1
20年以上前、EGシビックでクラッチがスカスカになって焦ったことがありましたが、原因はクラッチホースからのフルード漏れでした。
その時の苦い経験を一体どうして忘れてしまったのかわかりませんが、これまで交換したことがないことをふと思い出して、クラッチホースを交換することにしました。
2
モノは純正でもよいのですが、せっかくなのでステンメッシュホースにしてみました。
どれも大差はないだろうとKTS製のものにしましたが、何とも微妙なことに・・・。
その他のものは主に使用した工具類です。
真ん中の黒いものはブリーダーキャップで、フロントキャリパーから拝借したものです。
3
クラッチホースは左ストラットタワーの下、ドライブシャフトの上の方にあります。
純正ホースをバイスプライヤーで潰してフルードの流出を最小限にしてから、フレアナットレンチで緩めます。
ブレーキホースもそうですが、フレアナットをスパナで緩めようと思わない方が賢明です。
締め付けトルクこそ低い(15N・m)ですが固着していることが多く、スパナで緩めるのは無理だと思ったほうがよいです。
4
緩めて取り外したら、素早くパイプ側にブリーダーキャップを被せておきます。
今回いつもホームセンターで買う純正ブレーキフルードが売り切れてしまっており、100ml程度しか手持ちがなかったので流出が最小限になるよう気をつけました。
周りが濡れているのは、散ったブレーキフルードを洗い流したものです(作業中、こぼれたブレーキフルードはこまめに洗い流しておきましょう)。
ホースのクランプはペンチ等でつまんでスライドさせるようにして取り外します(固い場合は潤滑剤を)。
5
購入したKTS製と純正の比較。
フィッティングは純正同様ということですが、ジョイントの角度が純正と若干異なり、少し捻った取り付けになるのがちょっと心配です(装着後は、これなら大丈夫かな?という程度でしたが)。
またステーに開いたD型の穴に嵌めるところ、純正のように面取りしていないため注意が必要です。
ぐっと力を入れれば嵌まるのですが、車上では難しいかもしれないと思い、マスター側のステーをボディから取り外して装着しました。
6
取り付けは逆の手順で行うだけですが、ホースにフレアナットを締め込むときに、微妙な位置のずれでなかなかネジが掛からないことがあります。
そんなときは無理をせず、写真のようにステーをフリーにするか、クランプを後回しにして先にフレアナットを取り付けましょう(クランプはハンマーで軽く叩いて装着します)。
また、フレアナットは斜めに締め込んでネジ山を壊してしまわないよう、締められなくなるまでは必ず手締めします。
7
ホースを装着して元通りになったら、エア抜きです。
狭くて難しいですが、バッテリー側から腕を伸ばしてやればなんとかスレーブシリンダーに手が届きます。
今回のようにマスターシリンダーにエアを噛んでいない場合は、ブリーダーを緩めてしばらく垂れ流しにするだけである程度エアが抜けてきます。
途中でブリーダーを締めて何度かペダルを踏み、またブリーダーを緩めて垂れ流し、最後に2~3回普通のエア抜きをすれば十分です。
8
もちろんフルードの残量には十分注意を払っておきます。
補充はペットボトルを切ったものをジョウロ代わりに使うと、サイズもピッタリでおすすめです。
すべて作業が完了したら、あらためてフレアナット周辺を清掃し、乾燥させてからクラッチペダルを何回も踏み、漏れがないことを点検します。
万が一漏れがあるときは、そのまま増し締めするよりは一旦少しだけ緩め、また締め直すほうがよいそうです(と、昔々先輩に教えてもらいました)。
交換後のフィーリングの違いですが、オーナー以外はわからないだろうという程度の差しかありません。
若干切れがいいような気がする、半クラがコントロールしやすい気がする、という程度ですので、予防整備だと思ったほうがいいようです。
フォトアルバムの写真
[PR]Yahoo!ショッピング
関連整備ピックアップ
関連リンク