ECU基板　コンデンサーの交換

私のステラが世に出て13年くらい経ちます。
コンデンサーチューンをいろいろ推察してみるに、『車内で使用されているコンデンサーの劣化を補うことで成果が上げられるチューン』ではないかと考えています。
コンデンサーの寿命自体は10年チョイくらいと考えると、交換するのも頃合なのかなと思い、今回手を着けてみました。
ヴィヴィオがECUコンデンサーの液漏れで動作不能になるってケースも散見されてるようですが、少々気が早い感じもしますけどね。

ECUそのものは助手席のクローブボックスの下にボルト3点で固定されているので10mmソケットレンチで外してから接続されている3つのソケット外して取り外せます（その前にバッテリーのマイナス外すのをお忘れなく・・・。）

取り出したECUの四隅のビスで固定されているのでそこそこ値の張るプラスドライバー（100円ショップ物とかだと固くてなめるかも）で外すとパカッとカバーが開きます。

基板には2種類計7個のチップアルミ電解コンデンサーが取り付けられています(写真赤・青丸部分)。
防水防塵用かなワニスに保護されて何者をも寄せ付けそうもない堅牢なステラの頭脳です。

コンデンサーの解釈の話はパーツ紹介で書こうかと思います。
失敗用の予備も含めて多めに仕入れしました。

・・・が、電子工作に関しましては才が無いといいますか、チップコンデンサーの交換なんて出来るのかしら？（半田ごて2本要るみたいだし）

こんな時はプロに任そう・・・ウン。
ってな訳で代わりにハンダ付けしてくれそうな所を探す・・・。
1件目は断られました。
「やっぱこう言うのは難しいのかな？」と思いながらも、次にお打診したもう1件は快く受け入れてくれました（ありがとうございます）。

写真は交換の様子をお写真にて頂いた様子。
出来映えも交換前とそん色ないです（さすがです）。

戻ってきたECUを戻してテストした所、特に問題なく動作しました。
ECU内の憂いも払拭されてもう10年は乗れそうです。
プラシーボ的に車自体が若々しい感じになりました。

動作OKの報告も兼ねてコンデンサーを交換してくださった御担当の方にお礼と恥ずかしい身の上話を少々添えて送った所、この方もスバル車のオーナーさんでした（なんてご縁）。

加えてご住所は私がその昔住んでた所で、愚か者の私に対しても親切な人が多くいらっしゃってて住み良かった。
またこの町の方の御好意に預かって、我ながら気恥ずかしい感じもしました。
御担当のお話ですと、私が住んでいた頃とは町の様相も大分変わっているとのこと。
その内元気なステラを走らせて伺いたいものだなと。

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしやうらぶれて異土の乞食となるとても帰るところにあるまじや
ひとり都のゆうぐれにふるさと思ひなみだぐむ
そのこころもて遠き都にかへらばや
とほき都にかへらばや
―室生犀星『小景異情　その2』