
さて、STAY HOMEなGWはまだまだ続いています。
通常の方は水曜までがGWというところですが、製造業であるうちの会社の場合、祭日がない代わりに長期連休が長いのです。
ということで、本日がGW最終日。
休業期間も合わせ、もう頭がボケボケです、明日は在宅で業務開始です。
さてStay Home (を拡大解釈した、車両整備作業…w)はまだまだ続きました。
いい歳なんだから、もっと落ち着けよぉ…と言われそうですよね あはは。
今回は最後にアッと驚くサプライズ(変な日本語だ)がありますよ、こうご期待! 少なくともワタシにとってはいい意味ではありませんw (まあ、いつもの楽しいトラブルと言えばそうかもしれないけど…)
さて、まずはトビラ写真。
前回のブログで、うちのミニのエンジン回りの分解、というのを出していましたが、この目的はオイル漏れ&冷却水漏れの対応でした。
ガスケットやシール類の交換をしたのですが、それでもまだわずかに漏れる所がある…。
もう一度分解するのも面倒なので(次回の大型連休に楽しみを伸ばしましょうw)、このような対策をしたという話。
日産の補修部品ブランドのPITWORKから出ているNC81オイルシーリング剤、というものです。
実際にはオイルブランドで有名なNUTECのOEM製品(同社からも同名で販売されています)なのですが、これがすこぶる評判がいいのです。”オイル漏れが発生している場合、これでだめなら分解するしかない!”とまで言われているものです。
エンジンを温めたうえで、本ボトルをしっかり振ったのち、オイル注入口から注ぎます。
大体4-5リットルのオイル容量に対し、1本の割合です。ミニの場合は4リットル強なのでちょうど1本ですね。
注入後は30分ほどアイドリングをすることで漏れ止め効果が出てくる…そうです。
早速実施したところ…おお!なんだか改善している感じです。
3日ほどたちましたが、床に垂れるオイルがほぼなくなりました、すごいね。
…と、この手の簡単で、かつ即効果が出る作業も楽しいのですが、やはり手を動かしまくる作業も楽しいです。
まずはフーガ
リアサスの写真です。
TEIN EDFC PRO付(もちろん要改造)のオーリンズDFVです。
これを分解して、アッパーピロボールの交換をしたという話。
ピロボール(ボールジョイント)はその構造上、あまり耐久性がよくなく、間の樹脂ベアリングがヘタることでガタが出ちゃいます。
現象としては走行中”カタカタ”という音が出ちゃいます。
交換して2年、もう出てきちゃいましたー
実は、今回2回目なのです。
元々フロントからの異音発生が出てきたので、どうせなら…と前後4つとも交換したのがこの年末年始。
しかし!なぜか4か月後の今、異音が再発してきたのです、リアだけ。
うーん、取り付け方の問題か、購入したピロボールが悪かったのか(ちゃんと高耐圧品を選んだのですけどね)、とにかくまたまたの交換でした
慣れたもので、ジャッキアップ~リアサス左右取り出しまで30分ちょっと。
分解してピロボール交換、戻す(ついでに掃除も)までで2時間で完了です ww
あら?オーリンズのスプリングは黄色じゃなかったっけ?という方、鋭い!
なぜ赤いスプリングがついているのか?それは近々整備手帳に上げます、こうご期待。
早速近所を走ってみましたが、音は完全に解消!
いつもの話ですが、大作業は車検整備の後にやるのがお約束のワタシですよ 笑
で、次はバイクの残り。
まずは写真を見てください

