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けいぞおのブログ一覧

2021年07月18日 イイね!

緊急募集! 旋盤作業請け負ってくれる方!!

緊急募集! 旋盤作業請け負ってくれる方!!梅雨も明けて急に暑い週末でしたね!
相変わらずミニのエンジンOH(エンジンルーム含む)を進行中です

7月中には終わらせたい…
写真はたくさん撮っているのですが、編集してブログアップする気力がない…
(それより作業をどんどん進めないと…)

さて、今回はその中で発生した緊急募集です。
旋盤作業を請け負ってくれる方大募集!なのです
(あ、トビラ写真は単に”旋盤”で検索して出てきた写真です、特にこの機会を持っているというわけじゃないですよ 笑)

シリンダブロック~ギアボックス周りの分解をしていた時です
”プライマリーギア”というクランクシャフトに差し込む部品があるのですが、この内壁にきずがついている!
仕方ないなあ、とインナーライナーを交換して、気が付きました。

内径が小さすぎ!

どうやら新品のライナーはわざと小さく作っており、個々のクランクシャフト外径に合わせてライナー内径を削って調整するものだったようです

…って、文章で書いても仕方ないですね(笑)
プライマリーギア、というのはこんな部品です

プライマリーギア全景


こんな形をしています。
ストレートのセレーション部にクラッチディスクがはまります
下側のひねったギアからミッションユニットにつながっていきます
(全体構成は後日紹介しますね)

問題の内径部分はここ

問題の部分

黄色矢印の部分です。
鉄製のギア部の内側に真鍮のライナー(ブッシュ)を圧入した形になります。

ここを削って目標の内径にしたいのですが、旋盤の技術がない…
シリンダーボアのホーニングツールを使ってみたのですが、削るのに時間がかかりすぎます…

拡大写真はこれ

問題のブッシュ側から
問題のブッシュから見た写真

削りたい内径面は①面です
一番奥にも真鍮製のブッシュが反対から圧入されています
こちらは交換していません。
この③ブッシュの内径を基準に(同軸に)、①面を削ってほしいのです

ちなみに②は外側の鉄部の一部になります
内径で言えば ①<②<③ の関係になっています

反対側から見た写真も!

背面から見た写真

番号の振り方は同じ
③を基準に(同軸に)①を削るのですが、④面に対し①面の内径軸が垂直であることも重要です

あ、肝心の加工量を書いてなかった。

この①内径をクランクシャフト外径+0.1~0.13mmのクリアランスにすることが目標。結構シビアな管理が必要。隙間が狭いと焼き付く、広いと隙間からオイルが外に流れ出るというなかなかシビレル部分なのですよ…。

現在の内径がφ37.57㎜ぐらい、目標の寸法はφ38.15mm
直径を0.6mm 弱拡大したいのです。

みんカラお友達の方々、どなたか旋盤技術/設備をお持ちの方いませんか??
もちろんお礼は出しますよ~

さてどうしたものか…
あ、請け負ってくれそうな鉄工所を紹介していただくのもうれしいです。
(出来たら神奈川県西部だといいのですが、遠かったら送付対応します)

連絡先はいつもの通り、みんカラメッセージ、または直接メール garagekeizo@gmail.com に是非とも!お願いします〜
Posted at 2021/07/18 23:16:01 | コメント(5) | トラックバック(0) | ミニいじり関連 | 日記
2021年07月04日 イイね!

閑話休題:コマーシャルですよ(多分その1)

閑話休題:コマーシャルですよ(多分その1)
けいぞおです
昨日は大雨で大変でしたね。
被害にあわれた方、ご親戚、友知人に被害のあった方、大変でしょうが頑張りましょう。
うちも神奈川県西部金目川に近い川の近くに住んでいるのですが、幸いなことに被害はありませんでした。

さて。今回はミニエンジンOHの話ではありません。
エンジンチェック下半身編(笑)はおそらく次回に紹介します。
…実際のOHは結構先まで進んでいます。7月中には完成するでしょう(してほしいw)

じゃあ、今回は何のお話か?
ミニOHのための交換部品をそろえているのですが、懐が厳しくなってきました 笑
ということで、コマーシャルです!
手持ちのめぼしいものを放出します。
まあ、”いい加減部屋の荷物を何とかしろ!”という家族の文句の対応でもあるのですがww

今回はフーガ関連の部品を中心にお知らせします。
興味のある方は最後まで読んでくださいねぇ

①まずはこれ。

純正20インチ1本

Y51フーガタイプS用20インチ純正ホイール 1本です。
御覧の通り、ほぼ新品。
全く傷なし!と言いたいところですが、残念ながら上写真の右下のスポークのリム近くに 写真下のような傷(5㎜ほどか)があります。
それ以外はきれいなものです。
純正1本ガリ傷をつけてしまった方、交換用にいかが??

