
本日の運行記録。
① R34 スカイライン GT-X … X
(ちょい乗り)
② R32 スカイライン GT-R … R
(しっかり乗り)
引き続き、R のブレーキの話。
今はこの問題で頭がいっぱいである。
昨日、中性洗剤によるローター洗浄で、表側ローターに付着していた茶色い液状の汚れを 99% 以上落としたが、ブレーキフィーリングの根本的な改善は得られなかった。ローターを素手で触っても手が汚れないほど拭きあげたにもかかわらず、である。昨夜、ローター洗浄前に撮影した何枚もの写真を見ていて、ブレーキ不調の原因を特定することになるかもしれない写真を見つけた。今回の写真である。ブレーキパッドとローターの接触面がずれたかのようにレコード状の筋がたくさん見受けられる。しかもローターの外周側にである。ローターの中心に近い部分でいくらパッドが接触していても、制動力は弱いというのが物の理だ。何故、ローターがこのような不思議な面を見せているのか、長期間のブレーキ不使用によりメカニズム上、このようなことが起こりえるのかなどと昨夜考えていた。なぜ、このようなことになったのか、今も分からない。しかし、ローターがこのような状態ではブレーキの効きが不十分だと感じるのは当然だろう。ブレーキパッド全体が、特にローター外周側に接触するパッド表面が、しっかり仕事をしてくれていないのだから。一人で R のブレーキが十分効いていないと大騒ぎしてきたが、これこそがブレーキ不調の原因ではなかろうか。翻って、X の方はというと、こちらは平らなローター表面が実にきれいである。レコード状の筋など一筋も見当たらない。どうりで X のブレーキはよく効くはずである。
そこで、新たな仮説を立てた。レコード状に摩耗したローターの山や谷に合わせて、パッドも谷や山をつくるように減ってきて、両者が噛み合っているときは、両者が消耗はしていても、それなりにブレーキの効力を発揮していたはずである。しかし何らかの原因で、例えば、ブレーキキャリパーのオーバーホールなどで、パッドの位置が少しでもずれると摩耗した山と谷が合わなくなり、ブレーキの効きが甘くなったと感じるのではないだろうか。分解整備つきの車検あがりのクルマなどで違和感を感じることになりそうである。ローターとパッドがレコード状に消耗している場合は両者をともに交換するべきであって、ブレーキの分解整備などをしてはいけないのではないか。
昨日、329MR さんがパッドとローターの両者を交換して踏み応えが戻ったというご経験を教えてくださった。メッセージのやりとりで、両者を交換して劇的に効きが良くなったという方と、それほど改善しなかったというご経験を教えてくださった方がお一人ずついる。貴重なご経験を親切に教えてくださる方々に心から感謝している。ありがたい、ありがたい。このブログを始めて本当によかった。
僕はパッドもローターも最終的には交換するつもりだ。しかし、その前に、なぜ二ヶ月の修理期間から戻ったクルマが、或いはマスターシリンダーを交換したクルマがこのような症状を発症したのか、その原因を知りたいという欲求が強い。この原因究明は経験豊富な整備士の方にお尋ねするしかないだろうが、せめて、この問題を自己解決できるのか否か確かめたい。
僕は新たな検証実験を開始した。とにもかくにもブレーキを使う走りをする実験だ。パッドの山とローターの谷がずれてしまっている現状からブレーキを多用することで、ずれた部分を擦り減らしパッドに、ローター表面の同心円状の凹凸に沿った新たな凸凹を入れて、再び噛み合うようにしようという目論見だ。新たな接触面を削り出して、噛み合わせを改善する計画だ。僕は他のドライバーよりもブレーキを踏む頻度が低い。これを改め、意図的にブレーキの使用頻度を上げる。今日、さっそく新たな運転法で走り込んできた。この検証実験は長期間を要するだろう。当面、走ってはブレーキローターを観察する、を繰り返すことになりそうだ。
Posted at 2016/01/05 00:00:33 | |
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