N52 オイルフィルターハウジング ガスケット交換（一部）

少し前の整備で、
Stay Homeのお正月作業です。
内容を忘れそうなのでUPしておきます。

N52だけでなく、BMWの最も定番のオイル漏れ箇所だと思われるオイルフィルターハウジングのガスケット交換です。
ジャバジャバというほどでは無いですが、ウチの528iも漏れています。

F1Xの場合、補強バーとエアクリボックスを外すとオイルフィルターハウジングにがっつりアクセス出来るはずです。
補強バー（正式名称は何でしょう？）は16ミリソケット、エアクリボックスは、T30、T25トルクスドライバーで取り外します。エアクリボックスのセンサーも外しておきます。

前車N54の場合、ハウジングを固定するトルクスネジがインテークマニホールドとほぼ密着していますので、インテークマニホールドを少なくとも浮かせる必要があるという手数の多い作業となりますが、N52の場合は写真の○印の様にインテークマニホールドとの隙間に余裕があり、楽勝なはず！
と思いましたが、無理でした。
手持ちの差し込み角3／8のトルクスソケット＋フレックスジョイントではギリギリ入りません。NGです。
調べてみると写真右のE10 Universal Torx Socketなるものが、こいつ用に売られているようです。一旦、オイルフィルターハウジングガスケット全部交換は諦めて、確実に漏れているヒートエクチェンジャ側だけにしました。

カップレンチでオイルフィルターを外し、バラした時に漏れてくるオイルを少しでも少なくしたいので残っているオイルをペーパー等で吸い出します。
それでもオイル、クーラントのどちらもそこそこ漏れてくるので、大量のウエスでベルトやオルタネーターを守ります。

NAのF1Xシリーズは作業スペースが比較的広いので、ここは楽ちんです。E12トルクス × ３です。

こんな感じです。
目視確認でガスケット死んでます。
古いガスケットを取り外して、
綺麗にした後で新しいガスケットを取り付けて元に戻します。

ここのE12は締め付けトルク18Nmです。
適正トルク前後でないと新品ガスケットでも漏れやすいです。

また、ホース類はクランプで挟んでおくとオイルもクーラントも、漏れは最小に出来ます。（TISではクランプ使えと書いてあります）

最後に、クーラントが漏れた分を補充し、電動ウォーターポンプを回してエア抜きすれば終わりです。