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2016年12月11日 イイね!

ミシュランタイヤには何かある

ミシュランタイヤには何かあるミシュランの最新スタッドレスタイヤを純正ホイールに組み、今月初め R34 に装着、60km/h 以下での 200km の慣らし走行を経て、500km 走り込んだ。


車体に装着する前に早朝、タイヤ空気圧をメーカー指定が 2.2kgf/㎠ のところを XI3 205/55R16 はエクストラロードタイヤである為、スタンダードロードタイヤと同等の負荷能力を確保する 230㎪ に 10㎪ を加えた 240㎪ に設定した。



車体に装着後、走り始め一発目のハンドリングで軟らかいと感じた。ハンドリングの手ごたえが低下したのはグリップが低下したためだろう。7℃以上という高い気温でのドライ路面において、スタッドレスタイヤにサマータイヤ同等のグリップを期待すること自体に無理がある。仕方がないことだと思った。ミシュランといえどもスタッドレスタイヤのドライ性能は…と思いかけた。

ところが、直線区間を走るたびにミシュランタイヤの真価の一部に気づき始める(下記)。
その後、気温が 3℃まで低下した際にウェット路面を走行したが、ますますスタッドレスタイヤの本領発揮という感じでしなやかにきれいに走った。サマータイヤのままにしていたら、積雪はなくとも低い気温により硬化したゴムで乗り味が悪化するところをミシュランのスタッドレスタイヤで実にきれいに気持ちよく走ることができた。


〇ミシュランタイヤは音がよい

音響機器の話のようだが、タイヤが空気を切り拓く音、路面と接するときに発する音、それらが混ざり合った音…その音質がよいと感じる。上質である。そして、その音量が小さい。スタッドレスタイヤ装着時よく耳にするワーンという音とは無縁だ。実に音質が良いのだ。


〇ミシュランタイヤはきれいに転がる

体が感じるタイヤの転がりが実にきれいである。柔軟なゴムによって路面の凹凸をうまく吸収してくれているのか、タイヤ自体が真円に近いのか、その両方に起因しているようにも感じるが、転がりの印象が実に良いのだ。ミシュランタイヤの転がりのきれいさは異次元、別格だと思える。


上記でミシュランのスタッドレスタイヤは…とせずに、ミシュランタイヤは…としたのは、ミシュランのサマータイヤ (MICHELIN Pilot PRIMACY ) も実に静かにきれいに走るからだ。サマータイヤも全て純正ホイールに組み3セットを履き比べしているが、ミシュランは二位以下に大きく差をつけて断トツ最上位の良さである。きれいな道に出れば、ますます音もなく実にきれいに走る。空中浮遊&平行飛行感を満喫できる。あまりにも美しい走りをするためか鳥肌が立つ生理現象が起きる。ある種の快感を味わえる履くのが一番楽しみなサマータイヤである。

主観を除き事実のみ記述するならば、MICHELIN Pilot PRIMACY は他のサマータイヤ2セットに比べ実に軽量である。ばね下荷重を軽減してくれていることに走りの良さの一端があるのかもしれない。いずれにしても僕にとっては最高のサマータイヤである。





実は商品到着時、新品のスタッドレスタイヤが梱包レスで送られてきたのには唖然(あぜん)とした。これまで様々な販売店を通して何セットもタイヤを購入してきたが見事に梱包されているものばかりだったからだ。今回、製造元から届くタイヤが梱包されずとは…日本的ではないと文化の違いを感じたが、そのような会社の大雑把?な方針が全く気にならないほど肝心の品物がよい。品物が良いとはいっても製品の仕上げが良いわけではない。タイヤ表面には目立つバリが残っているし、車体装着前に溝の深さを測定すると四本とも左右対称になっていない、ホイールに組む際バランスもとりにくい…。しかし、ミシュランにとって、それらは些末(さまつ)なことでしかないのだろう。僕を含めた日本人に多いと考えられる細部まで気になる性質とは異なるラテン民族(←主観)によって、設計された製品だ。細部の仕上げや溝の底部分の形状、均質・均一な生産を可能とする材料・型の開発など…気にもしない人々なのだろう。それら日本人にとってはマイナスに感じられる要素を補って余りある良さが、このミシュランにはある。きっと肝心な部分、抑えるべきポイントが長年の歴史により、しっかりと分かっていて、細部に力を入れる必要がないと判断されているのだろう。タイヤの細部のことなどクルマに履いてしまえば気にならないが、走りは走っている間中ずっと気になる。そういったことを把握した上でのことなのだろう。



自分自身が日本人だからこそ、国産車に乗り、タイヤもゴム製品である以上、国内メーカーのものが最も優れていると信じてきたが、ミシュランを履けばサマータイヤ、ウィンタータイヤともにこのような素晴らしい走りができると知り、考えを改めつつある。ゴム質といった材料だけではないタイヤ設計上、製造上のノウハウ…そういったものがミシュランにはあるのではないか。大らかな社風であろうともタイヤづくりの肝心要(かんじんかなめ)にはその長い歴史で培ってきたノウハウが凝縮されているのだろう、そのように感じるのだ。



ミシュランタイヤを履けば期待以上、想像以上の走りが実現できる。

世界 No.1 タイヤメーカーのスタッドレスタイヤを同じく純正ホイールに組んで、同じく R34 にて履き比べると、そのはしたない音に愕然(がくぜん)とする。こちらもまだ新しく、しかもトレッドが左右対称パタンのスタッドレスタイヤである。同種の左右対称パタンのトレッド面で何故これほどの差がつくのか。ミシュランに比べると、走りもスタッドレスタイヤそのものという印象である。ミシュランのスタッドレスならばサマータイヤと何ら変わらない、否、コンディションによってはサマータイヤ以上の走りをしてくれているのとは雲泥の差だ。比較するほどにミシュランは実力があると感じる。
実を取るならば、断然ミシュランだ。



R34 以外のスポーツ系のクルマに履かせるタイヤも次はミシュランにしたいところだ。しかし、迷いがある。僕はトレッド面のデザインに加え、サイドウォールのデザインも気に入るものを履きたいのだ。性能さえよければ、靴のデザインは問わないという心境にはなりきれない。現在のミシュランタイヤにはスポーツ系であってもサイドウォールにタイヤマン?キャラクターが描かれているようであるが、これが僕の乗っているクルマの雰囲気と合わないのだ。近年の車高の高いぼてっとしたクルマにぽっちゃりタイヤマンが似合っても、車高の低い「しゅっ」とした細身のスポーツカーにはこのぷっくりタイヤマンは似合わないと考えるからだ。僕はこの一点、サイドウォールをクールなデザインにしてくれさえすれば、今後購入するタイヤ全てでミシュランを第一候補として選ぶことになるだろう。それほど性能面でサマータイヤ、スタッドレスタイヤ共にミシュランが気に入ったのだ。






昨日、当地では初雪を観測したが、雨に雪が混じっただけで積雪は今シーズンまだない。
ドライ&ウェット路面のみの 500km 走行の印象だが、積雪路面を走る前からミシュランのスタッドレスタイヤ、MICHELIN X-ICE XI3 が気に入った。
ミシュランには何か特別なノウハウがあるに違いない。ミシュランタイヤには何かがある。



Posted at 2016/12/11 12:11:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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