
本日の走行距離。
① R34 スカイライン GT-X … 05km
② R32 スカイライン GT-R … 37km
R32 GT-R に新たな懸念材料(クラッチが重いのはブースターの故障か?)が生じたので、日産ディーラーを訪ねた。クラッチの話の途中でブレーキの構造の話が出てきたので、つい今回のブレーキ問題の質問ばかりしてしまった。その中で最も知りたかった疑問が…
Q.長期間、乗らなかったことにより、ローターとパッドの接触面がずれることはあるのか
である。そして、その回答が…
A.ある
であった。その仕組みは次のような話だった。
1.長期間、乗らずに放置すると、ブレーキローターは鉄分が多いため湿気により錆びる
2.錆でブレーキローター表面にそれまでなかった突起ができる
3.ブレーキローター表面の錆による突起の形状によっては摩擦係数が上がる
(ブレーキパッドの食いつきがよくなる)
4、久しぶりにブレーキを使う際、弱いブレーキで徐々にローターの錆を落としていけばよいが…
5.久しぶりにブレーキを使う際、いきなり強いブレーキを使うと…
錆びたブレーキローターの突起に強く押しつけられて食い込んだブレーキパッドが、ずれる
∴ 久しぶりにブレーキを使う際の一発目のブレーキは大事
…ということらしい。
この話を聞いて、実にすっきりした。晴れ晴れとした気分になった。
修理上がりの GT-R を引き取った際の帰り道、僕の最初のブレーキタッチはとても軽いものだったのを記憶している。ブレーキの異常を感じた僕は、U ターンしてほとんどブレーキを使わずに済むような運転をして整備工場に戻った。事情を話し、しばらく乗らなかったからブレーキの錆で…云々と言う整備士に、そのレベルの症状ではないと話して乗ってもらったのだが、その際のブレーキテストが乱暴に感じたのを記憶している。さらに、整備工場に戻ってからブレーキテスターで前輪、後輪ともにフルブレーキテストをして前後ともに何とか数値は出ているから、しばらく様子を見てと言われるがままに帰ってきた翌日、一時停止の弱いブレーキで、ブレーキが抜けてペダルを床まで踏み抜いたわけだが、マスターシリンダーが完全に壊れる直前でも、フルブレーキテストをされた際にマスターシリンダーは最後の圧力を保って、車検に通る数値をたたき出したのだろうか。或いは摩擦係数が上がったブレーキローターだから、車検に通る数値を出せたのだろうか。いずれにしても、この時に強いブレーキが使われてしまったのだ。そして、マスターシリンダーの修理後、圧がしっかりとかかって徐々に(マスターシリンダーも慣らし運転をした方が良いかなと考えていたのでw)ブレーキローターの錆が落ちても、ローターとパッドがずれてしまった状態では十分な摩擦が得られず、現在に至る…という流れだったのではないか。このように考えると蓋然性が高い。かなり、すっきりした。だが、まだ何か未解決事項があるような気がしてならない。僕の勘だ。
本日走行後の右前ブレーキローター
ブレーキパッドがずれてパッド表面の凹凸がローターの凸凹と合わなくなり線模様が残っている

この三日間の走り込みでローターに残る線模様はかなり減った
実はブレーキパッドをローターの凸凹形状に合わせるパッド研磨を加速させるため、道路状況により左足ブレーキでブレーキ引きずり走行を試みたのだ。
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Posted at
2016/01/07 23:58:56