2016年11月18日
敬意を表すべき誠実なメールをいただいた。
反撃してしまったことを反省した。
忍耐力を身につけたい。
Posted at 2016/11/18 00:55:55 | |
トラックバック(0) | 日記
2016年11月11日
前回のブログに届いたコメントはユーザーによる燃費測定を全否定するかのような内容だ。
コメント主によると
① 「定量の燃料を測ってはいない」「気分が満タンなだけ」
② 「定位(シャシダイナモ)で走行していない」
③ 「同気温、同湿度、など同条件とは必ずしも言え無い」
だそうである。
また、僕の活動についてコメント主は
「レーサー(メーカーのチーム)でもないのに良く調べるな…」
と。
当のコメント主はレーサーかメーカーの社員か…。そもそも僕の研究テーマをレーサーやメーカーが調べているのだろうか…甚(はなは)だ疑問である。
燃費計算の元データに難癖をつけるくらいであるから、少なくとも燃費測定で不正をはたらいた三菱やスズキにお勤めではなさそうだ。
この方の弁では、満タン給油により燃費を計算しても「気分が満タンなだけ」で「違いますネ」と。世の多くの燃費計測ドライバーの試行錯誤を全否定するコメントだ。
給油ノズルの給油停止機能が作動するところまで給油しても、その都度、満タン具合には差があることは想像に難くない。誤差は生じるだろう。しかし、そうであるからといってレーサーかメーカー社員か何か知らないが、個人ユーザーが行う燃費測定をそこまで否定することもないだろう。また的外れであるから、なおさらである。
誤差は誤差である。完璧な燃費データなど求めていない。そもそも完全同一条件による完璧な燃費データなど、この世に存在しない。燃料の産地や採取時期、精製方法、添加剤の配合や量…言い出したらきりがない。重要なのは大凡(おおよそ)の傾向だ。あるセッティング変更で燃費が向上するかというテーマで僕が試したのは、タイヤ空気圧を過剰にした実験だった。結果は、誤差程度で大きく燃費が向上することなどなかった。これで十分なのだ。世にはびこるクルマ都市伝説の虚に気づけただけで十分だった。
空気圧を高めにした方が燃費が良いとはよく耳にするが、では具体的にどのくらい良くなるのか? 5%程度改善するのか、10%近く改善するのか、はたまた 20%…?
実験では 1.5%の違いしか出なかった。しかも悪化する方向にだ。だからといって僕はこの実験結果をもって、空気圧を過剰にしたら燃費が悪化すると結論付けたわけではない。空気圧を過剰にしても燃費が大幅に良くなるわけではないと結論付けている。国語の読解能力がある方なら僕のブログの真意を正しく読み解けるのではないか。
次にコメント主が確信を持って主張している空気圧変化によるタイヤ外径の変動について。
タイヤ外径は、240kPa と 280kPa とでは具体的にどのくらい変動するのか? 3%程度? 5%近く? …実際の変動は 0.5%未満だ。
簡単な実験で確かめられる。クルマを運転できる環境があれば誰でも検証可能だ。
繰り返し走れるコースで 20km 程度の走行区間を定める。その区間をタイヤ空気圧を変えて走り、その距離を区間距離計で計測する。区間距離計で 0.1 km の差が生じれば、最大でも 1% 未満の外径変化だと推定可能である。距離計で 0.1km の差ならば、約 0.5 %の外径変化としてもよいのだが、距離計で 0.2 kmの差を示す直前かもしれないので念のため 1%未満とした。
僕は自宅から自宅でちょうど 20.0 km のコースを使い繰り返し実験した。その結果は何度、試しても 20.0 km ちょうどである。ゆえに外径変化は最大でも 0.5% 未満である。
0.5%未満のタイヤ外径変化により燃費が見かけ上 0~0.5%未満悪化したはずだという見解ならば真だと考えられる。しかし僕の実験では空気圧を過剰にすると燃費が 1,5% ほど悪化したのだからその見かけ上の数字以上に悪化したわけだが、それでも僕は誤差範囲だと結論付けているのだ。
もう少し現実的に具体的に考えよう。
コメント主が考えているように、タイヤ空気圧を高くすることでそれほど大きな外径変化を引き起こすものなら、タイヤ空気圧だけで走行距離を少なく見せかけることができてしまう。距離計に影響を及ぼさないからこそ、タイヤメーカーによっては
「空気圧調整は指定の数値を下回らず、上限は10%程度に!」
と記述しているのだろう。また次のような記述も見られることから、タイヤサイズが異なるくらいでなければ距離計に大きな影響を及ぼさないことは容易に想像できよう。
「タイヤの外径が変わってしまうようなインチアップをすると…タイヤの円周の長さが変わってしまうため、スピードメーターの誤差が起こる原因となってしまいます」
コメント主はより具体的に数値で考えた方がよい。
「外径に変化を及ぼす事は明白のハズ!」ではなく、外径が約〇%変化するので距離計にも約〇%の影響を及ぼす、と数値で考察すると物事をより実態に沿って把握できる。
また、そのような文面の方が頭も良さそうに見えるハズ!(笑)
コメント主は勝手に期待して、自らの勘違いで勝手に「ガッカリ」した様子である。
コメント主が小学生の理科で培う実験手法の考案もせず自説の真偽も確めないまま見当はずれな主張をすることに対して、僕の方がよほど落胆させられた。不愉快だった。何故、このような言われ方をされなければならないのか。
コメント主が使った「スルー」という言葉も不適切だ。僕のブログに来て「いつもは…スルー」とは。
コメント主のブログに届いたコメントを、コメント主が「スルー」すると言うなら分かるが、コメント主は僕のブログを訪れたのだ。あまりにも自己中心的な物言いである。
冒頭からコメント主の言い方に首を傾げた。
「かなり個性的な方の様ですが、今回はコメントさせて頂きます」
とは、逆接の文章として違和がある。また慇懃無礼(いんぎんぶれい)である。「個性的な」とは暗に「変わっている」と言いたいのだろう。文面からは肯定的なニュアンスが伝わってこない。
見ず知らずのコメント主にそのような否定的なニュアンスで「個性的」だと言われる筋合いはない。
それにコメント主に僕の何が分かるというのだ。コメント主は精神科医か心理分析官か。
このような不躾(ぶしつけ)なコメントが届いたのは初めてだ。何度読み返しても、人格攻撃を受けたように感じる。ブログを続ける気力が失せた。今後コメント主がこのような失礼なコメントを寄こしても答えるつもりはない。このコメントを読んだ瞬間にもう書くまいと思ったのだが…
二度にわたりブログを更新するよう進言してくれた君にこの文章を捧げる。
僕は『倍返し』できるくらい元気だよ。気遣ってくれてどうもありがとう。
Posted at 2016/11/11 23:11:11 | |
トラックバック(0) | 日記