これは何でしょう?
実は市販スプレーを使った結晶塗装(シボ塗装とも言いますね)をやってみた、というものです。
なぜ?”面白そうだから”です、いつものパターンですな ww。
オートサロンに行ったときにKinokuniyaのブースで安売りしていたVHTの結晶塗装スプレーを購入していたのです。満を持して作業!
右の赤がそのスプレー、左の青いのは密着性を上げるためのプレ塗装、”ミッチャクロン”です。
左上の4つの四角い蓋みたいなのが、TMRキャブレターのヘッドカバー。
ヨシムラのSPL品で、最初から赤い結晶塗装でしたが、これがはがれてきたので 塗装剥離剤(劇物!)を使ってきれいにし、表面に#600→#1000のやすりを入れたもの。
右はヤフオクでたまたま2000円で購入できた スズキGSX-R1100油冷エンジンのヘッドカバー。
ご丁寧にサンドブラスト処理まで行われていたというラッキーなものです。
これをつかって塗装を実施。
結晶塗装スプレーは、厚塗りしてそのまま自然乾燥すると表面が縮んでシボ状になるのが特徴なのですが、その時に90-100℃×1時間ほどの熱を加えるとさらに表面硬化が促進されます
そこで、簡易オーブンを作ったというのが下の写真。
段ボールの箱に塗装済の部品を入れ、横に開けた穴からヒートガンで温めます。
反対の窓から非接触温度計を使って内部温度をモニターして調整します
で、出来上がったのがこれ!

なかなかいい感じでしょ?
よーく見るとアラが目立つのですが、まあ興味で行ったレベルなのでこれで十分ww
ただ、赤色が明るすぎだよなあ…もう少し暗い赤が希望でした。
で、早速バイクに装着したのが下の写真。
やっぱり周りに比べて鮮やかすぎる赤が目立ちすぎです あはは。
とはいえ、これにタンクやカウルをつけると… ほぼ見えなくなりますよー 笑笑。
ついでにプラグ交換もしました。
完成写真はまだなしです、理由は次の作業のためです。
今回のバイクの改造のキーワードは”見た目変更!”です。
基本は色変更ですね。
上記は結晶塗装ですが、これとは別にアルミ部品に対し”アルマイト処理”を行うことにします。
さすがにこれはプロに頼むことになりますが、そのために必要部品を外していったのです。
まずはこれ

メータパネルです。
今までは様子見のために”ラバーペイント”で艶消し黒にしていました。
上の写真がそれ。
今回、改めてアルマイトで黒くしちゃおう!ということにしました。
こういう時にラバーペイントは便利。
写真下のように簡単にはがすことができました。まるで日焼けの皮をむく感じww
なんか気持ちがいいぞww。

写真上:さらにこれらの部品も外しました。
上から、タンデムグリップ(後部座席のさらに後ろにあるもの、タンデムライダーはここを握ります)。ステアリングトップブリッジ。 これらは今までポリッシュ仕上げをしてたのですが、光が反射して運転時アブナイ。
一番下は左から、ステアリングバーエンド、フロントスプリングプリロードアジャスタ、あとはブレーキ/クラッチのリザーバータンクブラケットです。
これらはヤフオク/メルカリで色を考えずに安さで購入したもの
これらを今回すべて黒色アルマイトで統一させますよー
おかげで、現在のステアリング回りは写真下のような惨状になっています、あはは。
アルマイトは神奈川にある
光研電化 という処理屋さんにお願いします。
サイトにありますが、企業/個人の依頼を受けていただけます。以前同社を訪問していろいろ相談させていただき、その技術に安心したので こんかいの依頼となりました。
…まあ、この流れで今回最後に出てくる”サプライズ”につながっていくのですが…
その前にミニの整備です。
プラグ交換です。そろそろ交換時期だなあ…ということで。
写真上:当然ながら右が今まで使っていたもの、左が新品です
今までの方は、端子(両方とも)が摩耗して角が丸くなっています、こりゃ交換時期だわ。
写真下:新品のプラグに対してギャップの調整をします。
うちのミニには強化点火ユニットであるMSD(点火コントロール+強化コイル)を入れています。その強い点火力のおかげで、プラグギャップを広げてより強い火花を出すことができます。
通常のギャップは0.9mm程度ですが、シックネスゲージを使って確認しながら 1.2mm強まで広げます
プラグ交換と同時に行いたい作業がこれ。
ディストリビュータキャップの清掃です。
今の国産車は多くがDI(ダイレクトイグニッション)になったので、このようなディスビはほぼなくなりましたねえ。
このキャップを外して裏返し、各端子の表面についた腐食をワイヤーブラシで磨きます。
腐食がひどい場合は交換となりますが、今回は磨く程度で十分なレベルでした。
写真下:あとはプラグコードを清掃して端子を磨き、装着します。
ディスビから各プラグへの順番を間違えぬよう
で、エンジンをかけて問題ないことを確認…よーしよし。問題なしですよ。
で、サプライズはここから始まります!
(最近は”サプライズ”というのは”うれしい驚き”という意味で使われることが多いですが、今回は悲しいお知らせ、のほうが正しいです ww)
上記バイクのアルマイト依頼部品を箱に詰めて、横浜市都筑区にある光研電化さんに向かいました(ローカルな話ですがららぽーと横浜やIKEA港北のすぐ近くです)。
ミニの調子を見ることも目的であったため、一石二鳥!という訳です
…って、不要不急の外出をしたのでバチが当たりました。
(前回のバイクで箱根、と同じくまっすぐ行ってすぐに戻る予定でした)
こーなりましたよ