純正新品は驚くほど高いです!(調べた人だけわかる ww)

②1本だけじゃいやだ!という方にはこれ

純正20インチ4本

同じくY51 フーガ タイプS用20インチ、こちらは1台分4本です
先ほどのとは違い、基本傷なし、新車外しのものです。
タイプS以外の方、フーガ以外でも20インチをつけたい方や対向キャリパ付きの方、いかがですか?

あ、サイズは 20x9J オフセット+43 です。
中古ですが純正平座ナット(ニッサン用M12 ピッチ1.25)もつけましょう

③続いてはこれ

レイズブラックフリート

レイズ ブラックフリート V625Cです
現在は廃盤になっているモデルです。
サイズは 20x8.5J オフセット30 御覧の通りの強烈なコーンケーブが特徴のホイールです
注意:基本純正対抗ピストンキャリパには付きません(スペーサーで逃げるといいですが、おそらくタイヤがはみ出るかと…)

装着するとこんな感じです
装着写真

リアには8㎜のスペーサ、タイヤは純正と同じ245/40R20です

ただ、このホイールにはちょっと難があります
リムガリ傷などです。エア漏れや振動はないのですが…
これは現品を見てもらった方がこちらも安心です

改めて②と③の写真を載せます
そろい踏み

両ホイールとも現在室内保管(私の部屋にww)の状態です
…まあ家族の文句は主にこれらの部品が邪魔!と言われているのです 涙

④ホイールついでの部品がこれ

INFINITI純正キャップ

純正のINFINITIホイールセンターキャップです
サイズはφ63、Y51フーガの18インチや20インチにぴったりなサイズです
(Y50はこのサイズではないんですよねえ。ほかにも最近のニッサン車にあうものもあるかな)
写真下を見るとわかる通り、純正部品です。
ヤフオクとかの社外品ではありません。
これは結構レアものですよ。
V37やY51後期型のキャップではありません。(☜のものはメッキのキャップに黒塗装処理をしていますが、これは土台とエンブレム、リングが完全に別体になったものです)
INFINITIの欧州モデルだけに装着されているのです。
日本のショップで売ってるものを見たことがない。欧州出張の時に入手したものがもう少し残っています。

⑤今度はボディパーツ

カーボントランクスポイラー

アクセスエボリューション製 Y51用リアトランクスポイラーです
カーボン柄の小ぶりでかっこいいものです。
→同社のHPはこちら

装着したのですが、自分の好みに合わず1か月で外して室内保管しています
エーモンなどから出ているエアロパーツ用両面テープが別途必要ですが、取付けは結構簡単です

注意:後期型Y51はトランクリッドの形が変わったため装着できません

⑥今回の大売出しの最後はこれ
インテークパイプ

EXART製インテークパイプ左右です。
メーカーHPはこちら

対応はY51フーガVQ37エンジン車、およびKV36(スカイラインクーペ)VQ37エンジンです。

1か月弱使用品を入手したのですが、我がフーガハイブリッド(VQ35エンジン)にはつかなかったので泣く泣く放出です

おかげさまで、私が取付け対応で引き取り先決定しました。
ありがとうございます

…ふう、今回は以上です。
えっと、値段はみんカラの諸事情がありここでは記載できません。
新品/ほぼ新品は定価の半額以下、その他はもちろんさらにお安くします。

→気になる方はみんカラメッセージ、または直接メール(garagekeizo@gmail.com)まで。まあ、まずは質問してくださいな。
遠方送付も可能ですが、③だけは一度現品を見てもらいたいですねえ

誰も手を挙げてもらえなかったら… ヤフオクやメルカリ出品です 涙
まずはみんカラのお知り合いに購入いただけると…と先行宣伝しました


次回以降は…V35セダン/ミニの部品やオーディオ関連の部品かなあ…
部屋を片付けつつ探して紹介します。
Posted at 2021/07/04 22:28:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他興味のあるもの | 日記
2021年06月13日 イイね!

