エーモン 非常信号灯 / 6723  

【総評】
いわゆるLED発炎筒。車検対応・保安基準適合品という触れ込みの、発炎筒の代替品。標準的な発炎筒を模した見た目通り、デイズの発炎筒ホルダーにも収まるサイズです。スペック上は単4電池2本で赤色LEDを連続20時間点灯させることができるとされていて、4年の使用期限がある使い捨ての発炎筒よりも長時間点灯し、かつ再利用可。電池の寿命はあるとしても、維持費もローコストです。もっともAmazonなどのレビューを見る限り、まれに保安基準の文面の解釈で「単4乾電池2つを単3乾電池と同等の性能とは見なすことはできないからダメ」など、車検NGにされてしまう場合もあるようですし、日中の視認性など一長一短はあるようです。

発光部分が太くなった形状のため（レンズ部分の太さはφ35ミリ以上でなければならない、という保安基準があるそうです）、車種によってはそのまま発炎筒ホルダーに収納しようとすると引っかかってしまいますが、この商品には発光部分を中心からずらすことによって、形状をホルダーに適合させる機構が備わっています。ちなみにデイズの場合はどちらでもよく、一応そのままの形状でホルダーに挿入してしまうと、突き当たりまであと数ミリというところで引っかってしまうのですが、特に問題なく保持できるようです。

2016年5月購入。購入した最大の動機はカタカタ音対策だったのですが、それについては整備手帳をご覧ください。
http://minkara.carview.co.jp/userid/2472498/car/2004195/3748609/note.aspx

なお、私はエーモンが販売しているものを購入しましたが、小林総研からも同等品が発売されており、型式番号はどちらも同じ「MUB-R9-E1」です。小林総研から発売されているものには、φ32ミリ発炎筒用のホルダー用のアタッチメントが同梱されており、トラックなどの発炎筒ホルダーにも適合させることができますが、エーモンから発売されているものにはアタッチメントが付属しません。私の場合はφ32ミリ用ホルダーが不要だったのと、あとエーモンの方が少し安かったので、エーモンの方を選びました。

【満足している点】
車幅灯、フォグランプ（純正イカリング）、ルームランプ、シフトイルミ、ストップランプ、バックランプ、ウインカー……に続いて、いよいよ発炎筒もLED化できました。

あと、いざという時にこの手のものが躊躇なく使えることって大事だと思います。原因不明のエンジントラブルで路上で車が動かなくなった時、頭の隅で「もしかしたら、何度かエンジンをかけ直せば何事もなく走り出せるかも……」と囁く正常性バイアスの声を振り払えないまま、一度使ったら燃え尽きるまで消せない発炎筒を躊躇なく使えるかどうか、そして本当に何事もなかった場合、うっかり点火してしまった発炎筒はどうすんだ……ということを色々考えてしまうと、LED化は合理的に思えます。

【不満な点】
少々玩具っぽいデザインで、LED化の一環としてはあんまり格好良くないかも。普通の発炎筒と違って使い捨てではないので、いっそメッキパーツでもデコれば格好良くなるかな？ ……とも思ってみたのですが、スタートボタンリングを流用するには径が合わないですし、どうしたものか。

関連情報URL：http://www.amon.co.jp/products2/detail.php?product_code=6723