ステア応答性を前後の軸重から考えている件。
NSX 二号機についても車検証のコピーが残っていた。
前軸重 後軸重 車両重量
一号機 560 790 1,350 (MT)
二号機 570 820 1,390 (AT)

NSX は AT の方がより後軸重の割合が増える。二号機にはパワーステアリングが装備されていたが、最後まで電動パワーステアリングのフィーリングには馴染めなかった。一号機にはパワーステアリングが装備されていないので、二号機のような違和感はないが応答性には納得していない。その原因が前軸重と後軸重の比率にも関係しているのではないかと考えている。
ホンダのサイトには 『 およそ 40 : 60 』 と記述されていたが、実際にはそれよりもましだった。後軸重は前軸重の 1.5倍はなく、1.4倍ほどであった。どちらにしても、後軸にかかる荷重が大きい。オートマチックでパワーステアリングを装備すると、さらにこの倍率が上がる。ステア応答性の支配要因は軸重比率のみではないだろうが、大きな影響を与えていると感じている。操舵輪の前軸の方により大きい荷重がかかっている方がステア応答性は上がると容易に想像できる。
運転フィーリングからすると、RX-7 の前後 50 : 50 が望ましいと考えている。
Posted at 2016/08/21 23:58:58 | |
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