エンジン内部診断(上半身編)

エンジン内部診断(上半身編)
さて、無事エンジンも車体から降りました。
さらにクラッチまで外したよ…というのが前回のブログでしたね。

改めて台車の上にエンジンを載せた状態がトビラ写真です。
もちろんここからさらに分解、オーバーホール(OH)を行っていかなければなりません。
10万キロ走行のミニのエンジン、中身が楽しみですw

ミニのエンジンユニットは非常にユニークな構造になっています。
上からシリンダーヘッド、クランク含むシリンダーブロック、トランスミッションが縦に並んでいるのです。
普通の車の場合は、ヘッドとシリンダー&クランクは上下に配置されていますが、トランスミッションはクランクの横にあるのが普通です。(これはFFもFRも。中にはトランクアクスルというミッションがリアデフのあたりにあるのもありますけどね、GTRとか。これも大くくりで言えばクランクの隣にあるということになります)

話戻ってミニ。
上記の構造なので、まずはそれぞれを分離していくことが必須です。
今回は”エンジン診断(上半身編)”と銘打って、シリンダーヘッド~ピストントップまでの状況チェック&クリーニングの紹介をします。

早速シリンダーヘッドを外します。
ロッカーアームカバー(シリンダーヘッドカバー)を外し、ロッカーアーム&シャフトユニットをとり、プッシュロッドを外します。(外した部品は元一をちゃんと記録)、ここまでは順調!

で、いきなりの壁。
このような状態なのです。

ヘッド固着!

ミニのシリンダーヘッドは全部で9本のヘッドボルト(スタッドボルト)とナットで固定されています
(昔のクーパーやハイパフォーマンス改造されたミニの場合は11本の場合もあります)

8個のヘッドナット&ヘッドボルトは問題なく取り外せたのですが、黄色矢印のボルトナット。
ナットは取れるのですが、シリンダーヘッドを持ち上げようとしても引っかかる。。
どうやらシリンダーヘッド穴とスタッドボルトが固着しているのが原因なのです。

実はこれは作業前からわかっていました。
以前、ヘッドOHをしよう、とエンジン車載状態でヘッドを外そうとしたことがありました。
その時も同様の固着でどうしてもヘッドを上に持ち上げることができません、
時間もなかったので、あきらめて元に戻したという経験です。

今回は解消しているかも…と期待したのですが、やっぱり同様のことが起きました。
…原因はある程度わかっています。
シリンダーヘッドと、ピストンシリンダーの前後左右の位置合わせは非常に重要です。
水穴、オイル穴が合わなくなったり、バルブが干渉したり…
ということで、普通のエンジンはこの位置合わせをノックピンで行っているのですが(シリンダーに短いピンがついており、これにヘッドの穴:位置精度を高くあけられている、をはめ込む構造)、
ミニの場合はなぜか、この真ん中のヘッドボルトとシリンダーヘッドの穴の隙間を詰めることで位置精度を出すという設計になっています。
残りの8穴の内径は大きいのですが、この穴だけキツキツにしているのです

このためボルトがさびるなどすると、容易に今回のような固着が起きやすいのです…
回避策としては、ヘッド装着時ボルト側にスレッドコンパウンドなどを塗布して固着を防ぐのがいいのですが、以前チューンドヘッド(ジョンクーパーヘッド)に交換した時に、この注意事項を知らずにそのまま組んじゃってたのです…

原因と理由はわかっているのですが、はてさてどう外すか…
結局、”固着したヘッドとスタッドボルトをそのまままとめて回転させてシリンダーブロックから外す”という技に出たのです。
車載ではちょっと難しい大技です 笑

上記の写真その回転の途中の姿だったのですねえ。
でもここでさらに一つ問題が起きました。
シリンダーヘッドを回転させると、シリンダーブロック天面にある原動機番号プレートを止めるリベット(青矢印の2か所)と干渉してそれ以上回らないのです。

