先日のブログで
タービンが逝った為にハイフローに交換したと記載しました。
折角なので書き留めておきたいと思います。
覚え書きになりますが、詳細はこうでした。
年に1回、大学時代の走り仲間が集まり、サーキットへ地元から向かう途中のこと。
出発地から100km以上離れた峠道で、前を走っていたバスが登坂車線に寄せたのを確認し、追い越そうとギアをセカンドに落としアクセルを踏みんだ瞬間の出来事でした。
いつもなら気持ち良いロータリーサウンドを轟かせ、瞬く間に加速度を増していく愛機FDが
「ブオォォォォォーン、ゴンロロロロr・・・」
まったくEgの回転が上がらない。
2速に入れようとして4速に入れてしまったかのような失速具合。
ブースト計を確かめると、丁度セカンダリーが始動し始めるタイミングで
0kPaを指したまま、それより上に針を進めようとしない。
セカンダリータービンが仕事をしていないのです。
やがて、追い越そうとしたはずのバスの後塵を拝することに。。
白煙を噴いたわけでもなく、何かが壊れたような異常な音もしない。
吸気温度が高すぎてセーフティーモードになっただけ・・・。
そう信じて、何回もクーリングして加速してみるが、全く加速してくれない。
藁にも縋るおもいで、たまたま見つけたマツダのディーラーに駆け込む。
口髭を蓄えた、いかにもベテラン風のメカニックがスロットルワイヤーを押しながら一言
「タービン逝ってるね」。
…そんなはずはない!
私の知ってる限り、
タービンブローというものは白煙を濛々と吐き上げ、
金属音がガラガラと鳴り、誰にでも”壊れた”とわかるものだったからです。
その後、虫の息でなんとか自走して家路につく。
もちろんサーキットには行けない。
混沌とした気持ちで、重い腰を上げ原因究明にあたる。
ディーラーに預けたいところだったが、なにせ超がつく田舎の実家から
最短のディーラーまでは
約100km離れている。しかも峠道。
ネットや書籍で調べてたら、まずは
「ソレノイド関係」
「インタークーラーパイプ抜け」
「ワンウェイバルブ」
「触媒のつまり」etc.を疑うべきとのこと。
手軽にチェックできる場所はは
すべて異常なし。
あとは、”ソレノイド関係”か最終的にはタービン本体です。
この時点で、まだタービン本体の故障を全く疑ってません。
ダイアグ(自己診断)でチェックしても異常はなし。
といっても素人判断なので自信が無い。
無駄金覚悟でソレノイドユニットassyごと交換(5型なのでassy交換じゃないと厳しいらしい)。
もう、十中八九ソレノイドだと決め付けていたので、これで直ったと試運転。
「まったく直ってない・・・」
もうここまでくるとタービン本体から目をそらすわけにはいかない。
各部を分解し、セカンダリータービンのインペラが見えてきた。
軽く指で羽を回してみる。
「回らない」
もう一回、
強めに回してみる
「まったく動かない・・・」
終了です。
結局、最初にディーラーの
親父さんが言ったことが当ってました。
その言葉を信じなかったのが運のつきでした。
無駄な労力、お金を使って結局タービン故障。
相当落ち込みました。素直にレッカーでディーラーまで運んで預ければいいものの、
意地を張って素人判断で無駄なことやった自分が馬鹿でした。
やっぱり専門家の言うことは聞くものだと。
餅は餅屋です。
その後、どこで修理しようか迷ったのですが、どうせレッカーで長距離を運ぶなら
おもい切って、昔から憧れていたナイトさんにお願いすることにしました。
いろいろ親切にアドバイスしていただいて、本当に有難かったです。
複数ある選択肢の中、
ハイフロータービンに交換という決断をし、
約1週間強で車が仕上がりました。
元通り、いや、一皮剥けた愛機に感涙。
ずっと大切に乗っていこうと心底思いました。
しかし、
タービンが故障したのに、なぜ何の異音もなく白煙も噴かなかったのでしょう?
それは下記が原因でした。
上の画像にも示していますが、5型は
コンプレッサハウジングとコンプレッサインペラの間隙(チップクリアランス)をアブレーダブルシール(画像の黒い部品)という部品を使用し、最小限にすることで過給エアーがほとんど漏れないようにし、パワーアップを果たしているらしいのです。
そのアブレーダブルシールに使用しているの素材が
”樹脂”なのです(動画で取り外している黒い部品)。
アブレーダブルシールを金属のハウジングにビスとシールで固定しているのですが、何かが原因で
アブレーダブルシールが外れてインペラに固着→セカンダリータービン機能停止。
ということだったみたいです。
不幸中の幸いですが、シャフトが折れてないので暴れてオイルを吹くってことも
なかったし、シャフトやインペラなどの破片がEgに混入し、Egブローということも
無かったのです。
なるほど、
それで白煙を噴くこともなく、異音もしないわけです。
画像の
赤い矢印で示している部分がインペラに接触し、削れてしまった部分です。
ちょっと分かりにくいですが、
ギザギザになっているのがわかりますでしょうか?
交換したハイフロータービンはこの樹脂パーツを使用していないので、
同じトラブルに遭遇することはなさそうです。
壊れたタービンはお部屋のオブジェとして一役買っています(=´▽`)ゞ
今回の教訓:
『芸は道によって賢し』 『下手の考え休むに似たり』
※長文乱文最後までお読み頂き有難う御座いました。何か間違っている点がございましたらご指摘ください。
画像および動画に映っているブレードは純正と異なるものだったと思います。
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Posted at 2007/07/20 15:27:04 | |
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