あ、駐車違反ではないです(笑)
走行当初は全く問題なく、調子いいなーって思っていたら…、急にアイドル回転が上昇。
ボコボコという排気異音と明らかなパワーダウン、排ガスも臭くなってきました。
で…あと現地まで1キロ弱のところ で完全にエンジン停止~ 涙。
最後はレッカー移動 というくだりです。
ちょっとラッキーだったのは、保険会社のレッカーサービスを使えたということ。
相談窓口に電話すると、50㎞までのレッカーは無料だとのこと。
自宅~故障現場までの距離は… おおー46㎞です!!
高速料金も無料だったので、全く費用が掛かりませんでした。
ありがとう! 三井住友自動車保険!!
よくCMでレッカーサービス無料を謳っていますが、実際に使っている方は少ないでしょうねww
(実はこれでレッカー利用通算2回目です、あはは)
もう一つのラッキーは、エンジン停止が目的地の1キロ程度手前だったこと。
レッカーを待つ間、光研電化さんまで部品の箱を抱えて歩いて持っていくことができました。
とにかく当初の目的は達成できたわけです (ポジティブシンキングですw)
アンラッキーなことは、コロナの影響でレッカー車同乗はできなかったということ。
一緒に行った嫁さんと電車ですごすご帰りましたとさ
まあ、ずっと外出自粛していた嫁さんが駅近辺のデパ地下で、久しぶりに買い物を楽しくできたので、それはそれで怪我の功名だったかも…完全な言い訳ですw
(もちろん、レジには一人で並びましたよ)
…以上がこのGWの出来事でした
おおい! ミニは結局どうするのだ? と言われるでしょう。
実はこれは現在進行中です。
ミニに詳しい方なら、”あーこの現象なら原因はバキュームホースの亀裂でしょ、交換したら一発解決!”というと思います。
ワタシもそう思い、早速シリコンホースを購入して対応したのですが、残念ながらこれではありませんでした。
ミニのECU(MEMSと言います)にパソコンを接続して ログをとって…なんて作業を昨日行っていました。
で、原因(と思われるもの)を発見しましたよ! で、すでに必要部品を発注したところです。
結果は来週末の作業にて! さあどうなることか。
基本はトラブルですが、”仕方ないなあ”と笑いながら修理できるのがミニのいいところです。
(あくまでも、セカンドカーだから笑って済ませられる話になるのですけどねww)
それにしてもMEMSロガー、楽しいです 。 まあいいわけですな 結局 あはは。
どんな調査結果だったかは次回紹介しますね!これが大正解、なことを期待しています。