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2010年05月21日 イイね!

DVD三昧の日々・・鬼畜を観る

DVD三昧の日々・・鬼畜を観る連休中は体の方は良かったのですが、ちょっと事情があって遠出を控えていました。
半端な時間はけっこうあるのですがまとまった時間がなかなかなくてその分読書とかDVDを鑑賞していました。
「松本清張傑作映画ベスト10」なる解説本付きのDVDのシリーズが出ていたので「鬼畜」を買ってみました。






この作品のビデオは持っているのですが、かなり擦り切れてしまっていて、それに肝心のデッキが逝かれてしまっていたので丁度良かったです。
この作品は娯楽として観ると重く、辛い作品です。(だったら観なきゃいいだろうというツッコミはなしということで・・)
気の弱い男が愛人から子供三人を押し付けられ、継母にそれとなくそそのかされて、次々に「始末」していく話なんですが、多分見る人の立場によってかなり受けとめ方が変わっていく作品だと思います。いろいろと解説を見ると事の背景に昭和三十年代(実際に昭和三十二年に起きた事件を元にしているらしい)の貧しさをダブらせていたり、今問題になっている子供への虐待に絡めている論調もあるようです。
背景は夏で、暑くて何もしなくても汗がにじみ出てくる、ジメジメした夏の日の出来事で、あの時代の空気そのものという感じで、その中にいれば誰でも少なからず苛立ってくるだろうなと思いました。
これほどの事件にならないまでも今なら立派に「虐待」になる無神経で何も考えていない大人たちの子供に対する振る舞いは当時は日常茶飯事で、罪悪を感じながら絶望感のようなものを背負っている緒形拳演じる主人公は、イエスの受難においてその場から逃走し、イエスを否認した後泣いて悔い改めたペテロのようなもので、何も感じないどころか、開き直りの感すらある当時の大人たちと比べてみればまだ救いの余地はあると思う。
親は子供を選べるが、子供は親を選べない・・・多分子供という存在は大人にとって天が与えた「審判」だと思う。誰でも一度は必ず試される時があるような気がします。私は、子供は天からの授かりものだと思っているし、同時に天に自分が試されていると思っています。そういう意味では私にとっては「絆」「生き方」とかただ漠然としたものに一本の線を引く作品かもしれない。ただしそういうスタンスで見ればの話ですが。興味のない人にはただイラつくだけかもしれません。
 いろんな方の批評を拝見すると、子役の演技がよろしくないとかあるのですが、これは酷というもの。非日常的な背景にあわせて演技しろと言ってもちょいと無理かも。
Posted at 2010/05/21 22:53:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映像/音楽 | 音楽/映画/テレビ

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