プレートを外すと車検に通らなくなる…。
慎重にリベット頭をサンダーで削っていきました。完全にかっ飛ばすとプレートがとれちゃうし、サンダーの操作を誤るとプレートの文字を削ってしまう…なかなかスリルある作業でしたww

結果…ヘッド~リベット頭に隙間をとることができました。で、無事シリンダーヘッド&ヘッドボルトをぐるぐる回して丸ごと取り外すことができましたよ。
それにしてもこの作業ははたから見ると滑稽に見えると思うなあ、ヘッドをぐるぐるだもん 笑

で、外れた状態がこれ

固着解消
(写真上)
固着したボルトごとシリンダーヘッドを裏返し、問題のボルトをハンマー(ゴムや金属)でこんこん叩いて何とか固着ボルトを抜きだした状態です。あーよかった。
穴(青矢印)もボルト(黄色矢印)も見事に錆さび…そりゃあ固着するわなあ。
ボルトを金属ブラシできれいにして、紙やすりを外向きに巻き付け、シリンダーヘッド穴に差し込んでコシコシ中の錆をきれいにしていきました!

ブラシできれいにしたといいましたが、実際ボルトは上述のハンマー攻撃で先端部がつぶれてしまったので再使用はできません。
ここは新品購入で対応です。
とにかく無事固着がとれてよかったぁ
さらにヘッド横にあるインマニエキマニを固定するためのスタッドボルトナットも取り外し。
ここはダブルナットで作業、きれいに取れました。

改めてシリンダーヘッドをじっくり見たのが下の写真。
そこそこカーボンがついていますがひどくはないです
①湿ったオイルが付着したような状態ではない(極端なオイル下がり/オイル上りは起きてない)
②特定のシリンダーだけ白かったり黒かったりしていない(異常燃焼なく均等に爆発していたということ)

よかったよかった、この後クリーニングやOHを行っていきますよ。
あ、この段階で初めてヘッドをさかさまにしたので、中に残っていた冷却水やオイルが流れ出します。とにかくエンジンのOHは何かと残オイル、残冷却水が垂れるので大変!

逆にシリンダーブロック側の画像がこれ

シリンダーブロック
こちらもオイルがデロデロな状態ではないです。
思ったよりカーボンは少ないのですが、オイルが湿っているのがちょっと気になる…
おそらく、ヘッドを外した時に残ったオイルや冷却水が流れ込んだのでしょう。
プラスチックのへらで軽く撫でただけで結構きれいになりました。
こちらもまあまあの状態で一安心。
(あ、右下にリベット頭をぎりぎりまで削った原動機番号プレートが見えますね。リベットはちゃんと残っているので、プレートはちゃんと固定されています)

写真はないですが、シリンダーブロック横のオイルポンプを取り外しています。
その奥に見えるのがこれ。

カムシャフト側面
ちょうどコインでぐるっと回すフタのようなこれ。
実はカムシャフトの端部です。
エンジン運転時はこれが回転し、マイナスの溝にはまったオイルポンプのシャフトも一緒に回転することで油圧が発生するというわけ。
写真がないので意味わかりませんね 笑、これはエンジンを組むときに改めて紹介しましょう。
(ちなみにオイルポンプもエンジンOH時には基本新品交換する部品です)

さてそのカムシャフトの端部、重要なのはその刻印
”KCMD274M"とあります。
最初のKCはKENT CAMの略、有名な社外スポーツカムメーカーの名前です。
あとはカムの名前、MD274というタイプです。
インジェクションミニ用のちょっとスポーツに振られた社外カムが入っているのです。
→ミニを購入した時に、ショップの人から”手持ちのスポーツカムがあったので入れておくよ”と言われたのですが、最初からこれなのでパワーが上がったのかどうかわからなかったわけです。
ということで、初めて本当にスポーツカムが入っていることを確認できた瞬間でした 笑

