• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

miko1035のブログ一覧

2012年10月22日 イイね!

(今更ですが)マジソン郡

(今更ですが)マジソン郡この原作(ロバート・ジェームズ・ウォラー著)を以前本で読んでいたので今更とは思っていたのだけれども、女房が観ていてせっかくだからということで鑑賞しました。
意外に知られていないことなんだけれども、主演のメリル・ストリープが不倫(もしくは大人のラブストーリー)をやらかしてくれるのは二度目。最初は1986年、「恋に落ちて Falling in Love」という作品がある。相方は「ロバート・デ・ニーロ」
で、今作品が10年後の1995年で相方はクリント・イーストウッド(監督も兼ねているんだな。Mr,イーストウッド、本当は私はよろめきよりもカウボーイや兵隊姿のあなたが見たかったんだよ)
どこにでもいる平凡な、しかし異様なくらいのオーラを時折放つ中年の女性を演じられるのは多分この人以外そうはいないのかも。(考えてみたら、ハリウッドというところでは女優さんは四十過ぎるとあまり出番がなくなるのだけれども彼女の場合役作りのための下調べを結構綿密にして勉強するらしく、監督さんや製作者の意図を理解して形にしてくれる数少ない女優さんということで人気があるらしい)
「恋に落ちて」はNYという大都会での話だったけれども(都会の住む大人の女性ということでスマートな印象でした)今回の舞台は1965年「アイオア」の片田舎でのお話。映画では説明していなかったと思うけれども、劇中の彼女はイタリアからの移民でアメリカに憧れてきた元教師。真面目ではあるが鈍臭くて、なんの洒落っ気もなく、おそらく自宅と畑の往復と近くの街へ買い物に行くくらいの行動パターンしか持たない夫との会話のない生活。毎日畑仕事に追われ数少ない娯楽といったなら、ご近所のつまらぬうわさ話と押し付けがましいテレビだけ。そこに写真を撮るために世界を旅するクリント・イーストウッド演じるロバートのような男が現れたらホロリとしてしまうのも無理は無いのかも。夫と話をしている時の彼女はいかにも疲れきっている農家のおばさんだけれどもロバートと合っている彼女はイキイキした美人になっている。結末はともかく主演のクリント・イーストウッドは、公開当時65歳。頑張ってるな。
日本のメロドラマとちがってドロドロにならないところ、または変にその辺を意識しすぎて中途半端にならないところがよろしい。

しかしながら私としてはドラマよりもアイオワの風景の方に心惹かれてしまった作品でした。
Posted at 2012/10/22 17:34:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映像/音楽 | 日記
2012年10月14日 イイね!

「日本の70年代1968-1982」展を観てきた

「日本の70年代1968-1982」展を観てきた埼玉県立近代美術館で開かれている「日本の70年代1968-1982」展を観てきました。
正確には10日前になるのですが図録が在庫切れで二三日前にようやく送られてきたのでアップします。
芸術というより文化・カルチャーの回顧展とでも行ったほうがいい感じですね。
おおよその流れは六十年後半あたりから始まったとされる流れなんだけれども、それまで続いてきた学生運動の流れを受け継いで(かなり開き直り気味に)カウンターカルチャー(対抗文化)が強く感じられる性格なんだけれども、それがいつしか「分かる人だけ・知っている人だけ」のアンダーグラウンド・「アングラ」と呼ばれるサブカルチャー(下位文化)と、もっと時代の豊かさを享受しようとするハイカルチャー(上位文化)の2つの構図のせめぎ合いがあったように感じます。
特に七十年代のサブカルチャーはいま見ても刺激的。横尾忠則がアンディ・ウォーホルのようなコラージュで作ったポスターとか赤瀬川原平の「状況劇場」のポスターとか最高だな。
(状況劇場なんて場末にひっそりと咲いた毒々しい華のようで、なんだかわからないけれども心惹かれる存在だった気がする。そういう表現の方法論が「西」に種を巻いて中野、高円寺、吉祥寺あたりで中身は知らないが「演劇」として今も生き延びているのだけれども。)
ハイカルチャーとしては旧国鉄の「DISCOVERE JAPAN」のポスターなんてよかったな。・・これって黄色いニットに赤いパンツを履いた女の子が稲刈りの終わった田んぼでギターを弾いている構図なんだけれどもひどくぶれていて、どこが観光地なんだ?と思った人もいたのでは。第一「DISCOVER」の意味なんて誰も知らなかったんじゃないか。これを駅だけではなく巷のいたるところに貼ってしまうなんて既存の価値観では考えられなかったのでは。
これに惹かれるように「アンアン・ノンノン」なんて出版されたし、「ポパイ・ブルータス」なんていう以前の学生運動の貧しさが総てのモチベーションというロジックををせせら笑う雑誌も出た頃。しかしこういう雑誌を出版したのも全共闘世代。
権力に逆らうこと、どんなジャンルにでも横たわっている古い「権威」を打つ破ることこそ新しい文化の創造であった時代。同じ世代から発生したカウンターカルチャーであった反対勢力の文化は状況によっては別の流れからは体制派と受け止められる矛盾があってそこには何か虚しさのような気分すら漂っていた気がする。そういうせめぎあいを一つに無理やり結びつけたのが、池袋西武百貨店と隣の池袋パルコでこの「文化」の集約地はここだと言っても過言ではないと思うし、「アングラ」という商品の情報を提供したのが「ピア」。
カウンターカルチャーというより徹底したパロディに変質はしていたが。糸井重里の「変態よゐこ新聞」とかパルコ出版の「ビックリハウス」なんていうのもあった。
百貨店の12階にあった西武美術館に一歩足を踏み入れると本当に別の世界だったな。お店だって本当にここは百貨店か?と思うくらい変なお店や怪しげな人たちがたくさんいた。(危険な匂いはしなかったけど)それ以降八十年辺りまで若者の文化はここから発信されていたんじゃないか。だだしほとんどは東京のほんの一点だけの発信でそこから離れれば離れるほど何がなんだかわからずにただ流行っているとしか受け止められなかったのでは。だから派手で毒々しい割には「分かる人だけ・知っている人だけ」の文化だったのかもしれない。
2012年10月06日 イイね!

M君のこと

M君のこと就職してすぐ配属された職場で最初に仲良くなったのがM君。
中途半端な真夜中、ビルの三階にある社員食堂の非常口の階段に腰掛けて明け方までお互いに自身の好きなこととかよく話をしたな。
私は文学とか映画とか絵画の話。彼は車、波乗りの話。
あれからもう二十三年。今はどうしているんだろう。
夢はかなったのかい? 純ちゃん。

プロフィール

皆さん今日は。 「読める」ブログを目指したいと思います。 ネタ探しは大変ですががんばってみます。 他人の迷惑顧みず、独断と偏見だけで、時にはマニアックに、...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/10 >>

 12345 6
78910111213
14151617181920
21 222324252627
28293031   

愛車一覧

スバル レガシィB4 スバル レガシィB4
流れ流れてB4にたどり着きました。 時間がなくて、会社の行き帰りがほとんどなので車にはか ...
スバル XV スバル XV
理路整然としたスバルの中にあって一番ゆるキャラが入っているような気がする。肩肘張るのもも ...
スズキ スイフト スズキ スイフト
愚妻がやってくれました。 こんなホットハッチにのってうちのお母さんは一体どこへ行こうとし ...
トヨタ アルテッツァ トヨタ アルテッツァ
朝起きて会社に行こうとすると車がない。 また乗っていかれた。 女房に奪われました。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation