【ふと思い出すと食べたくなる昔ながらの味わい】支那そば パオトウ

夏休みに家族で訪問。
こちらのお店は、数十年前、先代の店主が幸手市内の国道沿いに店舗があった頃から利用しているお店です。(当時は自分はまだ3歳ごろでした)
ラーメン好きだった父が、自分が幼いころに何度も訪れていたそうです。
父はもうすでに他界していますが、このお店の事を話していたのを覚えています。

そして、いつからか現在の場所へ移転。
当時は、この近所にも個人のレストランもあったのですが、現在はなくなってしまったようです。


前置きはこの程度にしておいて、お店を囲むように大きな駐車場。
大型トラックでもラクラク停められるほどです。

お店の外観です。
この建物で、30年は経過していると思います。かなり年季の入った建物。


お店の中はカウンターが10席ほど、テーブルが1つだったと思います。
昔は、6名ほど入れる座敷があったのですが、現在は店主の休憩スペースになっているようで、利用できないようでした。

メニューです。




支那そば600円、味噌ラーメン650円、餃子400円をいただきました。

まずは味噌ラーメンが提供されました。
程よく火の通ったもやしが載っています。


麺は中加水のプリプリとした食感のいい麺です。
スープは少し味噌が強めに出ており、出汁の存在がもう少し欲しいところ。



続いて、支那そばが提供されました。


わかめ、メンマ(ここはシナチクというべきか？)、チャーシュー、刻みネギとシンプルなトッピング。しかし、ひとつひとつが手仕込みの丁寧さが感じられます。





麺は、低加水の細ストレート麺。
スープの吸い込みが早いと思われるので、大盛りを注文されるかたは、食べるのが忙しくなるかも(^^;
ただ、細いながらも歯ごたえとしなやかさを併せ持つ麺。
鶏ガラ主体と思われ、油少なめのすっきりとしたスープにはピッタリ。


続いて、餃子が提供されました。
お店で餡を手作りし、一つ一つ手作業で包んでいます。
やや薄めの皮に、ニラと肉の旨さがギッシリと詰まっています。
ニンニクのパンチも強く、とても満足度の高い餃子です。



支那そば、突出する旨さではないのですが、この味をふと思い出したときに食べたくなるのが、このお店の魅力です。
ラーメンと言わず、「支那そば」という表記にしていることに、お店の並々ならぬ拘りを感じます。

ごちそうさまでした。美味しゅうございました。


【お店情報】
店名 支那そば パオトウ
住所 埼玉県北葛飾郡杉戸町大字遠野508-1
電話番号 0480-38-4031