改めてシリンダーヘッドに戻ります

バルブスプリング外し
以前、ミニのオリジナルヘッドOHやバイクのハイカム装着のために購入していたバルブスプリングコンプレッサが久しぶりに登場、これがないとどうしようもないです。
文字通り吸気、排気バルブについているスプリングを押し込んで、その隙にシャフトてっぺんのコッターを外し、スプリングアッパーシートをとればスプリングやバルブを分離することができます。
慣れれば簡単、1シリンダ当たり 吸気排気各1バルブずつなので、全部で8バルブの作業。
あ、そうそう。このヘッドはダブルスプリングになっています。(純正はシングルスプリング。目的は共振周波数の違う別々のスプリングにすることで共振によるバルブジャンピングを防ぐ…だったかな)

写真下は全部のバルブを外したところ。
各バルブのセット(バルブ、バルブスプリング、スプリングアッパー/ロアシート、コッター)ごとに別々の紙コップに入れて分別。ちょうどコップが4色あったので、シリンダーごとに色分け。INとOUTは明らかにバルブ径が違う (IN>OUT)ので識別は容易。
ヘッドの右にあるのがバルブステムシール。これがヘタるとシール機能が低下しオイルがバルブシャフトを伝ってエンジン内に垂れる=オイル下がり、が発生します。
ミニにはよくある話なのです。今回はこれを新品に交換します。これもまた組み上げるときに改めて紹介しましょう。
…とにかくオイルや冷却水まみれになるので、なかなか写真撮影できないのが難点。

さて、改めてすべて外したシリンダーヘッドをまじまじ見ます

ヘッドを改めてみる
前述しましたが、これはローバーミニインジェクションモデル(1.3i)の純正ヘッドではありません。
”ジョンクーパースペシャルヘッド”というものに交換しています。
たまたまヤフオクに出ていた新品長期在庫品を購入して自分で取り付けていました。もう10年以上前の話です。

スペシャルヘッドの中ではライトな方です。
吸排気バルブはどちらも純正と同じ直径を維持しています。
スペシャルなのは吸排気ポートを削って拡大していること、ポート中もきれいに削って混合気や排気の流れをスムースにしています。これも後できれいにしましょう

外したバルブがこれ

吸排気バルブ
上が吸気、下が排気のバルブです。ね、吸気の方が直径が大きい。
さっきシリンダーヘッドやシリンダーブロックを見たときは”4シリンダーとも均等に燃焼している”と書きましたが、バルブの傘を見るとそうでもないようです。

並びは吸排気とも左から1番(ラジエタ冷却ファンがある方)~4番(クラッチがある方)です。
排気は4つでそれほど大きな差がないものの、吸気側は2番と4番にカーボンがごってり付着しています。特に4番がひどい
つまり…オイル下がりがこれらのバルブでより多く発生し、流れ込んだオイルでこうなったのだと思われます。爪でひっかいたぐらいじゃ容易に取れないレベルです。

さーて、これらをどうしよう。

こうします
バルブ傘部クリーニング
これまたご家庭に必ず一つはある(しつこいww)ボール盤。
このチャックにバルブを固定し(シャフト傷つき防止のためにテープを巻いてから固定)、シャフトを回転。
ここに真鍮ブラシや耐水ペーパーやすり、最後はコンパウンド(ピカール)まで使って鏡面仕上げをします。

くれぐれも傘の部分の上下だけ。シャフトを削るとがたが出てしまうし、傘のフチはバルブ閉時の密閉性に影響が出るため触ってはダメ。
(傘のフチはあとでタコ棒とコンパウンドを用いたすり合わせ作業を行います。後日紹介)

で、吸気バルブを全部クリーニングした結果が写真下。
同じく左から1番~4番の順番で置いています。
ほーら、きれいになったでしょ! 後でもう少し鏡面にしてからすり合わせをする予定です。

うーん順調順調
次回はエンジン下半身編(クランク~ミッションケース)を紹介する予定です。
こうご期待!!


Posted at 2021/06/13 23:01:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニいじり関連 | 日記
2021年06月12日 イイね!

一本釣り成功! さらに円盤も分解だぜ!

