ラジエーター・ウォーターホース交換

仕事で移動中のこと、停まって窓を開けると強烈なクーラント臭が…。出先に着いてボンネットを開けると、冷却ファンとエンジンの間が濡れていました。

漏れは明らかですが場所は特定できず、水量もリザーバーの上限をやや下回る程度でした。
用事を済ませ、コンビニでペットボトルの水を調達して戻り再確認すると水量は変わらず。では約30km離れた家までとりあえず早く帰ろうと、普段は使わない高速に乗りました。回転を抑え、もちろんヒーターは全開!

しかし、ついに残り5kmでMIDにクーラントレベルの警告。余談ですが、IGオンで点灯せず「壊れてる?」と思っていたメータークラスター中央下の「CHECK」ランプの正常作動をこの時初めて確認できました。
…なんて悠長にしている場合ではなく、水面が底まで下がったリザーバーにさっき買った水を1L補充。何とか無事に帰り着き、いま一度確認するとアッパーホースにクーラントが飛び散って乾いた跡も見つかりました。

M3はその夜、キャリアで運ばれていきました。

加圧して調べてもらったところ、原因は画像の指差した部分。ラジエーターへ水を送るアッパーホースが膨張・硬化して、サーモスタット側の接続が圧に耐えられなくなったためでした。

ここのホースは先日の車検整備でも「ボチボチ換え時」と言われており、次回のオイル交換に併せて…と考えていたところでした。

部品は上下とも国内にあったので、さっそく調達。
こうして比べると古い方はけっこう膨らんでしまっています。ホースが映っている以前の画像と見比べても、膨張は進んでいたようです。

また新品が妙に灰色っぽく見えますが、これは弟が気を利かせて?丸山モリブデンのドライスプレーをコートしてくれたためです(笑)

原因はどうであれ、履歴のないラジエーターもこの際予備的に交換することにしました。

画像は以前メモとして撮影した元の部品のラベルです。BEHR供給の純正品で、品番はコアの厚みが増やされた改良版のようです(S54用と共通)。
「03/12/03」とあるので2003年製造と思われ、少なくとも一度は交換済とわかります。

同じBEHRのOE品(南アフリカ製)へ交換後です。

これまで冷却水「だけは」(!)深刻な漏れに見舞われずに済んでいたので、ウォーターポンプなどのついでにホースも換えておけばよかったですね。