
199km … R34 スカイライン GT-X
日最低 3.5 ℃ / 06:00 5.4 ℃ / 日最高 17.3 ℃
1024 hPa
早朝、直射日光がタイヤに当たる前に空気圧を確認すると、2.21 ~ 2.23 kgf/㎠ だった。減圧して
前輪 2.20
後輪 2.18
に設定した。前軸重>後軸重 を考慮して、気持ち差をつけてみた。
それから今日はヘアピンカーブをいくつも含むコースを走った。今日だけで約 200km ,ECOS にしてから 340km 走行した。
今日の走行前半で ECOS を把握できたように感じた。その感触は今日の走行後半でも変わることがなかったので、ECOS に対する僕の結論は出たと考える。
ECOS は、しなやかさに欠ける。アスファルトの補修部分やマンホールなどの窪(くぼ)みで、衝撃が首にくる。タイヤの仕事、緩衝機能という大事な役割を十分に果たしていない。タイヤが硬いと感じる。硬いのは構造もそうかもしれないが、トレッド面のゴム質も硬いようだ。トレッド、サイドウォール、サスペンション、ボディ、シート、首へと順に衝撃が伝わってきているのだろうが、サスペンションが仕事をする間もないほどの衝撃をそのまま通過させているかのようにタイヤが転がっている印象だ。WS70 のときは、きしまなかったインパネまわりも、ECOS ではきしみ音が常時出る。路面の細かな凹凸でさえも吸収していないかのようだ。タイヤが硬くてハイグリップならば、硬いことも個性といえるのかもしれないが、ECOS はハイグリップタイヤではない。しっかりと路面を掴(つか)んでいるという感触はない。サマータイヤというだけで、何か特別な長所を与えられたタイヤではないように思った。そうか、ECOS はライフ重視のタイヤだった。
ヨコハマの Web サイトには…
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ロングライフと確実なウェットグリップをお求めのお客様に。
実用燃費の向上をはかりたいお客様に。
「合体ゴム」の採用が、スタンダードタイヤのさらなる進化を実現した。
タイヤ寿命を犠牲にすることなく、ウェットグリップ性能と優れた省燃費性能を獲得した。
好評の乗心地とタイヤライフはそのままに、ころがり抵抗、ウェット性能、静粛性を飛躍的に向上。
これが合体ゴムの力。
http://www.yokohamatire.jp/yrc/japan/tire/brand/dna/dna_ecos.html
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とある。一番に 「ロングライフ」 を売りにしている。それから燃費性能が続く。
合成ゴムのスタンダードタイヤ、であるらしい。合成ゴムでもウェットグリップ性能と優れた省燃費性能を獲得した、ということか。合成ゴムの力で、ころがり抵抗を…飛躍的に向上? 転がり抵抗を大きく減らした、と言いたいのだろう。
タイヤの製造年は全て 2012年なので経年劣化を感じられるほど古いタイヤではない。或いは、合成ゴムは早く劣化するのか。ロングライフが最大の売りであるタイヤで、経年劣化が激しいのは困る。強いて良い点を挙げるならば、路面がきれいな場合、パタンノイズが少ないと感じられた点である。
YOKOHAMA ECOS、このタイヤは経済性重視のタイヤだ。それも持ちが良いという。つまり、トレッドが減りにくいタイヤ。すなわち、トレッド面が硬いタイヤということだろう。しなやかでしっかり感もありグリップも十分と安心できるタイヤではなく、首が疲れる硬いだけのタイヤが長持ちしても…
YOKOHAMA ECOS、僕の関心はここまでだ。
累計出荷本数が 3,000万本と誇らしげに謳(うた)ってある。単純計算で 750万セットが出荷されて、750万台分も装着されたということか。
世間で支持されているタイヤがどのようなタイヤであるかを知ることができた。
Posted at 2016/03/29 23:59:07 | |
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