一本釣り成功! さらに円盤も分解だぜ!
相変わらず平日は多忙すぎる男、けいぞおです。
(コロナ対応で部下には在宅を推奨するのに、自分は毎日出社している管理職って、これ如何にw)

週末は息抜きのミニいじりです(身体は酷使しますが笑)

前回、”一本釣り釣り準備”と称して、エンジンルームの補器類一斉取り外しを紹介していましたね。
その続きです。

釣るからには、まずは釣竿を作らないといけません。
(本題から外れますが、現在我が家族はニンテンドースイッチソフト”あつまれどうぶつの森”が流行っています。釣竿を作る…で思い出しました。わかる人はわかるw)

中古品などを探したりしていましたが、結局ポイントバックなどを考えると新品を買った方が安いということがわかり、Yahoo ショッピングで入手!
物が大きすぎるため、運送会社の営業所止まりで受け取りに来い!とのこと。
軽トラを借りて引き取りに行きましたが、2箱 合計78kgは重かった…

で箱を開けて組み立て始めた写真がこれ!


土台まで作りました(赤色だし、なんだか鳥居みたいだな笑)
さらにタワー部をくみ上げたらこうなりました。

釣竿2

写真下のように使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できます(とはいっても高さ150㎝ぐらいはあります)
一家に一台、いかが!? 笑

冗談はさておき、釣竿に”釣り針”を取り付けて(レベラーと言いますが、ハンドルを回すことで重心位置を左右にずらしエンジンを水平にします)…と。
でエンジンちゃんに固定していきます。

エンジンにセット

固定位置は他の方の記事を見てフロント側ヘッドボルト左右、とエキゾーストスタッドボルト左右の合計4か所、としました。
こんな細いボルトで大丈夫かいな…と思いますけどねえ。結果的には全く問題ありませんでした。
他の方の記事を見ると、プラグ穴にフック付き治具をねじ込んで2か所だけで持ち上げている(!)なんてのもあります。さすがにそれはやりませんでしたw

釣竿(あー、もう面倒くさい。クレーンですね、クレーン)を軽く持ち上げて、エンジン~ボディ最後の固定部であるエンジンマウント左右を取り外し、念のためにもう一度外し忘れたものがないかを確認し、ゆっくり持ち上げていきます。
エンジンルーム周りとの干渉に注意しながらゆっくりゆっくり…

で!無事一本釣り成功!! です。

一本釣り成功

この後、カジキマグロ1本釣りのごとく、”とったどー”的に 私も入った記念写真をしっかり撮影 笑

クラッチカバー取り外し

さて、釣り上げたエンジンはこれまたどのご家庭にもある(笑)手押し荷台の上に鎮座させます。
(写真上)
まだまだ作業は続きますよ。
早速エンジン横にあるカバーを外していきます。(写真下)
これはクラッチカバーですね、奥にクラッチユニットが現れます

ここで、クラッチカバーからレバーとプランジャを外します。
強い力で稼働するものですから、グリスがこれでもかと塗り込まれています。

プランジャ分解

うーん…この状態は…いうほどすり減ってはないなあ…交換するか悩ましいです。
ひどいものはピボット部が球体じゃなくなっている(!)なんてあるそうです。

話戻って円盤(クラッチ)の方です

クラッチ取り外&分解

ミニのクラッチは普通の車とはちょっと違い、クラッチスプリング、クラッチ板、フライホイールがアッセンブリーの状態でクランクセンターシャフトに圧入されています。
これを外すのが一苦労!

センターナットを外し(写真上)のようなゴツいプレート状の専用治具を3本のボルトでユニットに装着します。
そのあと、真ん中の太いボルト(オイル塗布必須)をインパクトレンチである程度締めこみます。締め過ぎ禁物!
一番ラッキーなケースだと、これだけでクラッチユニットを引っ張り出せるのですが、今回はびくともしません。
その場合はあわてず騒がず、この真ん中の太いボルトの頭を金属ハンマーでカンカン叩くのです
すると…、”パキッ”という音ともにユニットがポンと外れました。
あーよかった…、ここまでしても外れない個体もあるらしいのです。

今回の山場は無事越えましたw
あとはクラッチユニットを分解して記念写真(写真下)
外したクラッチ板は…うーん、こちらも微妙
このミニを中古で購入した時に納車整備でクラッチを交換してもらっていたのですが、そこから約6万キロ。
大型車なら交換時期ですが、エンジントルクが小さく、車重も軽いミニの場合はまだまだクラッチの交換限界に来ていません。半分ぐらい??って感じです。

でもすでに新品のクラッチ一式を準備しているので、今回交換してしまいます。
(クラッチ交換のためにまたエンジンを下ろすの大変です。車載のままでアクロバティックに交換する方法もありますが、これはこれで大変だし)

さーて、今回はここまで!
本当はもっと進んでいるのですが、それは次回のご紹介にて。

そのころ、エンジンを外されたエンジンルームはというと…

そのころエンジンルームは?

