またひとつ、時代が過ぎ去っていきました。
R1Zを手放しました。
初めて自分が好きになったバイクでした。
買う前はさんざん調べて、さんざん探して、なかなか見つからなくて我慢して。
いざ買ったら最悪なタマが当たってしまい、可動部分はほぼレストアってくらい手を入れました。
マフラーをバラして洗浄したら虫の卵が出てくるし。
ブレーキパッドを交換してもらったらキャリパーが死んでて左のピストンが動いてないし(汗)
キャブを開ければ錆がたまって腐ってるし。
フロントフォークのシールが死んでオイルが吹き出るし。
タイヤも死亡寸前だったのでとりあえずミシュランの安いやつにしてみたらぜんぜん喰わないし。
「調子がいいバイク」って言えるようになるまで多分20万円はかかりました。
こんなさんざんな目にあったのになぜか愛着が強く、なかなか手放す気になれませんでした。
このデザイン。
この排気音。
このエンジン。
この乗り味。
全てが変で。
全てが不満で。
でも全てが新鮮で。
全てが楽しくて・・・。
しかし、友達の後輩に見せようとしばらくぶりにエンジンをかけようと思ったらかからず。
僕が持てる知識を技術では直らないほどに状態が悪くなってしまっていました。
ショップに復活メンテに出し、動く状態にしてもらってから走ること1時間。
やはりバイクは乗ってなんぼ。
僕の手元で朽ち果てていくよりは、乗ってくれる人の元へ行った方がバイクにとっても幸せかと思い、手放すことに踏ん切りが付きました。
またいつか出会うことがあるだろうか。
いや、この先2度と、自分のバイクとして出会うことはないような気がする。
またどこかで出会っても、その変な排気音を元気に鳴らしててくれよな。
いい思い出をありがとう。
PS
ドカも手放しちゃうかも・・・。
Posted at 2007/12/09 00:56:18 | |
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MOTORCYCLE | 日記