレームに入れたり貼りパネに貼って部屋のインテリアという感じ。














ネットでもこういうポスターや画像なんてたくさんあるようだけれどもいつの間にかなくなっていることも多々。たぶん版権とか著作権とかが絡んでいるよう。美術館系のチラシ・フライヤーはさすがにセンスのいいものが多いような気がします。

Posted at 2013/07/30 21:47:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | アート | 趣味
2013年01月24日 イイね!

昭和の絵師 林静一

昭和の絵師 林静一前のエントリーに続いて「昭和の絵師」について。
上村一夫の「リリシズム」について書いたのだけれども、それを読んでいくと上村自身のコメントとして「同棲時代」には元ネタがあって林静一画伯の「赤色エレジー」のパクリだと・・自身が語っていた。林静一は以前から好きで画集もひとつ持っているのだが。林静一とは・・

ロッテの梅味キャンディー『小梅』のキャラクター「小梅ちゃん」のイラストレーションや、同棲生活をテーマにした漫画『赤色エレジー』で知られる。その繊細で叙情的なタッチはしばしば竹久夢二の系譜を受け継ぐと評される。画家、実写映画の監督、アニメーション作家として多才な活動を見せている。
妻は、染色作家の林節子。(Wikipediaより)

「赤色エレジー」は原書で持っていたのだが知人が細君に見せるといって借りたまま行方不明になってしまったので改めて文庫版を買った覚えが。
「赤色エレジー」なんて昔あがた森魚の歌があったがそれはこの作品からタイトルを借りたらしい。

女性を魅力的に描くイラストレータや画家さんたちはたくさんいるのだけれども、どれも作品のずっと奥の方に「いつか何処かで見たような気が・・」そういうイメージがある。一目見て「ああ、これはあの人だ」とすぐに頭のなかに浮かんでくる作品って思いの外少ない。
特に若い人の描く女性もしくは女の子は元ネタがすぐわかる・・というか誰が書いても皆同じに見えてしまう。その中でごく少数の才能が生き残って花開くんだな。今はパソコンや様々な機材、道具が発達普及して誰でも技術だけはそれなりにフォロー出来る。後はオリジナルの勝負。
上村にしても林静一にしても、誰が見てもひと目でわかるでしょうね。

林静一画伯の画は、私にとって一言で言うと・・「ふわふわで気持ちのいい綿毛がいっぱい詰まった箱に手を突っ込んでかき混ぜていると、鋭いナイフの歯が隠れていて思いっきり手を切った」・・そんなイメージ。
林の描く画はイラストというより日本画のオーラが漂う。
アイスクリームやフラッペというより葛切りや水ようかんという感じかな。
Posted at 2013/01/24 12:02:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | アート | 趣味
2009年04月30日 イイね!

日本の美術館名品展にいく

日本の美術館名品展にいく今日は子供達も学校でいないので女房と二人で「日本の美術館・名品展」に、東京都美術館まで行ってきました。
国立博物館では「阿修羅展」、国立科学博物館では「大恐竜展」、国立西洋美術館では「ルーブル美術館展」東京芸大では「皇女たちの信仰と御所文化 尼門跡寺院の世界、芸大コレクション展 春の名品選」など上野駅周辺の美術館ではさまざまな企画展が目白押しです。駅を降りるとかなりの人がいたのですが、動物園も含めてそれぞれに分散しているようで、美術館の中に入るとそれほどの混雑もなかったので助かりました。

 日本各地の公立美術館が所蔵している「おらが町のお宝」を一堂に集めたものだそうで、リストを見ると名前は知っているけれどまだ見たことのない作品、写真でしか見たことのない作品も多数含まれているようなのでとても楽しみでした。
 特に私としてはエゴン・シーレの「カール・グリュンヴァルトの肖像」、シャガールの「オルジュヴァルの夜」の二点がキモでしたが、実際に見てみると最初から圧倒されてしまいましたね。
 どれをとっても、美術館のメインになりうる作品ばかりです。作品の数(220点)にも、そしてそれぞれのクオリティにも圧倒されますね。あるところにはあるもんだと思いました。普段はそれぞれ地方の美術館に分散されているわけでそれをみんな観賞しようとするのは(私には)事実上不可能に近いので、今日は久々に興奮したなぁ。
 当然のごとくコンセプトは無く一つ一つの作品のレベルのみの勝負ですが、どれが一番だといっても納得できるクォリティです。すべてを観賞するのに私は二時間くらいかかりました。今後もこういう企画を続けて欲しいと思いました。
 女房は先に出ていてベンチで舟を漕いでいたようです。興味の無い人はこんなものです。(このバチあたりが。もう二度と見られんぞ!!)
Posted at 2009/04/30 21:33:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | アート | 趣味
2008年11月03日 イイね!

栗田美術館に行く

栗田美術館に行く 昨日は朝から天気がいいし、息子は学園祭の準備、娘は受験の模擬テストで家にはおらず、このまま家にいてももったいないということで、女房と栃木県足利市にある栗田美術館へ行ってみました。ここは私のお勧めスポットで紹介した場所ですが、正直なところもう何年も行っていませんでした。
 この美術館は当地出身の故栗田英男氏の蒐集による伊万里・鍋島だけを館蔵する美術館です。おそらく世界でも最大ではないでしょうか。物が物だけに人のいりは少ないようでしたが、むしろこういうときのほうが周りを気にしないでじっくりと観賞できるので私としては好都合です。小高い山全体が庭園になっていて所々に展示館があり開放的でノビノビと観賞できました。

 私は伊万里(有田)の中では江戸前期の自由で親しみある、想像性豊かな古伊万里が特に好きです。ヨーロッパや東南アジア(東インド会社)に大量に輸出されたエキゾチックなものが多く、ヨーロッパ人に東洋のジパングへの憧れを抱かせたといっても良いかもしれません。
 
 












 それで古伊万里はヨーロッパでは早くから実用品としてではなく美術品として珍重されていたようです。日本国内では鍋島藩の保護育成と厳しい管理がされており、庶民にはあまり出回ることは少なく、大名や大商人の間でしか出回らなかったようです。それ故出回る数が少なくそして品質も優れているものが多く、マーケットでは常に高値で取引されるようです。
 当時、国内では流通が限られていて美術品としての価値は外国の方がより認識されていたようです。
 あのマイセンでさえ古伊万里の存在が無ければ今現在の評価はなかったのではないでしょうか。そんな日本が誇る宝を一堂集めたのがこの美術館です。
 博物品ではなく美術品として展示しているところに、伊万里の格調の高さが感じられるようです。実際、同時に展示してあるインカでの出土品はやはり博物品でしか感じられませんでした。世界が違うということです。
 私自身も博物館だったら多分行かなかったでしょうね。とはいえ、あまり堅いことばかりだと女房の脳みそが煙を出して爆発してしまいそうなので庭園の中にある山荘で抹茶を飲んでのんびり時間をつぶすこともできました。


(それにしても、独身時代にやっとの思いで買った伊万里のティーカップのセットをヤケクソの女房にいともかんたんに割られてしまったことを今でも未練たっぷりに思い出します。)
 集客を狙ってアミューズメント化している美術館や博物館が多々ある中で伊万里・鍋島だけを展示する当館は貴重な存在です。
Posted at 2008/11/03 19:20:50 | コメント(3) | トラックバック(0) | アート | 趣味

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