
最近、家庭の事情で実家との往復(約50㎞)をする機会が増えてきました。時間帯により渋滞のひどいルートなのでクルマよりもリード90で行くことが多いのですが、頻度が増えるにつれてさすがにキツくなってきました。また、奥方様を後ろに乗せて走る必要性も増えてきたこともあり、もう少し大きく楽なバイクがあればと考えるようになりました。ただ、あまり経費はかけられないので125㏄以下(ファミリーバイク特約の範囲内)のものを。さて、何にしようか・・・。
【選定条件】
①125㏄以下の中古
②積載性と利便性を重視するとやはりスクーター
③車体価格20万円くらいまで
④リード90よりホイールベースが長く、かつ車体の大きいもの
⑤シートのクッション性がよく、タンデム(二人乗り)がラクに行えるもの
⑥下道300㎞(例:東京→名古屋くらい)の距離を「ちょっと行ってくる」とサラリと言わせてくれるぐらいのもの
⑦いつまでも見続けていたいフォルム←コレ大事
①②でかなり限られ、③でさらに絞り込まれてきます。④を考慮するとリード・シグナス・アドレスなどは候補から消えます。
残る候補はPCX・N-MAX・マジェスティ125。
PCXは試乗出来なかったのですが、N-MAXは試乗することができました。
さすがに最近のバイクだけあってトータルでよくできており、中でも加速と旋回性は素晴らしい。
対してマジェステイ125は車体の大きさからそれらに関しては一歩譲るものの、直進安定性と(タンデム時を含む)乗り心地は他をはるかに凌駕します。
まぁ、開発コンセプトが《快適なタンデムクルージングモデル》なので当然といえば当然なのですが。
そして何より20年以上前にデザインされたバイクにもかかわらず、このフォルムは(私にとって)今なお色褪せません。
数日間考えましたが、最終的には⑤⑥⑦を満たしてくれるマジェスティ125に決めました。
【マジェスティ125とは】
台湾YAMAHAより1998年に製造開始される。
250cc並みの車格とライディングポジションを斬新なスタイルで実現し、二人乗りでの快適性と走行性経済性が現地で支持され、台湾市場の投入後約4年で約3万7千台の販売を記録。
2002年にはキャブレター車(5CA)に加えYAMAHA初のフューエルインジェクション(FI)モデルがラインナップに加わる。
当初は日本への並行輸入が多数行われていたが、2004年よりプレストコーポレーションが日本での正規輸入取扱業者として販売を開始する。
その後、2008年新車騒音規制値をクリアできず生産終了。
初期型から最終型まで同じスタイルを10年貫いたロングセラーモデルとなり、日本では「コマジェ」の愛称で親しまれた。
詳しくお知りになりたい方は以下をご覧ください。コマジェ愛が感じられる素晴らしいページです。
2002年 YAMAHAのニュースリリースより
【ショップ選びと納車】
●逆輸入車ということ(どこの店でも修理をしてくれるわけではない)
●すでに生産が終わっている機種であること
●持病が少なからずあること(燃料ポンプの不具合など)
●長く乗りたいので、ショップとのお付き合いも長くなること
以上のことを踏まえ、ショップ選びは慎重に(過去に中古バイクをショップから購入したことがないのでなおさら)行いました。何軒もまわり、信頼のできそうな店をやっと見つけることができました。
現車の程度が素晴らしかったのはもちろん、コマジェの知識&販売実績が豊富なのと、何よりしっかりと仕事をされている姿勢が伺えたので、入店してから決断に至るまで非常に早かったです。ただこのショップまで私の家から25㎞とちょっと遠い。それも実家とは真反対の方角・・・(-_-;)
納車整備に伴い、ついでに以下のことをお願いしました。
●加速最重視でウエイトローラーを軽量化(11g→9g)
●前後タイヤ交換
●キャリアの加工取付け
●燃料ポンプの交換(コロナの影響で物流がストップしており、入荷が未定。結局、現物が入り次第ということになりました)
諸般の事情で納車まで、まる2週間かかりました。まぁ~この時間の長いこと長いこと・・・。
納車前日は興奮して1時間しか眠れず。←50過ぎたオッサンが遠足前の小学生と全く変わらない(笑)
当日はヘルメット持参の上、電車でショップへ向かいます。朝の通勤ラッシュを避けるため、6時過ぎに家を出て、ショップ開店2時間前には現地に到着してしまったので適当に時間をつぶしました。
10時開店。代金を支払い、一通りの説明を受けいよいよお待ちかねの引き渡し。ショップのオーナーさんと整備をしてくれた若いお兄さんにお礼を言って出発。
走り出して真っ先に思ったこと。
「直進安定性+乗り心地に関して(原付二種では)まさに敵なし!」
「これならロングツーリングも行ける!」
まっすぐ家に帰りましたが、わずか40分で帰宅。行きの電車+徒歩の2時間は何だったのでしょう。あらためてその機動力を再認識させられました。やはりバイクっていいですね。
新旧比較 同じ原二とは思えません。
【納車後一週間が過ぎて】
まず‟М字開脚”と呼ばれるハンドルカバーがカッコ悪いので真っ先に取り換えようと思ったのですが二日で見慣れました。気が変わるまでこのままでいこうと思います。その他、快適に乗るためにコツコツと手を加えて行こうと思っています。
納車3日目にして早速、奥方様を乗せて日帰りツーリングに出かけました。富士山周辺まで行き、トータルで約300㎞を走りましたが、体力的にまったくの余裕で、この選択は間違っていなかったことを強く確信しました。
「さて、次は何処へ・・・」
目的もなくフラっと出かける気にさせてくれる、コマジェのある生活は始まったばかりです。
マジェスティ125という選択 終
Posted at 2020/07/10 02:39:15 | |
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バイク | 日記