こうです。スッカスカ。
こちらはこちらでこのタイミングに、錆対策塗装+異音削減対応+配線/配管整理 を並行して行う予定です。

さあ、まだまだ続くぞー!
いつ走ることができるかなあ。
Posted at 2021/06/12 23:49:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミニいじり関連 | 日記
2021年05月15日 イイね!

今年のGW大型改造は… 一本釣り準備!

今年のGW大型改造は… 一本釣り準備!
どうもけいぞおです。
相変わらず多忙で全然整備手帳もブログもアップできておりません…
はーあ。

さて、今年のGW、例年と変わらず晴天が多かったように思われます。
わが社は製造業ということもあり、祭日はないのですが長期連休(年末年始、GW、夏休み)はものすごく長期連休になります
今年のGWは11連休!でしたよ。

さて、私のブログや整備手帳を知っている方は”あれ?今年のGW大型作業の紹介がないじゃないか?”と疑問に思っている人も多いと思います…え?多くない? そうかそうですか。

毎度毎度、大型連休には大型作業…というのが私のルーティーンになっています(笑)
もちろん、このGWもやっていました。
いました…という歯切れの悪い言い方をしたのは、まだ続いているからなんですねw

今年のGWのまた板に上がったのはミニ!
本当はかなり退治が完了した(はず)のオイル漏れの最終根治作業の予定でした、2-3日の簡単な作業のつもりが… トビラ写真のようになっています。
なぜこうなっているのか、詳しくは後日整備手帳でその顛末をまた長編で書くつもりです。

まずは今の状態です

トビラ写真の手前に写っているもののアップです

一番上:クーラユニットのコンプレッサーですな、これ。
手前左:クーラーユニットのラジエタ部
手前右:クーラーユニットのリキッドタンク部

って、つまりクーラー周りのエンジン側ユニットをすべて撤去です。
室内に入る配管(IN/OUT)はまだエンジンルームに残っています

じゃ、エンジンルームは?というのがこれ

お?
おお?


おおお?

エンジン/ミッション/クラッチユニット以外なーんにもない。
ミニのオーナーなら何がないかわかると思います
・吸気系(エアクリーナーからインマニまで)
・排気系(エキマニ)
・冷却系(ラジエタ周り)
・ブレーキ回り(ブースタ、ブレーキマスター一式)
・頭脳系(ECU)
・細かいですが、エンジン固定系(上下のステディロッド)
・で、今回のクーラユニット関係

えーー?これ誰が外しちゃったの?? ってもちろんワタシですね 笑
これがGWの作業だったのです。調査及び取り外し作業

…で、今回のタイトルですよ ”一本釣り!” 
さあ、何をしようとしているかわかりますね?

なんだか大変なことになってきました。
もちろん場所はGarage KEIZO (別名自宅横青空駐車場)ですよ。
さあ、今までここでやった最大の作業は V35 MTのミッション下ろし&クラッチ交換(数回)、デフ下ろし&LSD関連いじり(これも数回w)でしたがそれを上回る一大作業が始まろうとしています!!

さて、どうなることやら…

あ、その前にエンジンクレーンやエンジンハンガー(レベラー)、エンジンスタンドの入手をしないとね 笑
誰か売ってくれる/貸してくれる人いませんか?

ないしは、上記設備購入時に運ぶための軽トラ系の搬送車をお貸しいただける方も大募集です!!

ってもう何をしようとしてるかバレバレですな ははは

Posted at 2021/05/15 22:06:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニいじり関連 | 日記

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「もちろん、改造しているか、改造をもくろんでいるか、金策に走っているかです 笑」
何シテル?   01/12 07:58
ロータス EVORA、オールドミニとバイク(91式GSX-R1100)と自転車で遊んでいます。ショップではなくプライベーターです。ポリシーは”なるべく自分でやる...
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